第31節 広島戦プレビュー
アウェー:エディオンスタジアム広島
キックオフ 16:00
【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:槙野、阿部、マウリシオ、森脇
MF:青木、武藤、矢島、柏木、ラファエルシルバ
FW:興梠
【展望】
リーグ戦も残り4試合。明日はアウェー広島にのりこみ、サンフレッチェ広島と対戦する。
広島は現在、6勝9分15敗の勝点27で第16位。前節はホームに川崎をむかえ対戦。
序盤から主導権を握ったのは川崎。サイドから揺さぶりを懸けてくる相手に対し防戦一方。40分にセットプレーからGKがキャッチミスしたところに詰められて失点。さらにATにも中盤の広大なスペースから三好に決められて追加点を許し、前半を折り返す。
後半に入ると広島もサイドを起点にゴール前でチャンスを作るも決めきれず徐々にパワーダウン。終了間際の85分に小林が決めてダメ押し。結局0-3で敗れ降格圏脱出はならなかった。
一方のレッズは前節はホームでガンバ大阪をむかえて対戦。
台風が接近し風雨強まる中で試合となったが、お互いにパスサッカーを展開しながら決め手を欠きスコアレスで前半を折り返す。しかし後半に入ると様相一変。開始5分のラファエルシルバのゴールを皮切りに、レッズが奪ってはガンバが追いつくという流れ。
73分に興梠のゴールで三度勝ち越し、いよいよ試合をクローズさせるところであったが、ATにCKから呉屋に決められ万事休す。結局3-3の引き分けに終わった。上海戦から中3日と厳しい日程ではあるものの、ACL圏内となる3位又は4位を狙うには痛すぎるドローゲームだった。
広島は前半戦の不振から7月のレッズ戦後に森保前監督を解任。後任に選手としても活躍していたヤンヨンソン氏を招聘し、チームの立て直しを託された。当時は17位と低迷。15位に勝点5差離れていたが、元ガンバのパトリックの補強など中断以降はリーグ戦では4勝4分4敗。勝点16を積み上げ一時は降格圏から脱するも、ここ3試合は1分2敗と勝利から見放されても16位に踏みとどまり15位に勝点1差と接戦となっている。
双方ミシャサッカーが原点。しかし今は指揮官が代わりそこからの脱却を図るため、システムを変えてきた。それゆえこれまで展開してきたいわゆる“嵌るサッカー”からは遠くなるかもしれない。
降格圏脱出へのモチベーションは相手がどこであれ、ホーム開催ゆえボルテージが高くなる。しかも相手が浦和ならなおさらだ。その苦しみは自分達も経験しているゆえ、どう戦うべきかよくわかる。
レッズとしては相手から強いプレッシャーを受ける立場。これまで降格圏クラブとの対戦は相手の圧力に屈し辛酸を舐めてきた。いわば中位の立場としてそのモチベーションを地力で跳ね返すことができるか…。いわば自分達の闘いと言っても過言ではないだろう。
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