第15節 仙台戦プレビュー
ほぼ1ヶ月ぶりとなる埼スタでの試合。明日はベガルタ仙台をむかえ対戦する。
仙台は現在、9勝3分2敗の勝点30で首位。前節はホームで札幌と対戦。前半こそお互い攻めあぐねる展開だったが、アディショナルタイムに柳沢が先制ゴールを奪い後半に入ると終始仙台ペース。追加点を奪った直後に1点を返されるも、首位の勢いは止まらず、56分、72分と追加点を奪い結局4-1の快勝。
ケガ人や出場停止などで、戦力が整わない状況が続くが、敵将手倉森監督のマネージメントが冴え、ここまで首位をキープしている。明日は攻撃の軸となるウィルソンが出場停止だが、前節2得点をあげた柳沢や、右サイドで切れのいい動きをする太田。さらに攻守の要となる梁勇基などタレントが豊富に揃っている。チームとしての結束力は試合を重ねるごとに強くなっており、チーム全体でウィークポイントをしっかりカバーし結果に繋げている。
一方のレッズは前節はアウェーでガンバ大阪と対戦。
勝利に飢える相手の勢い以前に、レッズは出だしから低調で動き出しが悪く所々でパスミスが目立ち、なかなか主導権を握れないままウィークポイントであるセットプレーからあっさり先制を許してしまった。
その後も相手のペースだったが、29分に柏木のスルーパスから原口がグラウンダーの早いシュートが決まり同点。後半に入ると徐々にレッズもペースを握るも、豪雨と悪化するピッチコンディションにお互い決め手に欠いていたが、引き分けも覚悟したアディショナルタイムに柏木のパスから梅崎がこちらもグラウンダーのシュートがゴール右隅に突き刺さり逆転。2-1で勝利し、万博でリーグ戦6年ぶりの勝利を飾り3位に浮上した。
内容は別としても勝ち方としてはあきらめずにゴールを狙った結果なのだから、モチベーションは上がると思う。そしてその雰囲気を埼スタに持ってこれるのだから、いい形で試合に入りたいところだ。
ただ、レッズのウィークポイントは逆に言うと仙台のストロングポイントだということを忘れてはいけない。セットプレーしかり、斜めに入ってくるクロスの対処しかり気をつけなければならないポイントはたくさんある。今シーズンすでにナビスコカップで対戦しているが、あの時の仙台とは違うという認識を持つことが大切だ。
明日はまだシーズンの半分も消化していないが、結果如何では上位がさらに霞む結果になりうる大事な一戦となる。前節での低調な内容を修正して再び自分達のサッカーを展開できるのか。首位の胸を借りてその力を発揮してほしい。
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