ネーミングライツ
昨今、地方自治体が財政難の中、全国のスタジアムや公共施設に対して「ネーミングライツ(命名権)」を公募していますが、そんな折、今シーズンから新たに名称を変更するスタジアムが決定しました。
ホームスタジアム『新潟スタジアム』 名称変更のお知らせ(新潟HP)
いつもアルビレックス新潟に温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。 このたび、当クラブのホームスタジアムである『新潟スタジアム』が、新潟県と東北電力株式会社(本社:仙台市青葉区)の施設命名権契約合意に伴い、下記の通り名称を変更いたしますので、お知らせいたします。■ 新名称 『東北電力ビッグスワンスタジアム』
■ 英語表記 Tohoku Denryoku Big Swan Stadium
■ 略称 東北電力スタジアムまたは東北電力ビッグスワン
(さらに短い略称が必要な場合「東北電ス」)
■ 命名権契約期間 2007年3月11日から2010年3月10日まで
「新潟スタジアム」のネーミングライツ(命名権)の取得について(東北電力)
当社は、本日、「新潟スタジアム」のネーミングライツ(命名権)の取得について、以下のとおり、新潟県と基本合意に至りました。1.新名称 :「東北電力ビッグスワンスタジアム」
(Tohoku Denryoku Big Swan Stadium)
2.略称 :「東北電力スタジアム」または「東北電力ビッグスワン」
3.サブグラウンド名称 :「東北電力スワンフィールド」
(Tohoku Denryoku Swan Field)
4.契約期間 :平成19年3月11日から3年間
5.契約金額 :年額 1億2,000万円(消費税および地方消費税込み)
スタジアム命名は東北電力に(新潟日報)
「ビッグスワン」の愛称はそのまま―。県と東北電力は1日、新潟スタジアムのネーミングライツ(命名権)スポンサー契約を結んだ。新名称は「東北電力ビッグスワンスタジアム」。注目の略称は「東北電力スタジアム」と「東北電力ビッグスワン」の2つに決まった。金額は年1億2000万円、期間は3月11日から3年間。県は決定理由の1つに「親しまれているビッグスワンを名称に組み込み、県民への深い配慮が感じられた」とした。
同電力の幕田圭一会長と泉田裕彦知事が県庁で会見し発表した。白鳥の羽のシンボルマークと新名称のロゴを前に幕田会長は「国体メーン会場として開催の機運盛り上げなど、新潟県の活性化に微力ながらお役に立てれば」と述べた。泉田知事は「価値を認めてもらい感謝申し上げる。県としてもより多くの人に愛される施設となるよう努力したい」と語った。
契約では、県は今後、新名称を使用し、イベント主催者やマスコミが新名称を使用するよう県として努力する―とした。同社の名称サインや看板が競技場に設置される。同社によると、電力会社が公共施設の命名権を取得するのは初めて。
金額は県の条件通りだが、期間は「5年以上」の条件より短い。同社は「電力事業をめぐる経営環境の急速な変化から5年は長い」と説明。県は、宮城県のユアテックスタジアムと大分県の九石ドームが年7000万円、3年間の契約だったことを考慮した、とした。
というわけで、いよいよ新潟スタジアムにもネーミングライツがつきました。「ビックスワン」という愛称が定着しているだけに、「味の素スタジアム」や他のスタジアムのように“企業名+スタジアム”という名称は、難しかったようですね。
略称が「東北電ス」というのも、“東電ス”だけだと思いつくのはどうしても「東京電力」になってしまうので、苦肉の策なんでしょうか・・・。
より愛される名称・略称というのは、例えば“味スタ”っていうその単語だけでどこかわかるような、言いやすさそして親しみやすさじゃないかと思います。となると、ここも「ビックスワン」という強力な愛称があるだけに「東北電力」という企業名が定着できるか、今後の広報活動に注目していきたいですね。
しかしながら、この御時勢、「ネーミングライツ」にお金を出していただけるだけでもありがたいですね。そのお陰で立派なスタジアムで試合ができるんですから、スポンサー様には感謝しないといけませんね。
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