第29節 広島戦プレビュー
11月に入りいよいよ残り6試合。明日はアウェー広島ビッグアーチにのりこみ、サンフレッチェ広島と対戦する。
広島は今週水曜日に、ナビスコカップ決勝戦でジュビロ磐田と国立競技場で対戦。前半から磐田の早いプレスに苦しみ本来のサッカーが発揮できないまま前半36分に先制点を許してしまう。しかしミキッチのドリブル突破を起点に同点に追いつき前半を終える。
そして後半開始早々の3分にロングボールから抜け出した山岸が落ち着いて決めて逆転。その後は一進一退の攻防が続き、後は時間が経つのを待つだけだったが、アディショナルタイムに入る直前にCKから前田に決められ土壇場で同点に追いつかれ延長に入った。
延長に入ってからは、開始早々にビックチャンスを迎えるもクロスバーに嫌われてから、徐々に磐田に流れが傾き相次いで失点を許してしまう。前半終了間際にFKから1点返すも、後半に前田に決められ万事休す。結局3-5で敗れ、ステージ優勝以来のタイトル獲得の夢が散ってしまった。
一方のレッズは、前節はホームで山形と対戦。台風が近づき雨が降り続く中、パスを繋いでゴールに迫るも相手の枚数を掛けた守備に手こずり、なかなかゴールが遠い。そんな中、後半36分にセットプレーから田代に決められ先制を許してしまう。シュート22本を放つも攻め急ぐ場面が多々見られ、結局0-1で敗戦を喫し連敗となった。
選手の駒が足りない状況下でやりくりしているものの、今節は宇賀神が出場停止、そしてエスクデロがケガで再び離脱と中盤の選手構成が間々ならない。そんな中、前節ドリブルでスタジアムを沸かせた高橋の動きに期待したいところだ。膠着した状況こそドリブルで勝負できる動きを見てみたい。
広島にとってナビスコカップの敗戦は、試合内容から考えると体の疲労はもちろんだが、精神的な疲労もあるものと思われる。もちろん広島のパスサッカーはレッズが目指しているサッカーのかなり上を行くものとリスペクトしているが、それが中3日で立ち直れるかがポイントになる。
もちろんレッズの一員である柏木の凱旋試合というモチベーションもあるだろうが、試合間隔からいってもレッズは有利な状況下であるのだから、決して走り負けてはいけないだろう。
ACL出場という目標から遠ざかり、外野が勝手に騒々しくなっているようだが、まずは不甲斐ない連敗から脱出し結果を残す事が大事だと思う。そのためにも明日も選手達と共に闘って勝点3を持ち帰りたい。
☆今季対戦
リーグ第14節(埼スタ) 浦和0-1広島 【浦和】【広島】
☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第28節 (対山形 ●0-1)
【広島】 ナビスコカップ決勝戦 (対磐田 ●3-5)
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