第18節 名古屋戦プレビュー
今節から折り返し。明日はアウェー豊田スタジアムにのりこみ、名古屋グランパスと対戦する。
名古屋は現在、11勝2分4敗の勝点35で第2位。前節はアウェーでFC東京と対戦。前半は相手の攻勢に苦しみ押され気味の展開となった。しかし守備陣が我慢し失点を許さずスコアレスで前半を終了する。
後半も、双方チャンスを作るものの最後が決めきれない。そして、そのまま引き分けに終わると思われたアディショナルタイムにセットプレーの流れから闘莉王がヘディングで決め先制。そのまま試合終了となり1-0で勝利した。
今季は、常に勝負強さを発揮しここまで勝点を積み上げてきた名古屋。特に指揮官からのシグナルがとても強く発信されており、選手達に上手く伝わっているようだ。しかし、その中でも個の力で形成されている所も多く、試合の流れも紙一重の部分もある。
一方のレッズは、前節はアウェーで神戸と対戦。ボールポジェッションは高くても、最後のチャンスで躊躇してしまうプレーや、中盤での簡単なボールロストが目立ちなかなかチャンスを作り出すことができない。そして終了間際に前々節同様相手が1人退場し、追い込めるチャンスがあったが、スコアレスで前半を終える。
後半も攻めるも、スタミナ切れなのか一辺倒な攻撃に終始してしまい、逆に大久保1人に簡単に攻め込まれ最後は三原にプロ初ゴールを決められる始末。それが焦りを産み新たな選手を投入しても決定打までにはいたらず、結局0-1で敗れた。
これで中断後は1勝4敗。いずれの敗戦も1点差と勝負弱さを露呈している。攻めの手数が少なく、もはや先のプレーを読まれている感がある。相手の選手達にも迫力不足を指摘され、もはや自信を失いつつある。
攻撃の連動性は出来ていても、シュートチャンスに繋がなければただのボール回しに過ぎない。チャンスの確率を上げようとしたところで、最後に消極的な選択をしても得点に結びつくとは限らない。そして惜しみない動き、献身的な動きがないのも、迫力不足の一因であろう。だからこそ徹底的にやりきる事が大切になる。
明日はレッズを飛び出した選手達とのリターンマッチ。とくに闘莉王とは初の対戦となる。今まで彼から得たものはたくさんあったが失ったものもあった。だからこそ彼にしっかりと恩返しをしたいところ。
上位から勝点を奪うことは何よりの自信を得るはずだし、良薬となるはず。まずは勝点3を奪うために明日も選手達と共に闘っていきたい。
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