【第32節 広島戦】
Jリーグ vsサンフレッチェ広島(レッズオフィシャル)
11月17日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第32節 vsサンフレッチェ広島の試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第32節
2012年11月17日(土)14:04キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ2-0(前半1-0)サンフレッチェ広島
得点者:41分 梅崎司、61分 鈴木啓太
入場者数:41,296人
【試合速報】
「精一杯の抵抗と意地」
やはり広島の選手達は、どこか動きに固さが見られていた。両サイドの攻防しかり、相手のエースストライカー佐藤寿人をしっかりマンマークで封じるレッズの選手達の意地と埼スタという独特の雰囲気に彼らは普段のプレーができずにいたように感じた。そしてレッズもここ数試合勝点3から遠ざかっている中で迎える広島とのリターンマッチは、ミシャサッカーの現在地を確認する上で負けられない一戦だった。
とかくレッズは、広島を徹底的にスカウティングしていた。共に師は同じゆえ、どこがウィークポイントでどこがストロングポイントなのかお互い分かりきっている中でも、相手より出足を早くすることで、ボールの出所を捉え相手の動きを封じ攻撃の目を摘んでいた。
しかしシステムの経験値は広島の方が上。レッズがサイドチェンジを多用し攻撃に転じようにもしっかりスライドして守備の枚数を増やしてゴール前での攻防を避けていたが、一瞬の閃きと判断の差が2ゴールに繋がったものだと思う。いずれも決して守備を崩したものではなかったが、それはこれまで混沌としていた鬱憤を晴らすかのような鮮やかなものだった。
ほぼ優勝争いから脱落し、3位死守も危うい中で迎えた一戦。とかく難しい試合だったが、選手達はこの1年ミシャの教えをしっかり吸収し、開幕戦で敗れた首位広島を相手に積み上げてきた成果を如何なく発揮した。たとえ優勝争いがどうであってもレッズは精一杯の抵抗と意地を見せた。さらにこれはお世辞だったのかもしれないが、ミシャサッカーの“先輩”でもある敵将にその成熟度の高さを認めさせた。
この勝利がこれまで苛まれてきた内容と結果のジレンマから解き放たれるのか・・・。それはACL出場を懸けたこの先の闘いに繋がっていると言っても過言ではないと思う。
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