第2節 柏戦プレビュー
いよいよホーム開幕戦。明日は埼玉スタジアムに昨年のチャンピオン柏レイソルをむかえ対戦する。
柏は前節はホームで横浜FMをむかえ対戦。
開始わずか3分で試合が動く。レアンドロ・ドミンゲスのFKから最後は酒井が合わせ先制。しかしその4分後に中村のCKから大黒に決められ同点に追いつかれてしまう。しかし12分に中央からレアンドロ・ドミンゲス、ジョルジワグネルとボールを繋ぎ、最後は田中順也が決め再びリードを奪った。
わずか12分で3点が入るという出入りの激しい試合となったが、以降はお互い落ち着き前半を終える。
後半に入り60分。齋藤学にドリブルを仕掛けられ前が空いた隙にミドルシュートを放たれ再び同点。しかしその4分後に、こちらもレアンドロ・ドミンゲスがバイタルエリア手前からGKの動きを読んだのかアウトサイドで放ったシュートがゴールに突き刺さり、またも勝ち越し。
これで試合が決まったかに思われたが、アディショナルタイムに右サイドからクロスを上げられ最後は谷口に決められて三度同点に追いつかれ、結局3-3の引き分けに終わった。
タイでのACL、さらにリーグ戦と強豪チームゆえの日程を初めてこなしながらも、いずれも終盤で失点を喫してしまい勝ちきれなかった。しかしレアンドロ・ドミンゲス、ジョルジワグネルの両外国人、さらに右サイドに鎮座する酒井宏樹らの豊富な運動量の前に、彼らを往なすのはなかなか難儀であろうと思われる。
一方のレッズは、前節はアウェーで広島と対戦。お互いに『ミハイロ・ペトロヴィッチ』を挟んだ注目の対戦となったが、終始試合の主導権を握っていたのは広島。
やはり経験を積み上げた彼らの動きはしなやかで、こればかりは一朝一夕では成しえないという事を痛感した。さらにそれをまざまざと見せつけるかのごとく彼らはピッチを走り回り、逆にレッズは抑えどころを絞りきれず、攻守の切り替えがなかなかできなかったように思えた。
失点シーンもGK加藤が一度は石原のシュートを弾くも、そのこぼれ玉に反応した佐藤寿人の飛び出しにはついてゆけずゴールを割らせてしまった。まさにゴールへの嗅覚が研ぎ澄まされており、レッズにはそれが足りなかったといっても過言ではない。ただこれは今に始まったことではない。
チームが再び構築されていく中で、指揮官自身も選手起用に頭を悩ませている。開幕戦こそ山田直輝を起用するというサプライズを仕掛けたが、その意図がプレーに反映されなかった。それを見越してかリベロに永田、ボランチに阿部、2シャドーに柏木を配置し、1トップにポポを起用する練習を行っているようだ。しかしこれも試合が始まってみないとわからない。
明日は、王者に対してもこれまで通り攻撃的に前へ向くサッカーを進めるのであろうが、パスミスや一瞬の判断ミスなどでのボールロストで、一気にカウンターの餌食になる可能性もある。
展開の中で相手を凌駕する事はまず難しいであろうが、その中で相手のキーマンをしっかり抑えて攻め手を最小限に食い止めてこそ、勝点奪取への道が開かれると思う。
昨年のあの最終節からもう3ヶ月。時間が経つのはとても早い・・・。
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