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2012.08.24

第23節 清水戦プレビュー

8月のリーグ戦も最後。明日はアウェーエコパスタジアムにのりこみ、清水エスパルスと対戦する。

清水は現在、10勝4分8敗の勝点34で第8位。前節はアウェーで鳥栖と対戦。

前半こそ相手のハードワークに苦しめられスコアレスで終えるものの、後半に入ると両サイドを使ったパスワークから徐々に相手陣内へ切り込んでゆく。そして20分にCKから村松が押し込んで先制。その後も運動量の落ちてきた相手に対し主導権を握るも追加点が奪えず結局1-0で勝利。これでカップ戦を含む公式戦4連勝と調子を上げてきた。


一方のレッズは前節はホームで鹿島と対戦。相手の出方の拙さもあってか、レッズは前を向いて縦パスを供給できる時間帯が多く、前半で挙げた2得点はいずれもそれが起点となって奪ったものだった。特に2点目の原口のゴールはそれ自体も美しかったが、そこに到るまでのパスの繋ぎが秀逸で、相手を揺さぶってゴールを奪ったのは大きい。

前半を終えて2-0は、FC東京戦に似たような状況となり、案の定セットプレーから1点こそ失うものの、終わってみればしっかり守りきって2-1で勝利。ジュニーニョや興梠など“クセ”のある選手に対し、レッズはDF陣をはじめとして選手達が体を張って動きを封じたことは、前節の敗戦をしっかり修正した結果だと思う。ただ後半のシュートは開始早々の原口のシュート1本のみで、試合展開のよってチームとしての色を変えてしまうという懸念もある。


前回対戦時に敵将に戦い方を揶揄されたレッズであったが、それは猛烈な悔しさの裏返し。それだけレッズの5枚掛けた守備網に驚いたのだろう。ただそれをシーズン当初から実践しここまで勝点を積み上げてきたのはレッズであり、それを高らかに打ち破るべく宣言されたところで、とやかく言われる筋はない。レッズは相手の出方をしっかりスカウティングした上で、それに自らの戦い方をはめ込んで突き詰めるだけだ。

ただ今のレッズにとって心配のタネは、選手達の疲労である。夏場の試合が続く中でいくら戦術が備わっていても、パフォーマンスがついてこなければ結果もついてこない。柏木の状態が微妙であるが、梅崎も宇賀神も調子が良く、マルシオや原口と共にうまくパスワークに絡めるかがポイントになるだろう。もちろん相手もパスワークを得意とするが、主導権争いをする中での我慢比べも見所になると思う。


明日は相手が清水というのもしかり、「エコパスタジアム」という場所自体もレッズにとって相性は決してよくない。前々節の神戸戦では打ち破れなかった“鬼門”を突破できるのか。いろんな意味で重要な8月最後の試合となるだろう。

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第22節 (対鹿島 ○2-1)
【清水】 Jリーグ第22節 (対鳥栖 ○1-0)


☆今季対戦
Jリーグ第12節(5/19) 浦和1-0清水 【浦和】【清水

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