ナビスコ杯準々決勝第1戦 清水戦プレビュー
明日から、ナビスコカップは決勝トーナメントが始まる。そして、ホーム埼玉スタジアムに清水エスパルスをむかえ対戦する。
清水は、リーグ戦は6勝7分4敗の勝点25で第6位。前節はアウェーでガンバ大阪と対戦。システムを4-3-1-2に変更し臨んだ。ガンバの攻撃の要となる中盤に人を割き攻撃の手数を抑えることで、試合の流れを引き寄せ、4-1で圧勝した。
特に、FWヨンセンが完全にチームにフィットしており、そこから流れるボールに対し他の選手達の反応が早く、ゴールに結びつける。「高さ」という新たな戦術を加えたことで、より一層ゲームプランが増えたように思える。
しかしながら、制空権ばかり気にしているようだと、逆に足元からやられる可能性があるだけに、その対応が難しいところだ。
一方のレッズは、前節はホームで広島と対戦。開始直前に坪井がアクシデントで離脱し、DFラインが変更となったが、早々に佐藤寿人のゴールで先制され、序盤から苦しい試合運びを強いられた。
後半開始から、エスクデロを投入しシステムを変更。ロビーを若干低い位置で使うことで、ボールが回るようになり、2-1と逆転勝ちを演出した。
ただ、同点に追いつくまでは、広島の早いチェックにボールがなかなか縦へ繋ぐことができず、また選手達の動きも少なく苦労した。しかしながら相手の決定力不足や疲労に助けられ、どうにか試合をモノに勝っただけ・・・という感が強い。
怪我人が多く、なかなかベストメンバーを組めない事情があるが、しかしながら、そういう状況で若い選手を起用することでその成長を伺いつつ、ここまで切り抜けてきた。
ただ、逆に怪我人が戻ったところで、一貫して続けている戦術に若干のズレが生じているのか、時折チームの動きが停滞してしまう。今はその状況をどう打破するかが、ポイントになるだろう。相手が好調な清水ゆえその真価が問われる。
清水との対戦はH&Aの180分勝負。まず勝つことはもちろんだが、「アウェーゴールルール」が、試合の結果に大きく左右される。まずはホームでの試合ゆえ、失点しないことが重要だ。そして自分達のリズムで試合をコントロールできるかが勝負の決め手となると思う。
暑さと連戦ゆえ選手達の疲労が気になるが、明日も彼等と共に闘っていきたい。
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