2017.12.13

【FCWC 5位決定戦 ウィダード・カサブランカ戦】

オフィシャルより

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 5位決定戦 vsウィダード・カサブランカ 試合結果

12日(火)、ハッザ・ビン・ザイード・スタジアムにて行われました『FIFAクラブワールドカップUAE 2017 5位決定戦 vsウィダード・カサブランカ』の試合結果をお知らせいたします。

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 5位決定戦
2017年12月12日(火) 18:00/現地時間(23:00/日本時間)・ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム
ウィダード・カサブランカ(モロッコ) 2-3(前半1-2) 浦和レッズ
得点者 18分 マウリシオ、21分 イスマイル エルハダッド(ウィダード・カサブランカ)、26分 柏木陽介、60分 マウリシオ、90+4分 レダ ハジュージ(ウィダード・カサブランカ)
入場者数 4,281人
この結果、FIFAクラブワールドカップUAE 2017での浦和レッズの成績は、5位となりました。
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「意地と誇り」

初戦から選手を入れ替え長澤、マウリシオを起用。動きの鈍いチームのもどかしさをベンチから見てた2人であったが、この試合では共に期待に応え勝利の原動力となった。特に光ったのがマウリシオで2得点の活躍。これまでのモヤモヤを吹き飛ばすような印象だった。

最後こそVAR判定によるPKで1点を失うという後味が悪い終わり方であったが、アフリカ王者に勝利。今シーズン最終戦を勝利で締めくくり2度目のCWCは5位という成績で終えた。

わずか3日前に負った傷は選手や関係者にとっては深い傷であっただろう。やはり甘えなり隙があったのは間違いない。そこからの切り替えこそ難しかっただろうが、選手達は目の前の相手にしっかり対峙していた。

カサブランカもアフリカ王者ゆえ、一筋縄ではない相手。スピードに翻弄される場面も見られたが最後まで踏ん張ったと思う。

これで今シーズンが終了。監督交代という劇薬を経て10年ぶりのアジア王者という栄冠を勝ち取った。CWCこそ難しい結果となってしまったが、その輝きは色褪せる事はない。浦和の意地と誇りを胸に闘った選手達に感謝しながらも、来シーズンはアジアで闘えないというもどかしさを覚えつつ、わずかとなるオフを過ごしてほしい。

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<FIFATV>

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2017.12.10

【FCWC Match3 アルジャジーラ戦】

オフィシャルより

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 準々決勝 vsアルジャジーラ 試合結果

9日(土)、ザイード・スポーツシティ・スタジアムにて行われました『FIFAクラブワールドカップUAE 2017 準々決勝 vsアルジャジーラ』の試合結果をお知らせいたします。

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 準々決勝
2017年12月9日(土) 20:30/現地時間(25:30/日本時間)・ザイード・スポーツシティ・スタジアム
アルジャジーラ(UAE) 1-0(前半0-0) 浦和レッズ
得点者 52分 アリ マブフート(アルジャジーラ)
入場者数 15,593人
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「拙さ」

攻めあぐねているうちに中盤でボールを奪われ、そこからカウンター。気がつけば失点…と、これまで見慣れたシーンがアブダビの地でフラッシュバックのように繰り返されるとは…。

指揮官曰く、「サイドから攻撃をするという意図を持った」とのコメントであったが、残念ながらこの試合に限っては意に沿った形でチャンスが作られたのはわずか。もちろんCKに持ち込むこともあったが、いかんせんセットプレーからの得点力は全指揮官時代から乏しく、むしろ「自分達のサッカー」という言葉に対し、動きが空回りし相手の守備網を崩せず、パスはPAの外郭を周るばかり。まるでリーグ戦での手詰まり感を彷彿とさせた。

「過信」とまではいかずも、試合序盤の展開からしてどこかに「余裕」が生まれてしまっていたのだろう思ってしまう選手達の動き。相手がキープしている時間が長く、保持率こそ高かったものの、相手の懐に入り連携を駆使して崩すという展開が見られなかったのは、相手のマネジメントを褒める以上に劣勢に立たされた時の自分達の拙さを改めて知った事であろう。

アジア王者がアジアのクラブの敗れるという波乱を演じてしまった訳で、もちろん短期間に2度の中東遠征という長時間移動の負担などエクスキューズはあるにせよ、わずか数週間前にアジアを席巻した闘い方と異なる手法で臨んだのが悔やまれる。

広い目で見ると、これでウノゼロでの3連敗。守備力こそ向上したとは言えど、やはり点を奪わなければ勝つことはできないし、シュートを打たなければ奇跡も起こらないのだ。

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<FIFATV>

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2017.12.02

【第34節 横浜FM戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第34節 vs横浜F・マリノス 試合結果

12月2日(土)、埼玉スタジアムにて行われました『明治安田生命J1リーグ 第34節 vs横浜F・マリノス』の試合結果をお知らせいたします。

明治安田生命J1リーグ 第34節
2017年12月2日(土) 14:04キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 0-1(前半0-0) 横浜F・マリノス
得点者 53分 前田直輝(横浜FM)
入場者数 41,618人

この試合の結果、浦和レッズの明治安田生命J1リーグの最終成績は以下の通りとなります。
14勝7分13敗 勝ち点49 7位
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「PRIDE OF URAWA」

前半こそサイドを起点にゴール前を脅かすチャンスは何度もあったが、なかなか決めきれずスコアレスで折り返すと、後半に入った53分にバイタルエリアをノーマークで抜け出した前田に鮮やかにミドルシュートを決められ先制を許してしまう。

この日は興梠に得点を…という意思の下、2列目の選手達が連動して興梠に預けるも相手の守備が一層堅くなり、ボールが動かせない状況。63分以降武藤、長澤、ズラタンと攻撃的な選手を投入するも、ゴールを割れず結局0-1で敗れてしまった。

ACL優勝という華々しい結果を残していても、ふと足元を見つめたらリーグ戦3連敗での終焉。しかもいずれもウノゼロという結果でメンバーを入れ替えたというエクスキューズがあったにしても、攻撃への不安を抱えた状況でCWCへ望むこととなった。

試合後、夕陽が差し込む埼スタ。代表の挨拶に続き、場内一周する選手達に、苦虫を噛みしめながらも彼等をCWCへ送り出すゴール裏から「PRIDE OF URAWA」のコレオが現れた。

今シーズンは監督交代という劇薬を処方し、国内では二兎三兎得るには難しい闘いが続いていた。特にミシャサッカーのウィークポイントを徹底的にマークされ、嵌る時と嵌らない時の差が大きく、また個々のミスも目立つ事もしばしばあり、特に失点数が半端なく増えてしまった。それと同様にリーグ戦での完封数はわずか4試合とあまりにも情けない結果を残してしまった。

しかしACLなど国外での対戦ではそういうミスが少なく、むしろ力と力のガチンコ勝負が嵌った感もあり、ACLのタイトルを奪えたという恩恵もある。

それだけ波の激しいシーズンだったという事で、後任の堀監督も難しい舵取りであったがなんとか乗り越えた。

来シーズンはACLに参戦できない事もあり、より一層国内での闘いが重要視される。もちろんミシャサッカーのベースが残っているゆえ、ウィークポイントもまだまだ散見された。

まずはしっかりと反省点を洗い出し、来シーズンへの礎を築くことへ期待すると同時に、CWCへ向けてはイベント的要素もあろうが、アジア王者として席巻したその力を存分に発揮してほしいと願うばかりである。

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<Jリーグ公式ハイライト>

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2017.11.29

【第33節 川崎F戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第33節 vs川崎フロンターレ 試合結果

29日(水)、埼玉スタジアムにて行われました『明治安田生命J1リーグ 第33節 vs川崎フロンターレ』の試合結果をお知らせいたします。

明治安田生命J1リーグ 第33節
2017年11月29日(水) 19:33キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 0-1(前半0-1) 川崎フロンターレ
得点者 14分 小林悠(川崎)
入場者数 24,605人
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「モチベーション」

ACL決勝の激闘から中3日。レッズは先発メンバーを6人入れ替え試合に臨むことになった。

川崎は優勝するためには引き分けさえ許されない状況で、序盤から猛然とプレスをかけ、ボールを奪いに来る。しかしミスが目立ち、レッズもACLで培った守備力で応戦する中で、傍から見ても動きが硬かったように見えた。

しかし、前半14分、軽率と思われてもおかしくないミスから家長の突破を許し、そのまま対角線上に放たれたパスに反応した小林に飛びこまれ失点。それまで試合の入りが良かっただけに、これまで繰り返されてきた安易なミスからもったいない失点を喫してしまった。

攻撃もボール保持率が高かったことからも、バックラインからの縦パスは入るものの、そこからペナルティエリアへ脅かすものは少なく、単にボールを失う事を恐れてか、安全に横へ横へボールを回すも、逆にそれをカットされてカウンターを浴びる場面も見受けられ、攻撃に一貫性がなかった。

この試合に懸けるモチベーションは圧倒的に川崎の方が上だった。しかしそれに対峙する控え選手達の想いに期待するものもあったが、諸手を挙げるには正直程遠く、やはり主力に頼らざろうない感触もあった。

菊池のサイドバックや遠藤のアンカーなど、初めての経験で負担になった部分はあったと思う。しかしそれをこなすことで収穫もある。大事なのはそれを次の機会にいかせるかどうかだろう。

日程のアドバンテージはあるにしても、決して川崎も本調子ではなかった。それだけに安易なミスからの失点と消極的な姿勢は、単に中3日だからと受け流せるものでもない…。最終節はさらに厳しい中2日となる。回復期間は短いがしっかり切り替えて臨んでほしい。

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2017.11.25

【ACL決勝第2戦 アルヒラル戦】

オフィシャルより

ACL 決勝第2戦 vsアルヒラル 試合結果

25日(土)、埼玉スタジアムにて行われました『AFCチャンピオンズリーグ2017 決勝第2戦 vsアルヒラル』の試合結果をお知らせいたします。

AFCチャンピオンズリーグ2017 決勝第2戦
2017年11月25日(土) 19:15キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 1-0(前半0-0) アルヒラル
得点者 88分 ラファエル シルバ
入場者数 57,727人
この結果、2戦合計2-1となり、AFCチャンピオンズリーグ2017は浦和レッズの10年ぶり2度目の優勝となりました。
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「掴んだ星」

ついに掴んだACLのタイトル。苦しんで耐え忍ぶ時間が長かったが、ラファエルシルバのゴールというワンチャンスをモノにして、1-0で勝利。GSから埼スタ無敗というホームの圧倒的な力を味方にしてアジアのトップに立った。

指揮官は第1戦と同じ選手起用。やられた左サイドではなくその前段階での処置を選手達に求めた。よりアグレッシブに相手ボールに喰らい付き、まさしく肉弾戦の様相。個の能力は相手が数枚も上だったが、局面での対峙にはギリギリまで相手との間合いを見定めゴールを割らせることはなかった。

そして何よりもスタジアムの雰囲気が流れを相手に渡さなかった。あの圧迫感は観ている自分達でさえ驚いてしまうのだから、アルヒラルの選手達はいくらサウジ代表として埼スタを経験していたとは言っても、あんなのとは比較にならない。それだけ赤い力は出来うる限りのサポートを展開した。

初制覇から10年。年々アジアの壁、とかく中韓の壁を打ち破れなかったレッズにとって、ことごとく難敵を打ち破り勝ち進むチームは誇りだった。もちろん国内タイトルから見放されたのは悔しい限りだが、その分最高の結果を得た喜びはとてつもなく大きい。

しかしサクセスストーリーは終わらない。再び中東の地へ赴きクラブワールドカップが待っている。アジア王者としてふさわしい闘いをする前こそ国内もおろそかにはできない。

今はその喜びをじっくりかみしめて、残り試合に気持ちを切り替えてほしい。

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2017.11.19

【ACL 決勝第1戦 アルヒラル戦】

オフィシャルより

ACL 決勝第1戦 vsアルヒラル 試合結果

18日(土)、キング・ファハド国際スタジアムにて行われました『AFCチャンピオンズリーグ2017 決勝第1戦 vsアルヒラル』の試合結果をお知らせいたします。

AFCチャンピオンズリーグ2017 決勝第1戦
2017年11月18日(土)19:15現地時間(25:15/日本時間)・キング・ファハド国際スタジアム
アルヒラル 1-1(前半1-1) 浦和レッズ
得点者 7分 ラファエル シルバ、37分 オマル ハルビン(アルヒラル)
入場者数 59,136人
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AFC


「アドバンテージ」

10年ぶりに味わう中東のアウェー戦。テレビを通じてもスタジアムの独特かつ異様な雰囲気は伝わってきた。

しかしその空気を一変させたのが、前半早々のラファエルシルバのゴール。ドリブル突破から生み出されたゴールはこぼれ球であっても、泥臭くしっかり詰めたことで生まれたもので、相手を焦らすには十分すぎる効果的なゴールだった。

その後は想定通り防戦一方の展開。自陣左サイドを執拗に攻められ攻撃の起点とされた。辛うじて凌ぎきってはいたが、同点に追いつかれるとさらにその勢いは加速度を増したものの、ここぞという時にGK西川の好セーブが光り何とか立て直した。

後半に入ると相手の威力も落ちてきたのか一進一退の流れ。結局1-1の引き分けながらアウェーゴールというアドバンテージを持ち帰ることができた。

さすが代表選手を多く抱え西アジアを勝ち上がってきただけクラブだけあり、個の力もそうだがチームとして完成されている。しかしそれが90分続くかというか疑問符があり、特に決勝だからという高いモチベーションがラフプレーに表れる部分もあった。そうなるとメンタルに左右される部分も大きいかと思われる。

レッズはチームとして組織で守りきり、数少ないチャンスをモノにした。準決勝の上海上港戦と同様な流れを感じる。

第1戦では大きなアドバンテージを手にしたが、“前半90分”を終えたまでで、まだ何も手に入れたわけではない。まだまだ油断はできないし、相手の脅威をまざまざと見せつけられた。ただ対戦してこそ見えてくるものもある。来たるべき1週間後の最後の決戦に臨むべく、しっかり修正してほしい。

<テレビ観戦>

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2017.11.05

【第32節 鹿島戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第32節 vs鹿島アントラーズ 試合結果

11月5日(日)、県立カシマサッカースタジアムにて行われました『明治安田生命J1リーグ 第32節 vs鹿島アントラーズ』の試合結果をお知らせいたします。

鹿島アントラーズ 1-0(前半0-0) 浦和レッズ
得点者 80分 レアンドロ(鹿島)
入場者数 33,356人
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「4戦4敗」

来シーズンのACL出場権獲得へ向け、わずかな可能性を持って首位鹿島に臨んだものの、70分のレアンドロのゴールが重くのしかかり0-1で敗戦。

今シーズン鹿島相手に4戦4敗という不甲斐なさもそうだが、リーグ戦5位以下が確定。来シーズンのアジアへの挑戦は決勝戦を前に幕を閉じた。

アウェー鹿スタではこれまでそう悪くなかっただけに、淡い期待も多少なりともあった。ただ、ミシャサッカーからの転換で相手を惑わせたシステムから脱却を図りつつ、鹿島と同じ4バックで応戦。

天皇杯での敗戦を糧に守備陣はしっかり集中して、失点こそあったにしてもしっかり守りに徹していたと思う。しかし守備が良ければ攻撃が影をひそめてしまうというバランスの悪さは解消されず、シュートもわずか3本といかんせんゴールが遠すぎた。

攻撃の軸となる興梠が抑えられたというのもあるが、やはり供給する側と受ける側で距離が離されてしまっては、楔のパスを入れてもことごとく奪われ、それこそ相手の思うつぼだった。

失点シーンも、斜めに入ってくるクロスボールに大外のレアンドロへの対応が間に合わずフリーで打たせてしまった。今シーズンこれまでレッズが何度となくやられた形であり、、これも解決できないウィークポイントを敵将に曝け出したゆえのものだった。

ACL決勝を前にウノゼロでの完敗で、やや暗雲立ち込める結果となってしまった。しかしこの状況で首位鹿島と対戦できたことは意義深く、それを糧に再度攻守の確認をして大一番に備えられるのは大きい。

来シーズンACLに出られないのは辛いが、逆にその分決勝へ臨む想いはより一層強くなったように感じる。

代表での中断を挟むこともあって、レッズにとっては今月はいろんな意味で長い長い1ヶ月間になりそうだ…。

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2017.10.29

【第31節 広島戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第31節 vsサンフレッチェ広島 試合結果

29日(日)、エディオンスタジアム広島にて行われました『明治安田生命J1リーグ 第31節 vsサンフレッチェ広島』の試合結果をお知らせいたします。

明治安田生命J1リーグ 第31節
2017年10月29日(日) 16:04キックオフ・エディオンスタジアム広島
サンフレッチェ広島 0-1(前半0-0) 浦和レッズ
得点者 61分 長澤和輝
入場者数 17,178人
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「新たな色」

相手は16位といわば降格崖っぷち。失点を恐れゴール前にしっかり鍵を閉められてしまうと、どうしてもパスが入らず各駅停車のような状態に陥ってしまう。

無闇に縦へ入れようとするとカウンターの餌食になってしまい、何度か肝を冷やされる場面もあったが相手の精度の低さに助けられ、久々のウノゼロ達成となった。

この日はACLアルヒラル戦を考慮してか、第1戦出場停止のマウリシオをベンチスタート。センターバックに槙野、阿部を組ませ、左には宇賀神、右は遠藤をそれぞれ起用。槙野の起用にはポジションの適性が試された感もあるが、しっかりパトリックに喰らいついていき対応。また中盤は青木をアンカーに据えその前に柏木、長澤とタイプの異なる攻撃的選手を据えてチャンスを伺った。

前半こそチャンスがなかったが、後半に青木のロングフォードから遠藤が追いつき素早いクロスを入れると、それに反応した長澤がフリーの状態でシュートを決めて貴重な得点。交代直前での得点だっただけにまさしく“持っている”選手であり、ようやく結果を出すことができた。

ACLでの快進撃とは裏腹に、リーグ戦ではアウェー仙台戦以来ホームで2試合連続引き分けと今一つの結果が続いており、微妙な心境だったのは事実。特に前節G大阪戦ではATでCKから同点に追いつかれただけに、選手達は細心の注意を払いながら試合を進めてきたが、最後の最後にパトリックと西川が1対1となった攻防には痺れてしまった。

決して内容は素晴らしいものではない。しかしながら監督交代というショックから3ヶ月経ち、遅まきながらようやくレッズにも新たな“色”が加わったような気がする。

その色がさらに鮮やかになるまではまだ時間がかかりそうだが、ようやく堀監督としての形が見えてきたのはそれはそれで嬉しい限りだ。

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2017.10.22

【第30節 G大阪戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第30節 vsガンバ大阪 試合結果

22日(日)、埼玉スタジアムにて行われました『明治安田生命J1リーグ 第30節 vsガンバ大阪』の試合結果をお知らせいたします。

浦和レッズ 3-3(前半0-0) ガンバ大阪
得点者 50分 ラファエル シルバ、54分 ファン ウィジョ(G大阪)、64分 ラファエル シルバ、67分 赤﨑秀平(G大阪)、73分 興梠慎三、90+2分 呉屋大翔(G大阪)
入場者数 21,603人
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「空虚な失点」

上海戦から中3日。対するガンバは中7日と日程的なハンデを考慮するなら、悪天候も含んで善戦したと思うが、やはり3度あったリードを最後まで守りきれなかったというのは痛恨であり、まさしく勝点2を落とした試合だった。

ピッチに水が浮くほどの厳しいコンディションの中、ロングボールを多用するかと思われたが、いざ始まってみると、双方しっかりパスを繋ぎ、時折ロングフィードを使いながら、ゴール前でチャンスを作るというそれぞれの持ち味を魅せた展開が続いていた。

レッズは左ワイドにラファエルシルバ、右ワイドにズラタンと両外国人選手を同時起用してきた指揮官。目指すべき目標に向けていろいろ仕掛けている様子は垣間見える。

前半をスコアレスで終えると、後半開始早々の5分にラファエルシルバが決めたゴールを皮切りに双方合わせて6得点の応酬。

いずれもレッズが奪えばわずか数分後にガンバが追いつくという忙しい流れ。しかも1失点目と3失点目はそれぞれセットプレーからで、決して崩されてからというものではなかっただけに、一瞬でやられてしまったことに徐々に悔しさが募ってくる。

上海戦での集中した守備を目の当たりにしただけに、この失点風景が何とも空虚に映ってしまうのはやるせないなぁ…という想いであるが、これが今シーズン別な意味で積み重ねてきた負の遺産なのだから、それはそれとして割り切るしかないのだろう。

だがその結果、3位4位という目標がさらに遠ざかったのは事実である。

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2017.10.18

【ACL準決勝第2戦 上海上港戦】

オフィシャルより

ACL 準決勝 第2戦 vs上海上港 試合結果

18日(水)、埼玉スタジアムにて行われました『AFCチャンピオンズリーグ2017 準決勝 第2戦 vs上海上港』の試合結果をお知らせいたします。

AFCチャンピオンズリーグ2017 準決勝 第2戦
2017年10月18日(水) 19:30キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 1-0(前半1-0) 上海上港
得点者 11分 ラファエル シルバ
入場者 44,357人
この結果、2戦合計2-1で浦和レッズの決勝進出が決まりました。
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「GO WEST!」

平日としては久々の4万越え。

アジア屈指の戦力を誇る上海上港とは4度目の対戦。ある程度双方の手の内は知り尽くしてる中、ホーム埼スタでの強みはここでも発揮。ACL独特の痺れる空気がスタジアムを包み込む中で、前半CKから奪ったラファエルのゴールをしっかり守りきり、10年ぶりとなるファイナルへのチケットを奪った。

第1戦から出場停止だった3人も復帰し、ほぼベストメンバーで揃えてきた相手に対し、レッズは神戸戦を加味しつつ、ここでのベストメンバーを揃えて相手を迎え撃った。

序盤から厳しい闘いも予想されたが、要注意とされたフッキがボールを持つと2人、3人と取り囲みさらにプレーエリアを押し下げ、彼を自由にさせなかった。もちろん他の選手達がキープしてもしっかりマークが付き、要所要所で抑え込み攻撃のリズムを水際で減退させた。

レッズも先制後は何度かカウンターからチャンスを仕掛ける事ができたが、やはり守備に注視するゆえなかなか攻撃への人数が足りない中で、ロングフィードやセットプレーなど可能性のある中で追加点への機会をうかがっていた。

リーグ戦とは雰囲気や闘い方が異なる中で得た久々の無失点勝利。しっかり相手を研究し尽くせたからこその結果であるが、まだまだ旅は続く。

ようやく10年前の舞台に戻ってきた…というのが印象だろう。やはり最後は中東で西アジアのクラブと闘うのがACLの醍醐味でもある。

決勝戦は1ヶ月先。その間リーグ戦が3試合控えている。やるべきことや試したい事など指揮官にはいろいろ想いがあるだろうが、その中での選手起用は先を見据える上でとても大事になる。今日の喜びは一旦心の奥にしまって残るリーグ戦にしっかり切り替えてほしい。

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