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2011.06.04

ナビスコ杯1回戦第1戦 山形戦プレビュー

明日から「ヤマザキナビスコカップ」が開幕。東日本大震災の影響でレギュレーションが変更となり、予選リーグ方式からトーナメント方式に変更となった。

H&Aの1回戦、その初戦としてホーム埼玉スタジアムに、モンテディオ山形をむかえ対戦する。

山形は、リーグ戦では1勝2分5敗の勝点5の第17位。前節はアウェーで甲府と対戦。開始から優位に試合を進めるも、21分に中盤でボール奪われてカウンターを浴び失点。しかし、5分後にスローインからの流れで今季初スタメンとなった伊東が同点ゴールを決めた。

後半も雨が降り続く中、一進一退の攻防が続いたが、お互い決め手に欠き結局1-1の引き分けに終わった。

昨年まで田代、増田とチームを支えていた中堅がレンタル終了に伴いチームを離れ、大幅な戦力ダウンとなったが、昨シーズン苦しめられた組織力は健在である。長身FWの長谷川を中心に、古橋や廣瀬といった2列目の選手を掴まえられるかがポイントになるだろう。

一方のレッズは、前節はホームで新潟と対戦。システムを4-4-2に変更し、前線の窮屈さは少しながら解消されたように見え、待望のセットプレーからの先制点もあった。しかし、システムを変えようが元々の戦術であったポジション固定の弊害からか、時間を追うごとに動きが鈍くなり、後半セットプレーから相手をあっさりフリーにしてしまい失点。その後も何度もカウンターを浴びながらも、ギリギリで凌ぎ切り結局1-1の引き分け。ホーム3連戦というアドバンテージにわずか3引分け、勝点3という如何ともしがたい厳しい結果となった。

決してこれまでの4-3-3が悪いとは思わないし、4-4-2も絶対的にいいとは思えない。流動的に動けないからボールが回らないし、選手間の距離が長くなってしまう。ただ、そこに指揮官の考えが全く反映されてこないのが不安でたまらない。ピッチで躍動すべき選手達にとっても指揮官にとっても、戦術向上には難しい道程である。


明日はGKに加藤順大が起用されることが明言されている。カップ戦ゆえ若手の活躍の場と言いたいところだが、どうやら今のレッズにはそんな余裕が見られない。実力のある主力を起用し続けることで、タイトル奪還へ向け一気呵成に行く心積もりなのであろう。

スタートダッシュに失敗したレッズにとって、まずは勝利が欲しいところ。しかし忘れてならないのは、リーグ戦とは異なりH&Aゆえ、「アウェーゴール」が重要なポイントになる。攻撃重視も大事だが、まずはつまらない失点を減らして、次へ繋げていきたいところだ。


☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第13節 (対新潟 △1-1)
【山形】 Jリーグ第13節 (対甲府 △1-1)

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