第21節 大分戦プレビュー
明日は第21節。ホーム埼玉スタジアムに大分トリニータをむかえ対戦する。
大分は現在、1勝6分13敗の勝点9で第18位。前節はホームで柏と対戦。
結果はお互い決め手に欠いてスコアレスドローに終わり、リーグ戦の連敗を5で止めた。この日、新加入の梶山陽平をボランチで先発起用。合流初戦ながら、中盤で落ち着いてボールを捌いたりキープできる存在感はとても大きかったように思える。
明日はFW高松が累積警告による出場停止。その穴は森島か特別指定選手の松田が務める事が予想されるが、特に森島はボールをキープでき、またシュート力も強いゆえ、決して力量差だけで侮ってはいけないだろう。
一方のレッズは前節はアウェーで名古屋と対戦。
前半こそ相手のサイドバックの裏をとり何度がチャンスがあったが決めきる事ができず、スコアレスで折り返す。
後半に入ると、60分と64分に相次いでミスからカウンターを発動され2失点。
途中から久々のリーグ戦出場となる山田直輝や関口を投入するも、守備をさらに固めた相手の壁を打ち破ることができず、0-2で敗戦を喫した。とかく相手の素早い攻守の連動に翻弄され、なかなか攻撃のアクセントをつけられなかったのは大きかったと思う。
明日は下位との対戦となるが、教訓となるのが昨年の第28節札幌戦である。あの時も相手は下位に沈んでおり下馬評は高かったが、守備重視の相手に対し、なかなかチャンスを作れず逆にミスを誘発され、それが起点となってカウンター2発に沈んだ。
相手もまだJ1残留に向けて可能性を残しているだけに1つでも多くの勝点を積み上げたいところ。そのためには守備組織を整えてレッズの攻撃の核となるボランチの位置でボールを奪い、一気にカウンターを仕掛けてくることが予想される。特に前回対戦時(第3節)でも同様にミスを誘発され相次いで失点を重ねてしまったことからも、同じ失敗は許されない。
さらにこれまで何度も課題となっていた“浦和攻略法”を跳ね返すいい機会だと言っても過言ではない。とにかく理詰めになるだろうが、決して焦ることなく時間をかけて攻めきってほしい。そしてその結果が今後へ向けての突破口となるように期待したい。
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