第11節 鹿島戦プレビュー
明日はJリーグ20周年のアニバーサリーマッチ。ホーム埼玉スタジアムに鹿島アントラーズをむかえ対戦する。
鹿島は現在、5勝4分1敗の勝点19で第3位。前節はホームで湘南と対戦。
開始から積極的にボールを動かしていたのは湘南。鹿島は相手の裏を狙うも単発に終わる場面が多く、逆に何度かあわやの場面を迎えたが、相手のフィニッシュの精度に助けられた。結局前半31分に挙げたダヴィの豪快なゴールが決勝点となり1-0で勝利。GWの連戦を2勝1分で切り抜け、一気に順位を上げてきた。
一方のレッズは前節はアウェーでC大阪と対戦。
前半こそ主導権を握りボールを動かすものの、フィニッシュに精度を欠き得点を奪えないまま前半を折り返す。後半に入っても優勢に進めていたが、63分に自陣低い位置でパスミスからボールを奪われ、最後は杉本に決められ先制点を許してしまう。しかし71分に途中から起用された原口がGK加藤からのパスを受けてから70m近い距離をドリブル。相手に囲まれながらも最後はシュートを決めて同点に追いつく。
さらに82分にCKから那須が頭で決め逆転するも、87分にロングボールからDF陣が揺さぶられてバイタルエリアを開けてしまい、最後は山口に決められ結局2-2の引き分けに終わった。
セレッソ戦では途中出場とはいえ原口、梅崎が復帰。さらに明日は出場停止明けで阿部が復帰し、久々にベストメンバーが揃い踏みする。しかしここ数試合における得点力不足は否めないが、ただこれは興梠1人だけの問題ではなく、そこに至るクロスやパスの精度にも問題があろうかと思う。
相手は1発で沈めるFWダヴィや大迫。さらに年齢を感じさせないスピードを持つジュニーニョなど強力で多彩な攻撃陣が控えるが、それ以上に興梠のセールスポイントもウィークポイントも知る選手達が揃っている。
彼にとってはこれまで以上に難しい試合になろうかと思うが、相手のキーマンとなる柴崎や小笠原らの守備網に風穴を開け、周りの選手達が攻守の切り替えを上手く図りチャンスを作って決めきれる事ができるかどうかがポイントになろうかと思う。しかしポジェッションにこだわるあまり、清水戦やセレッソ戦で見られたように一瞬のミスがカウンターを誘発することもあるので十分気をつけたいところだ。
これまで幾多の激戦を演じてきた両チーム対戦ゆえ、アニバーサリーマッチにふさわしい好ゲームを期待したいが、レッズにとってはこの一戦が3試合も勝利から遠ざかっている脱出のきっかけとなるのかどうか改めて期待したい。
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