ナビスコ予選第1節 仙台戦プレビュー
明日からヤマザキナビスコカップが開幕。予選リーグの初戦は、ホーム埼玉スタジアムにベガルタ仙台をむかえ対戦する。
昨年は、東日本大震災の影響でH&Aのトーナメント戦に変更。レッズは決勝へ駒を進めたが、鹿島に敗れ準優勝という成績だった。
仙台はリーグ戦では2戦2勝。前節はアウェーで横浜FMと対戦。
昨シーズンリーグ最少失点だった堅守は変わらず、この日も横浜の攻撃に対し、水際で防ぐものの決してそれは危ういものではなく、全員の守備の意識が高くことごとくピンチを切り抜ける。
そんな中、前半終了間際の43分にCKから赤嶺が決めて先制し前半を終える。後半も一進一退の攻防を繰り広げるも、時折中盤で相手のミスを誘い一気にカウンターを狙う。しかしながら追加点が奪えなかったが、アディショナルタイムにPKを得てそれを太田が決めて試合終了。結局2−0で勝利し、2試合連続完封を果たした。
この試合で仙台はCB2人が負傷交代するも、チームコンセプトがはっきりしているゆえの完封という結果であり、それだけ守備力には自信を深めている。
一方のレッズは前節はホームで柏と対戦。昨年の王者を相手にレッズはキーマンとなるレアンドロ・ドミンゲスとジョルジワグネルを封ずることに注視し、それを実行するために阿部をボランチに、そして柏木をシャドーにそれぞれ配置した。選手達はしっかり自陣でリトリートするも、フリーであればするすると上がり両サイドへ効果的なパスを供給し何度もチャンスを伺った。
それが功を奏したのは36分。ボールを追うジョルジワグネルのもたつく動きをランコが逃さず猛然とアタックをしボールを奪取。すぐさま体勢を崩さずにシュートを放ち待望の先制点を奪った。
後半は終始柏のペースで何度もピンチを迎えるも、守備陣が体を張ってゴールを守り結局1−0で勝利し、2試合目にして今シーズン初勝利を飾った。
前節から中2日。窮屈な日程を考慮してか、明日はお互いメンバーを変えてくる可能性が十分予測される。もちろん何かと話題にある「ベストメンバー規定」も問題がないようある。
シーズンが始まって3試合目。前年王者である柏に勝ったものの、それが全てではなくまだまだ不安材料が多い。しかし逆に勝ったからこそ、これから構築するサッカーへの自信が深まったという好材料もある。
堅守仙台に対しカウンターに気をつけつつも、レッズはどこで攻撃のスイッチを入れフィニッシュに持ち込むことができるのか。さらにこれまで苦しんできた“引いた相手”対しにどう挑むのか。ある意味楽しみな90分間でもある。
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