天皇杯ラウンド16 鹿島戦プレビュー
会場:熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
キックオフ 19:00
【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:槙野、阿部、遠藤、平川
MF:長澤、菊池、高木、矢島、駒井
FW:興梠
【展望】
磐田戦から中2日。明日は天皇杯ラウンド16。2シーズン振りとなる熊谷で鹿島アントラーズとの対戦となる。
鹿島はリーグ戦では19勝1分6敗の勝点58で首位。前回リーグ対戦時に指揮をしていた石井前監督に代わり、大岩監督が就任してからより勝星を積み上げられるようになり、ここまで2位川崎に勝点6差。直近のアウェー新潟戦でも2点ビハインドから4点を奪い逆転勝利。現在4連勝中で終盤に向けてもその勢いは止まらない。
一方で、ACLではラウンド16で敗退。さらにルヴァンカップは仙台を相手に1勝1敗ながら得点差で破れ敗退を喫し、狙うタイトルはリーグと天皇杯に限られてしまった。それだけに常にタイトル奪取を目指している鹿島にとっては、どちらも落とせない試合が続くゆえ、気を抜けない展開になるだろう。
レッズは直近の試合では磐田に引き分け。上位との差は縮まらず優勝はおろか3位さえも難しい状況となっている。ルヴァンカップではセレッソに敗退し、ACLで川崎に劇的な逆転勝ちを果たしてから、選手起用からも考えるに、目標をACLと天皇杯にシフトしたような感じがする。
双方連戦を控え選手起用も難しい状況となっている。そういう中で控え選手達の活躍というのが、明日の勝負の分かれ目になると思われる。いわゆるダークホースと呼ばれる選手がしっかりアピールし、花開くかどうかである。
レッズとしては矢島や駒井、菊池らのいわゆるインサイドハーフで起用される選手達がどれだけ好調な鹿島守備陣を相手に果敢に勝負に挑んでそこを打ち破れるかだろう。もちろん最前線の興梠との連携も大事になる。孤立してしまうとそれだけゴールが遠くなるだけにしっかり距離を詰めて攻撃に繋げる事ができればもっと楽しみになる。
大会が変わるという事は使うボールも変わる。さらにホーム扱いとはいえど、これまでの慣れたスタジアムではなく熊谷開催と双方にとって同じ条件といっても過言ではない。
いきなり鹿島相手で難敵とはいえど、新体制では初めての対戦。来シーズンのACLを狙うのならばここは大きな山場であり、打ち破れれば今後に向けて大きな自信となる。
おそらく明日は我慢する時間帯は多くなるはずだ。しっかり守備に神経を尖らせておけば、必ずやチャンスは巡って来る。それをしっかり生かして結果を出して、次のステージを目指してほしい。
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