第23節 横浜FM戦プレビュー
久々のミッドウィーク開催。明日はアウェー日産スタジアムにのりこみ、横浜F・マリノスと対戦する。
横浜は現在、13勝5分4敗の勝点44で第2位。前節はアウェーで鹿島と対戦した。
開始から相手のペースに押されている状況であったが、19分に小椋から中村俊輔に渡ると、芸術的なスルーパスからマルキーニョスが飛び出し、曽ヶ端の股をぬく鮮やかなゴールで先制点を奪う。
後半に入っても守勢に回る時間帯が多く、何度かピンチに晒されるも何とか水際で防いでいたが、69分に大迫に決められ同点。さらに78分にもドリブルからまたしても大迫に決められて逆転を許してしまう。マリノスも藤田やファビオを投入し、パワープレーを展開するも、中村俊輔曰く「電池切れ」の状態となり一歩及ばず結局1-2で敗戦を喫し、またしても首位の座を広島に明け渡した。
一方のレッズは前節はアウェーで清水と対戦。
相手は、レッズのシステムに合わせて対策を講ずるのかと思いきや、いざ始まってみると自分達のサッカーを貫く形となっていたが、逆にそれが仇となりレッズのロングフィードの餌食となっていた。
前半に奪った2点はいずれもバックラインからのロングパスが起点となり、選手達にしてみればやり易い試合だったと思われる。また甲府戦以来久々の完封勝利は、大分戦での3失点というかつてなかった教訓が生んだ結果ゆえ久々となる完勝の内容だった。
すでにF・マリノスとはわずか1ヶ月ほど前の第17節で対戦しており、この時は一時は逆転するも、後半に齋藤学のトリッキーなプレーとセットプレーから再逆転を許し敗戦を喫してしまった。
敵将の樋口監督は、これまでの対戦相手以上にレッズを研究し警戒している。中村俊輔やマルキーニョスら経験豊富な試合巧者が揃いチームを牽引している。その裏には「アクチュアルプレーイングタイム」の少なさが要因とも言われており、つまり実際のプレー時間が少ない中で魅せる一瞬のプレーが結果を左右するものとなっている。一方のレッズはプレーイングタイムがトップ2であり、どれだけ相手を動かしてスタミナを消耗させるかというのも、勝負のポイントになるのではないかと思われる。
8月末となり、周囲は秋風に変わりつつもまだまだ残暑の日々が続いている。選手達にとっては厳しい90分間になることには変わらないだろうが、このタイミングで訪れたビッグチャンスを逃すわけにはいかない。相性のいい新横浜の地でベンチワークも含めて総力戦で乗り切ってほしい。
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