第26節 C大阪戦プレビュー
再びリーグ戦再開。明日は、ホーム埼玉スタジアムにセレッソ大阪をむかえ対戦する。
C大阪は現在、12勝8分5敗の勝点44で第3位。前の試合は天皇杯3回戦でJFL所属のソニー仙台と対戦。その前週のリーグ戦で出場停止だった、攻撃の核であるFWアドリアーノ、MF家長が復帰。ほぼベストメンバーで試合に臨んだ。一時は同点に追いつかれるも、強力な攻撃陣が奮起し、結局3-1で勝利し4回戦へ駒を進めた。
圧倒的な攻撃力を持つ中で、特筆すべきは「失点23」と鹿島と共にリーグ最少失点を誇っている守備網である。決して特段守備に秀でた選手がいるわけではないが、「攻撃は最大の防御」というなかれ、ボランチを組むアマラウ、マルチネスがゲームの舵取りを担い、チーム全体をコントロールし失点を防いでいる。
また、夏に香川がドイツへ移籍し戦力の低下が懸念されていたが、クルピ監督の下、これまで取り組んできた組織的サッカーのバランスが決して崩れる事なく、他の選手達が躍動ししっかり勝点を積み重ねている。
一方のレッズの前の試合は天皇杯3回戦。駒場スタジアムでJ2の徳島ヴォルティスとの対戦。
ケガ人が徐々に復帰を果たすも、まだまだ台所事情は変わらない。改修前最後の駒場での試合だったが、微妙なグラウンドのデコボコにパスが繋がらず、時折相手のカウンターをくらう事もあり難しい立ち上がりとなった。
そんな中、達也のドリブル突破からPKを獲得し、それをエジミウソンが決め先制。さらにサイドから流れを掴み始めた矢先に相手のオウンゴールを呼び、追加点をあげ前半を終了する。後半は何度かチャンスがあったものの、結局2-0で勝利し、4回戦へ駒を進めた。
一発勝負のトーナメントこそ勝利が優先されるが、公式戦9試合負けなしの内容を踏まえるならば、尻上がりではないものの少しずつながら良い感触を感じている。
この負けなしの中、鹿島や清水など上位陣との対戦では、勝ち切る事ができなかった。それゆえ現在3位の相手に対しても難しい試合を強いられるだろう。しかしACL出場を目標として掲げるレッズにとって、勝点差6の相手との対戦は、上位へ進出できるか、中位へとどまるかの重要な試金石となる。それだけに明日も選手達と共に闘って勝点3を目指したい。
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