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2006.09.07

J1昇格への厳しい道!?

ワールドカップもお構いなしに連戦が続いているJ2。ここまで37節を終え、各チームとも残り13~14試合となってきました。

間もなく最終クールを迎え、昇格争いへいよいよラストスパートへというこの時に、仙台というか東北の地元紙「河北新報」にこんな記事が出ていました。

上位が今のペースなら…数字上は厳しい昇格 J2仙台(河北新報)

 J2仙台は第37節を終え、15勝9分け10敗の勝ち点54で4位につけている。J1自動昇格の2位にいる神戸とは勝ち点差12、J1入れ替え戦出場の3位につける横浜FCとは同9と厳しい状況だ。残り14試合でライバルを逆転するには、どれだけの成績が必要だろうか。これまでの神戸、横浜FCの勝ち点獲得状況をもとに試算した。

 神戸はこれまで34試合(最大勝ち点102)で勝ち点66。現在の勝ち点を最大勝ち点で割った“勝ち点獲得率”は約65%となる。

 残り14試合(最大勝ち点42)で同じ獲得率とすると、27を上乗せして最終的な勝ち点は93。仙台が追いつくためには勝ち点39以上、つまり最低でも13勝1敗の成績が求められる。

 勝ち点63の横浜FCはどうか。獲得率は約62%で、残り14試合に当てはめると、26を稼いで最終的に89。仙台が追いつくには最低でも勝ち点35、つまり11勝2分け1敗以上の成績が必要だ。

 しかもこの成績は、勝ち点で並び得失点差で上回る場合を想定したぎりぎりの数字。「厳しいことは厳しい」(DF菅井直樹)「余裕でいられる状況ではない。危機感はある」(DF木谷公亮)のが率直なところだ。

 J2が設けられた1999年以降の昇格争いをみると、残り14試合で4位以下にいて昇格したのは、2001年の仙台と昨季の甲府(入れ替え戦勝利で昇格)だけ。しかも勝ち点差は、仙台は2位大分との差が4、甲府は3位札幌との差が2だった。

 とはいえ「これから何があるか分からない」(MF梁勇基)という言葉にも現実味がある。3位が調子を崩すことはこれまでもあった。昨季も、札幌が第30節終了時(他チームは残り14試合だが、札幌と山形は1試合雷雨で延期となり残り15試合)で勝ち点46の3位だったが、上乗せは17にとどまり6位。獲得率は53%から38%に低下した。99年の新潟(最終成績4位)は56%から50%、01年の大宮(同5位)も63%から50%と失速している。

 快進撃を続けてきた横浜FCは、引き分け数が12とリーグ最多。今後、勝ちきれない試合が続いて苦しむ可能性はある。首位柏、神戸にもJ1昇格の重圧がかかる。仙台にとってハードルが低くなる見込みは十分だ。

 MF熊林親吾は「7、8試合で今の勝ち点差なら厳しいが、まだ大丈夫」と巻き返しを誓う。


今から嘆いてどーすんの!!と言いたいところですが、そういう星勘定が出てきてもおかしくはないですね。

でもサッカーは何が起こるかわかりません。まだ最終クールを残していますが、このまま上位3チーム(柏、神戸、横浜FC)で終わるとは到底思えません。それに何と言ってもここからが大変なんです。

そんな昇格へ向けての熱く長い戦いはまだまだ12月まで続きます・・・。

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