第28節 仙台戦プレビュー
アウェー:ユアテックスタジアム仙台
キックオフ 14:00
【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:宇賀神、阿部、マウリシオ、森脇
MF:遠藤、菊池、長澤、武藤、駒井
FW:ズラタン
【展望】
上海遠征から中3日。舞台はリーグ戦へ戻り、明日はアウェーユアスタにのりこみ、ベガルタ仙台と対戦する。
仙台は現在、10勝5分12敗の勝点35で第12位。前節はアウェーでC大阪と対戦した。上位を相手に先制したのは難しい試合も予想されたが、前半42分にサイドを揺さぶり最後はグラウンダーの折り返しを石原がダイレクトで決めて先制。
後半に入っても70分にクロスから野津田が決めて追加点。その後1点返されるも、77分に椎橋、さらに90分にも野沢が決めてダメ押し。結局4-1の圧勝で勝点3を積み上げた。
仙台は1ヶ月前に行われたルヴァンカップを境に調子が上がっている。準々決勝では鹿島を相手に1勝1敗ながらも得失点差で勝ち上がり史上初の準決勝まで進んでいる。以降はリーグ戦でも2勝1敗。特に2勝とも4得点と得点力もアップしており、より警戒度は増さなければならない。しかしその源となる石原が契約上の理由で出場不可。なんとも複雑な思いでもある。
一方のレッズはリーグ戦では鳥栖と対戦。開始わずか40秒余りで失点を喫すると、リズムが狂いはじめなかなか攻撃の糸口が見いだせないまま前半を折り返す。
後半に入ってもどこか消極的なプレーが続く中で、74分にはCKからマウリシオのゴールで同点に追いつくも、80分にはゴールキックの対応ミスから相手にボールが渡ってしまい失点。しかし85分に武藤のゴールで同点に追いつき終了。かろうじて勝点1をもぎ取ったにすぎなかった。
そして水曜日には今シーズン2度目となる上海体育場へのりこみ、上海上港との準決勝第1戦。最強の攻撃陣を誇る相手に対し、レッズはこれまで通りの4-1-4-1で対峙するも、指揮官は少し修正して臨んだ。
特に相手を前へ向かせないようにすることを第一に警戒して守りに徹するも、15分にフッキの度肝を抜かれるようなミドルシュートを決められて先制を許してしまう。しかし中盤の守備が緩いと見出したレッズはパスを繋ぎ28分には柏木のゴールで同点、。貴重なアウェーゴールを奪い前半を折り返す。
後半はピンチにさらされる場面が多々あり、難しい場面もあったがなんとか乗り切り1-1の引き分け。上出来の結果を携えて帰国する事になった。
ルヴァンカップが敗退した事により、明日の試合を持ってしばしの休息となる。ただ上海での過酷な試合状況を鑑みると大きなメンバー変更も十分に考えられる。特に宇賀神が復帰にメドがついたことで、4バックの左での起用が考えられる。
レッズとすればACLとリーグ戦の狭間ではあるが、4位の可能性もあるだけに1つでも多く勝点を積み上げたいところ。怪我人を抱える中で控え選手達の底上げも必要であり、その起用に指揮官も悩むところであろう。
決してリーグ戦をないがしろにはできない事情もある中で明日はどう臨むのか。もちろん仙台も直後にタイトルに一番近いルヴァンカップ2連戦を控えているだけに、その比重のかけ方も難しいところであろう。
双方心の奥底は計り知れないが、“その先”を見据えた試合となるのは間違いないだろう…。
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