第34節 神戸戦プレビュー
3月から始まったリーグ戦もいよいよ最後。明日はホーム埼玉スタジアムに、ヴィッセル神戸をむかえ対戦する。
神戸は現在、8勝11分14敗の勝点35で第16位。前節はホームで清水と対戦。負ければ降格の可能性大という崖っぷちの状況下で試合開始。
前半こそ清水のパワーある攻撃に手を焼いたものの、スコアレスで終えた。後半も押され気味の中、30分に田中が2枚目の警告で退場。土壇場で1人欠いてしまう状況に陥ってしまう。
しかしそれが逆効果になったのか、10人とは思えないぐらい前ががりの展開となり、ついに38分に待望の先制点を挙げた。放ったシュートは24本。最後まで貴重な1点を守りきって勝点3を奪い、最終節まで残留への望みを繋げた。
一方のレッズは、前節はアウェーで川崎と対戦。開始わずか30秒で先制点を許してしまう、幸先の悪い立ち上がりとなった。それ以降も川崎の猛攻に水際で防ぐのがいっぱいいっぱいで、いつ崩壊してもおかしくなかったが何とか1失点のみで前半を終えた。
後半はボランチに細貝が起用されると流れが一変。前への推進力が上がり、ようやく30分にロビーのパスをエスクデロがGK頭上へ鮮やかなシュートを放ち、同点に追いついた。それ以降は次々とチャンスを作るも、ゴールまでには至らず結局1-1のドローに終わった。
今週月曜日にフィンケ監督の退任が発表された。改革を掲げて2年間チームを率いたものの、クラブとの考え方の相違からチームを去ることになった。そして、それ以上に忘れてならないのは、ロブソン・ポンテの退団である。もちろん天皇杯も控えているが、ホーム埼スタでは最後の試合となる。有終の美を飾りたいところではあろうが、やはり相手の状況もある。
もちろん神戸にとっては残留への強い想いがある、他チームの結果如何とはいえ、まずは勝たなければいけない状況において、アウェーでの試合はハードルが高いがそれは関係ない。ここ6試合で3勝3分で追い上げてきたのは決してフロックではないだろう。
レッズにとって、ここ3年間は勝利から見放されている最終節の試合。ただ、明日はいろいろな想いを含ませながらの特別に濃ゆい90分間になると思う。
やはりまずは勝点3。明日も選手達と共に闘ってリーグ戦を締めくくり、その先の天皇杯に勢いをつけたい。
☆今季対戦
ナビスコ予選第2節(ホムスタ) 神戸1-3浦和 【神戸】【浦和】
リーグ第17節(ホムスタ) 神戸1-0浦和 【神戸】【浦和】
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