【第88回天皇杯4回戦 愛媛戦】
オフィシャルより
08.11.03
第88回・天皇杯4回戦vs愛媛FC
3日(月・祝)に浦和駒場スタジアムで行われました、第88回天皇杯全日本サッカー選手権・4回戦vs愛媛FCの試合結果をお知らせします。
2008年11月3日(月・祝)13:01キックオフ・さいたま市浦和駒場スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-0(前後半0-0 延長1-0)愛媛FC
得点者:95分ポンテ(PK)
入場者数:16,724人
【試合速報】
「ジレンマ」
トーナメントの初戦。勝つには勝った。
もちろん延長までもつれ込んだ試合ゆえ、すっきりはしない。だが、それ以上にモヤモヤとした空気が駒場を包み込んだ。
あえて選手達の立場に立つならば、決して彼らは手を抜いて闘っていたわけではないと思う。だが休養十分にもかかわらずミスも多かったし、何度もため息をついてしまう場面も幾度となくあった。
“動かない”のではなく“動けない”というジレンマが、何度見てももどかしい。明確な約束事が何一つないゆえ、ボールを奪えどカウンターさえも中途半端になってしまう。
そしてスタンドも、1万6千人の観客ゆえ1万6千通りの見方、考え方が存在する。特に延長に入り細貝が退場してからの試合の運び方は、スタジアムの雰囲気が微妙に変化していた。攻めるのか守るのか・・・。これもジレンマ。
1人足りない状況で、残りの時間をどう消化していくのか。サポーターは監督でもないし、解説者でもない。言うのは簡単だが、その言葉1つが選手達の心情を微妙に変化させることもある。
チームが常に強くあってほしいと思うサポーター。現状で懸命に闘っている選手達。明確な戦術を確立できない首脳陣。決断を先送りするフロント。勝ったものの、それぞれのジレンマが渦巻き、進むべきベクトルがそれぞれ別の方向を向いてしまっている。
浦和レッズはどこに向かおうとしているのか・・・。もうこれ以上、各々の悲痛な叫びは聞きたくない。ますます悲しくなるだけだ。
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