第31節 仙台戦プレビュー
ナビスコカップの激闘から1週間経ちリーグ戦再開。明日はアウェー宮城スタジアムにのりこみ、ベガルタ仙台と対戦する。
仙台は現在、11勝11分8敗の勝点44で第8位。前節はアウェーで広島と対戦。
序盤から広島の攻勢を受け、10本ものシュートを受けるものの、何とか凌ぎきり前半を折り返す。しかし後半に入っても流れは変わらない中で、ワンチャンスを狙うものの、なかなかゴールに結びつくことができず終了間際の84分に石原に決められて万事休す。結局0-1で敗れ、リーグ戦6試合振りの敗戦となった。
一方のレッズは、前の試合はナビスコカップ決勝戦。国立競技場で柏と対戦。
開始から積極的に攻撃を仕掛けるものの、最後のチャンスに結びつかずなかなかゴールが割れない展開が続く中、アディショナルタイムにレッズのウィークポイントとされる斜め後方からのクロスにFW工藤をフリーにしてしまい先制を許して前半を折り返す。
後半も追いつくべく自陣左サイドを中心に攻めるも、逆に攻撃が一辺倒になりがちになり、主力欠くもののしっかりを守備を固める相手に対し、最後までゴールを割れず結局0-1で敗戦。2年ぶりのファイナリストも再び戴冠を逃し準優勝に終わった。
リーグ優勝を目指すには残り4試合は負けられない状況であるものの、明日の仙台こそ難敵である。それはここ数年の対戦成績にも現れているように、リーグ戦では仙台が再昇格を果たした2010年以降「5分2敗」と勝利がない。しかもその2敗はアウェーで喫している。
これまでの内容を振り返ると常に苦戦が続いており、敵将手倉森監督に研究され嵌められている。さらに仙台は、前節に広島と対戦したことで、その対策に余念がないだろう。
ナビスコカップでは結果が出ず、逆にウィークポイントを衝かれ敗戦を喫したことは、レッズにとっては厳しかったが、この試合から心身両面の切り替えが要求される。そういう中でレッズはミシャサッカーの屋台骨を支える啓太が出場停止ということで、チームとしての力量や中盤の構成力が不安視される。
おそらくその穴を埋めるのは、那須か柏木か山田暢久となるであろうが、このような危機をチーム一丸で乗り切らなければ頂点は奪えないという事は選手達自身が一番分かっていることであろう。そういう中で、明日がこれまで敗戦を喫したユアスタではなく宮城スタジアムというのも、何か変化を起こすには悪くないだろう。
冬の足音が近づく東北の地でしっかり勝点3を奪い、悔しさを振り払い頂点へ向けてラストスパートを切ってほしいと思う。
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