天皇杯4回戦 横浜FM戦プレビュー
リーグ戦の激闘から2週間。明日から天皇杯が再開。レッズは熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で横浜F・マリノスと対戦する。
横浜はリーグ戦は13勝14分7敗の勝点53。リーグ最小失点の33という堅実な守備で確実に勝点を積み上げ、引き分け数こそ14とリーグ最多であったが、最終節に3位の鳥栖に勝って4位に滑り込んだ。
しかしその代償は大きく、貴重な得点源でありレッズの天敵でもあるマルキーニョスや齋藤の出場が困難な模様。前線の布陣は小野を1トップに据え、中村俊輔や狩野健太らが2列目を形成するが、攻撃のインパクトとしてはかなり厳しい状況となる。また守備陣も左サイドのドゥトラが欠場。その穴を金井が埋めるというスクランブル体制で臨むことになると思われる。
一方のレッズは、最終節は名古屋を相手に2-0と快勝。3位鳥栖、4位柏の敗戦を受け逆転で3位に滑り込みACL出場権を獲得しリーグ戦を終えた。
当然ながらモチベーションの問題が懸念されるが、ACL出場権とは異なる「天皇杯」というタイトル奪取。そして今シーズン限りでチームを去る達也やポポのために・・・という合言葉の元での心身の向上が、頂点へ向けての残り4試合への足掛かりと言っても過言ではない。
ただレッズも懸念材料がある。指揮官ミシャが腰の治療でリーグ戦終了後に母国へ帰国。代わりに堀コーチが指揮を執るが、システムに変更はなく彼が感じる上での些細な調整が施されるぐらいで大きな差異はなかろうかと思われる。また怪我人も多く、原口は虫垂炎で離脱。梅崎も別メニューで、前線のユニットはキーマンとなる達也が1トップを担い、マルシオ、柏木との構成になろうかと思われる。もちろん彼らをはじめ他の選手達の蓄積疲労も気になるところ。2週間空いた感覚をどう取り戻せるかがポイントになるだろう。
負けたら即ち今シーズンが終わるというノックアウト戦をどう乗り切るのか。それこそ力関係とは異なり、勝利への高いモチベーションが勝負の分かれ目になるだろう。リーグ戦とはまた違う賜杯へ向けての師走の熱き闘いが再び始まる。
☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第34節 (対名古屋 ○2-0)
【横浜】 Jリーグ第34節 (対鳥栖 ○1-0)
☆今季対戦
Jリーグ第9節(5/3) 浦和1-2横浜 【浦和】【横浜】
Jリーグ第25節(9/15) 横浜1-2浦和 【横浜】【浦和】
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