第25節 大宮戦プレビュー
明日は今年2度目の「さいたまダービー」。“アウェー”埼玉スタジアムにのりこみ、大宮アルディージャと対戦する。
大宮は現在、7勝6分11敗の勝点27で第14位。前節はアウェーでFC東京と対戦。監督交代直後の相手に対し、何度がピンチを招くこともあったが、後半28分にラファエルのクロスから金久保がプロ初ゴールを決め先制。
その後も相手の猛攻に耐えて守りきり、結局1-0で勝利し、残留争いに貴重な勝点3を奪った。
やはり、ラファエルとイチョンスの攻撃陣は、高さと速さ、さらに体の強さを兼ね備えており脅威ではあるが、逆にどちらかをしっかり封じれば諸刃の剣に変わることもあり、お互いのボールの収まり所に気をつけなければならないだろう。
一方のレッズは、前節はホームで新潟をむかえ対戦。前半にスピラノビッチが負傷退場し、不穏な空気がスタジアムを包むも、前半終了間際に小気味よいパスが繋がり、最後は柏木が放った鋭いミドルシュートが決まり先制。後半もレッズが押し込む中で試合が進み、後半36分にサイド攻撃を起点にエスクデロが追加点を決め、結局2-0で勝利し、久々の埼スタ勝利となった。
勝利に沸く一方で、ケガ人などが相次ぎ、明日のメンバー構成さえも微妙なところだ。ロビーが出場停止なのを皮切りに、岡本がU-19日本代表に選出。さらにスピラノビッチの長期離脱やエスクデロの負傷などもあり、反転攻勢に陰を落としかねない。
しかし、今いるメンバーでやるしかならず、明日はFW高崎が今季リーグ戦初先発を果たす可能性がある。共にFWであるエジミウソンとの距離感もそうだが、中盤を仕切るであろう柏木や細貝との連携も重要なポイントになると思う。
現在レッズは、自分達がやるべきサッカーの流れを、試合をこなす中で徐々に掴み掛けており、それが結果にも表れ始めている。鹿島、清水などの上位陣に善戦し、前節ようやくホームで勝点3を奪った。
また、主力が相次いで離脱している今こそ、新たに起用される選手達が結果を出す事で自信を深め、チームとしてさらに成長が促されているではないかと思う。
ここ数年の「さいたまダービー」では、大宮に苦汁を飲まされ続けている。それはダービーゆえの独特の雰囲気が大宮の反骨心を煽り、それが結果に繋がっていると思うし、逆にそれがレッズに足りないものではなかったのかと思う。
前回のダービーでの敗戦からわずか2ヶ月。レッズの選手達がその反骨心を見せてくれるのか・・・。明日も彼等と共に闘っていきたい。
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