第11節 新潟戦プレビュー
GWの連戦も終わり、明日は第11節。ホーム埼玉スタジアムにアルビレックス新潟をむかえ対戦する。
新潟は現在、2勝2分6敗の勝点8で暫定16位。前節はホームでFC東京と対戦。
未だホーム未勝利。前半から守備をベースに高い位置でボールを奪いカウンターでゴールを狙うというコンセプトは出来ているものの、如何せん主導権を握る相手になかなか組み立てることが出来ず前半をスコアレスで終える。
しかし後半に入ると攻守の切り替えを狙われ、ミスから2失点を喫してしまう。攻撃もカウンターが不発でこの日のシュート数はわずか3本と見せ場も少なく結局0-2で敗戦を喫した。
一方のレッズは、前節はアウェーで磐田と対戦。
開始から相手が主導権を握りなかなか試合のペースを掴むことができない。その中で自陣右サイドから山田の的確なクロスからペクソンドンに頭で決められて先制を許してしまう。レッズの連戦の疲れもそうだが、相手の前線からの早いチェックに苦しみ生命線となる縦パスが入らず糸口が見えないまま前半を終えた。
後半に入ると、ポポに代わり原口が1トップに起用。これまでになかった攻撃の形が見出された矢先の52分にCKを起点に槙野のゴールで同点に追いつく。さらに66分にマルシオ、柏木と繋ぎ最後は原口の個人技で逆転。一気に試合の流れが変わった。
しかし時間が経つごとにラインがずるずる下がってしまい攻撃の起点を抑えきれず、71分に同じように自陣右サイドから山田の柔らかいクロスを再びペクソンドンに頭で決められてしまい同点に追いつかれた。その後レッズはアディショナルタイムにビックチャンスもあったが結局2-2の引き分けに終わった。
ここまでリーグ戦10試合をこなし、徐々に対戦相手のレッズに対する対策が見えてきた。その中でも明日対戦する新潟は、しっかり守備ラインを敷いて、相手のミスを誘い一気にカウンターを仕掛けてくる。その中で堅牢な守備をこじ開けて得点を奪えるかがポイントになると思う。
反省と修正を繰り返して試合に臨む今季のレッズは、少しずつながらも成長の証を見せている。ただここにきてケガ人が増えてくる中で選手の入れ替えによって戦術が徹底しきれていない箇所も見えてきた。まずはしっかりと課題を克服した上で内容もついてくるサッカーを目指して3試合ぶりの勝点3を奪ってほしい。
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