2012.12.15

【天皇杯4回戦 横浜FM戦】

天皇杯4回戦 vs横浜F・マリノス(レッズオフィシャル)

12月15日(土)に熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行なわれました、第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 vs横浜F・マリノスの試合結果をお知らせいたします。
第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦
2012年12月15日(土)16:02キックオフ・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
試合結果
浦和レッズ0-2(前半0-1)横浜F・マリノス
得点者:28分 兵藤慎剛(横浜FM)、48分 狩野健太(横浜FM)
入場者数:12,634人
試合速報
JFA公式記録】(PDFファイル)


「さらなる高みへ」

昨年に続き県北熊谷の地で敗戦を喫し、2012シーズンの公式戦が終わった。

レッズはリーグ戦を3位で終え、すでに1つの目標であった来シーズンのACL出場権を確保。この天皇杯へ臨むモチベーションが懸念されたが、チームを離れる達也やポポへの想いから1試合でも多く・・・という気持ちがプレーに現れていた。

しかしそれは相手も一緒。なおかつ「天皇杯制覇=ACL出場」という大きな目標を掲げて臨んだ相手の方がむしろ試合へのモチベーションは大きく、プレーの端々にその想いが現れていたように感じた。特にベテランの域に入る中村俊輔の動きが活発で、彼自らがレッズのバックラインにプレッシャーを懸けることで、その後ろに控える中盤の選手達の動きが活発化し攻撃を展開していた。

さらにリーグ最小失点の守備が発揮されし、前半に1点を奪うとしっかり網をかけ、攻撃の要である縦への攻撃を封じられた。そして後半開始早々の追加点が、レッズにとって大きなダメージになってしまったと言っても過言ではない。

リーグ戦から2週間。とかく消化不良だったと思われても致し方ない試合内容であったが、一発勝負の短期決戦においては、力量差以上にモチベーションが勝負を左右するゆえ、それが結果に現れてしまったのだから、致し方ない敗戦だったと思う。

今シーズンのレッズは指揮官が変わり、劇的な復活というか大きな変貌を遂げた。しかしこの力が本物かどうかと問われると決してそうではないと思う。来シーズンは上位だったゆえ狙われる対象でもあり、そこにACLという新たなステージでの闘いも早々に控えている。それゆえ若い選手達らの戦力も底上げも必要だし、補強も必要だと思う。

さらなる高みへ向けて、ミシャレッズのさらなる飛躍に期待したい。

Cimg0382 Cimg0391


Cimg0399 Cimg0410

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.12.01

【第34節 名古屋戦】

Jリーグ vs名古屋グランパス(レッズオフィシャル)

12月1日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第34節 vs名古屋グランパスの試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第34節
2012年12月1日(土)15:34キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ2-0(前半1-0)名古屋グランパス
得点者:23分 柏木陽介、59分 槙野智章
入場者数:51,879人
*来シーズンのACL出場権を獲得
試合速報


「アジアへの扉」

試合終了の長いホイッスルが鳴ってから、しばしの静寂が訪れたスタジアム。しばらくすると来シーズンのACL出場権を獲得した旨のアナウンスが響き渡ると再び大きな歓声が沸きあがった。それはレッズがリーグ戦を3位でフィニッシュし、5シーズンぶりにアジアへの扉を開いた瞬間だった。

とかく前節、難攻不落のベアスタで鳥栖を相手に組織高いサッカーにやられて5位に転落。最終節は自分達の勝利の他に、3位4位の上位2チームの結果次第という難しい条件だったゆえ、まずは自分達の試合に集中するということが大事だった。なおかつレッズの最終節は2007年から5シーズン勝利なし。ネガティブな要素満載だったといっても過言ではなかった。

ただ、選手達は目の前の1勝。さらにこの埼スタで勝ってリーグ戦を終えるために、時にはボールに喰らいつき、時には体ごと投げ出して相手のシュートを弾いてゴールを守り、クリーンシートで試合を終えた。

この日は原口に代えてマルシオを1トップに据えて試合に臨んだ。ただミシャのサッカーは、前線3人のユニットで攻撃を展開していくゆえ特段不安視していなかったが、想定以上にボランチの啓太や阿部、さらにベテランの暢久からの縦パスやサイドチェンジがズバズバと決まり相手守備陣を翻弄させた。


他力とは言いながら勝ちきって3位で終えたのは、このサッカーを信じてブレずにやり通した選手達へのサッカーの神様からのご褒美だといってもいいだろう。それだけ選手達はミシャの教えを吸収しそれをプレーに体現させてきた。しかしこれは単なる通過点にしか過ぎない。まだまだ引いた相手に対しての対応や、メンバー固定による蓄積疲労への対応などいくつか改善すべき課題も見られた。これはしっかり修正すべきものであるし、もちろん補強も重要だと思う。

ひとまず2012年のリーグ戦は終わった。34試合3060分間+αという時間が刻んだ「15勝10分9敗」という結果は十分過ぎる成績だといっていいだろう。そして2週間後には最後のタイトルである天皇杯が控えている。だが今はしっかりと体を休めて次へ向けて備えてほしい。

Cimg0242 Cimg0249 Cimg0271

Cimg0300 Cimg0307 Cimg0320

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.11.24

【第33節 鳥栖戦】

Jリーグ vsサガン鳥栖(レッズオフィシャル)

11月24日(土)にベストアメニティスタジアムにて行なわれました、Jリーグ第33節 vsサガン鳥栖の試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第33節
2012年11月24日(土) 14:35キックオフ・ベストアメニティスタジアム
試合結果
サガン鳥栖3-1(前半1-0)浦和レッズ
得点者:45分・78分 豊田陽平(鳥栖)、58分 梅崎 司、63分 野田 隆之介(鳥栖)
入場者数:22,116人
試合速報


「イメージの共有」

試合の入りは決して悪くなかった。相手のトップスコアラーである豊田の高さを封じるため、山田暢久やこの日スタメン起用された濱田水輝がしっかり対応し、危険な場面が生じることは少なかった。

しかしそれを打ち砕かれたのが前半終了間際。これまでサイドからの上がりもしっかり監視していたが、その時だけ自陣右サイドから金民友の突破を許してしまい、最後は水輝との競り合いに体を入れてニアに飛び込んで来た豊田に決められ、厳しい時間帯に先制点を許してしまった。

後半に入りレッズは58分に梅崎の鮮やかなシュートで同点に追いつくも、ゴール前での勢いは少なく、むしろカウンターからコンパクトに一気に攻め上がる相手の方に勢いがあり、それがホームスタジアムの歓喜を促してレッズのミスを誘い再び勝ち越して、さらに追加点を積み上げた。


鳥栖の選手達は一様に「イメージの共有」という言葉を使い、中盤でボールを奪い前へ攻め上がり、最後はエースである豊田が決めるという1つの絵を描いており、敵将尹晶煥がこれまでチームに叩き込んでJ2時代から積み上げてきたサッカーの集大成とも言える。それは相手が広島だろうが仙台だろうがもちろんレッズだろうが変わらないやり方でもある。

逆にレッズはどうだろう・・・。これまで結果がついてきて上位につけられたのもミシャサッカーのイメージを選手達が体現できたというのもある。しかしそれがスタメン組以外に希求されているかというと難しい問題であり、来シーズンへ向けての課題でもある。この日は選手個々の疲労蓄積もあるが、柏木や槙野が欠場しその代役として起用された水輝にとって厳しい結果となってしまった。しかし90分間フルタイムで起用された事はイメージを共有する上で彼にとって大事な時間であったと思う。


もちろん負けたことは悔しいし3位の座を明け渡してしまったことは残念である。しかし試合後の選手達はそれをかみ締めつつも各々のコメントの中に今のサッカーを継続することの大切さを説いていた。そうレッズのサッカーはまだまだ道半ばであり、今後もそれを続けることが大事なのである。それを「ピカピカの1年生」達の前で教わったような気がした。

Cimg0170 Cimg0179 Cimg0185

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.11.17

【第32節 広島戦】

Jリーグ vsサンフレッチェ広島(レッズオフィシャル)

11月17日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第32節 vsサンフレッチェ広島の試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第32節
2012年11月17日(土)14:04キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ2-0(前半1-0)サンフレッチェ広島
得点者:41分 梅崎司、61分 鈴木啓太
入場者数:41,296人
試合速報


「精一杯の抵抗と意地」

やはり広島の選手達は、どこか動きに固さが見られていた。両サイドの攻防しかり、相手のエースストライカー佐藤寿人をしっかりマンマークで封じるレッズの選手達の意地と埼スタという独特の雰囲気に彼らは普段のプレーができずにいたように感じた。そしてレッズもここ数試合勝点3から遠ざかっている中で迎える広島とのリターンマッチは、ミシャサッカーの現在地を確認する上で負けられない一戦だった。

とかくレッズは、広島を徹底的にスカウティングしていた。共に師は同じゆえ、どこがウィークポイントでどこがストロングポイントなのかお互い分かりきっている中でも、相手より出足を早くすることで、ボールの出所を捉え相手の動きを封じ攻撃の目を摘んでいた。

しかしシステムの経験値は広島の方が上。レッズがサイドチェンジを多用し攻撃に転じようにもしっかりスライドして守備の枚数を増やしてゴール前での攻防を避けていたが、一瞬の閃きと判断の差が2ゴールに繋がったものだと思う。いずれも決して守備を崩したものではなかったが、それはこれまで混沌としていた鬱憤を晴らすかのような鮮やかなものだった。


ほぼ優勝争いから脱落し、3位死守も危うい中で迎えた一戦。とかく難しい試合だったが、選手達はこの1年ミシャの教えをしっかり吸収し、開幕戦で敗れた首位広島を相手に積み上げてきた成果を如何なく発揮した。たとえ優勝争いがどうであってもレッズは精一杯の抵抗と意地を見せた。さらにこれはお世辞だったのかもしれないが、ミシャサッカーの“先輩”でもある敵将にその成熟度の高さを認めさせた。

この勝利がこれまで苛まれてきた内容と結果のジレンマから解き放たれるのか・・・。それはACL出場を懸けたこの先の闘いに繋がっていると言っても過言ではないと思う。

Cimg9946 Cimg9961 Cimg9975

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.11.07

【第31節 川崎戦】

Jリーグ vs川崎フロンターレ(レッズオフィシャル)

11月7日(水)に行なわれました、Jリーグ第31節 vs川崎フロンターレの試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第31節
2012年11月7日(水)19:03キックオフ・等々力陸上競技場
試合結果
川崎フロンターレ 4-2(前半3-1)浦和レッズ
得点者:19分 柏木陽介、22分・28分・34分 レナト(川崎)、58分 槙野智章、72分 山瀬功治(川崎)
入場者数:17,870人
試合速報


「アンバランス」

「間違いなく正しい方向に進んでいる」。「自分達の方が試合をコントロールしていた」。

試合後、指揮官や選手達から口々にポジティブな言葉が発せられたが、結果は大量4失点の敗戦。確かに“試合運び”という点からみれば、決して悪くはなかったと思うし、むしろ崩された印象が少なかったゆえ、そういう中での4失点は別な意味で驚きでもあった。

ただ、明らかな差としてFKのチャンスをしっかりモノにした相手に対し、むしろそれ以上あったチャンスを全く生かせなかったという決定力、さらに思い切りのなさに屈してしまった。

試合開始直後こそ、相手の3バックに対し丁寧にパスを通してゴール前でチャンスをつくり、それが柏木の先制点にも繋がった。しかし、直後にゴール前でファールを犯し、レナトのFKが立て続けに決まり逆転を許してしまうと様相一変。相手は後方で5枚で壁を作りながらも、中盤からレッズの出方をじっくり見て、パスミスを見逃さずボールを奪うと一気にカウンターを喰らわされた場面もあった。

リーグ戦では9月末に柏に勝って以降1分3敗。もう1ヶ月以上勝利から見放されている。優勝争いから脱落し、さらに次節以降の結果如何では3位以内おろか一気に順位を下げる可能性もある。ただ、選手達はミシャのサッカーに自信を深めているゆえ、内容と結果とのアンバランスに戸惑いそして苦しんでいる状況が伺いしれる。

相手に対策を立てられるとなかなか打破できない状況は変わっていないが、その困難を克服するには、リスクを承知の上で攻め上がってこそそれがミシャのスタイルでもあろうかと思う。

そして次節はその“原点”ともいえる広島とのリターンマッチ。茨の道はまだまだ続く・・・。

Cimg9916 Cimg9923 Cimg9927

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.27

【第30節 C大阪戦】

Jリーグ第30節 vsセレッソ大阪(レッズオフィシャル)

10月27日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第30節 vsセレッソ大阪の試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第30節
2012年10月27日(土)14:03キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ0-0(前半0-0)セレッソ大阪
入場者数:32,090人
試合速報


「バランス」

前半34分にDF永田が負傷。代わりに山田暢久が投入され高さに不安があったものの、やはりそこは百戦錬磨のベテラン。そつなくセレッソの攻撃をいなしつつも、何度かチャンスの起点となった。

しかし時間が経つごとに、相手のカウンターに対して守備的に偏重。公式戦9試合ぶりに完封できたものの、攻撃は形を作るもののフィニッシュに精度を欠いていた。それゆえシュート12本放っても、枠を捉えたものは少なかったように感じた。

敵将はレッズの攻撃を抑えるべく、6人が守備ラインを敷いていたものの、原口が高い位置でポストプレーをこなししっかりボールを捌いてチャンスを作っていた。結果こそついてこなかったものの、これまで閉塞感を感じていた攻撃陣について光明が見えたように思える。

チームの状況が落ちている時こそ、必要なのは攻守のバランスであり、特にレッズのサッカーはそれが生命線でもある。選手達が気付き工夫し、そして事態を打開できる力を備えてこそ、初めて高いステージへの挑戦権を得られるのだと思う。

Cimg9875 Cimg9894 Cimg9895

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.20

【第29節 仙台戦】

Jリーグ第29節 vsベガルタ仙台(レッズオフィシャル)

10月20日(土)にユアテックスタジアム仙台にて行なわれました、Jリーグ第29節 vsベガルタ仙台の試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第29節
2012年10月20日(土) 13:04キックオフ・ユアテックスタジアム仙台
試合結果
ベガルタ仙台3-2(前半1-0)浦和レッズ
得点者:2分 赤嶺真吾(仙台)、62分・79分 ウイルソン(仙台)、64分 槙野智章、82分 マルシオ リシャルデス
入場者数:17,711人
試合速報


「一日の長」

荒れたピッチの感触を感じる前に失ってしまった先制点。これが結果的に最後まで尾を引いてしまった。

当然のごとく時間が過ぎてゆくと1点を追い上げるゆえ、相手の出方を見計らってややリスクを負いながら攻め上がらなければならない。ただ相手もそれを見逃さず枚数をかけてボールロストを誘発。そこから何度もカウンターの餌食に嵌ってしまい、さらなる失点につながってしまった場面もあった。

この日、バックラインから縦への展開が封じられても、何度かサイドへ鋭いパスを供給していたが、相手もそこをしっかりケアすることでその後が続かず、なかなかバイタルエリアでのチャンスが乏しかったように思えた。しかしそういう中でも堅守仙台を相手にアウェーで2点を奪えたことは今後への光明と言っていいかもしれない。


2位と3位の直接対決ながら、やはり個の力以上に組織力の差を痛烈に感じた。それはこれまでわずか1年で培ってきたミシャのサッカー以上に敵将手倉森監督が歳月をかけて積み上げてきたサッカーがホームで結果を出したという事であり、そこに一日の長を強く感じる。

その差は決して小さいものではない。しかしレッズとしてはまだまだこれからなのであり、とかくそれを縮めないことには今後も何も変わらない。リーグ戦では初の連敗を喫したが、そこからの切り替えこそが大事であり、次からの戒めに繋がってくれればいいと思う。

Cimg9826 Cimg9835 Cimg9840

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.10

【天皇杯3回戦 讃岐戦】

天皇杯3回戦 vsカマタマーレ讃岐(レッズオフィシャル)

10月10日(水)に佐賀県総合運動場陸上競技場で行なわれました、第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 vsカマタマーレ讃岐の試合結果をお知らせいたします。
第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
2012年10月10日(水)19:00キックオフ・佐賀県総合運動場陸上競技場
試合結果
カマタマーレ讃岐1-2(前半0-0)浦和レッズ
得点者:75分 矢島慎也、88分 西野泰正(讃岐)、90+3分 ポポ
入場者数:1,583人
試合速報
JFA公式記録】(PDFファイル)


「内容と結果の乖離」

なかなか相手を攻めきれず焦れる時間・・・。それはまるで札幌戦の続きのような展開だった。

やはり敵将はしっかりレッズを研究しており、5バックでガッチリとマンツーマンで対応され、時にはボールホルダーに対し複数配置。その網に引っ掛かると相手は一気にカウンターを仕掛け、何度かゴール前を脅かされた。

後半に入り、75分に途中から投入された矢島が槙野からのパスを冷静にゴールに決めるも、その後のチャンスを生かしきれず、88分に同点ゴールを奪われると再び相手選手達が息を吹き返したかのようにみえた。しかしアディショナルタイムに、小島からのロングボールにポポが相手DFのミスを誘い最後はGKまでかわし冷静に決めて勝ち越し。危うく“残業”いう名の延長戦突入を逃れた。

この日はミッドウィークの連戦を考慮してか、何人が選手を入れ替えて試合に臨んだ。相手の守備陣の奮闘も素晴らしかったが、それ以前選手間同士が求めるポイントが今ひとつで決定的なチャンスも見られる事が少なかったように思えた。ただ彼らのコメントをみると、そういう状況に陥っている・・・というのはすでに認識しているようであるが、ではどう改善したらいいか…という所まで至っておらず、なかなか打開策が見えてこないというのが現状であろうかと思う。

今日は結果として辛うじて勝利を掴み、天皇杯ベスト16まで駒を進めた。一発勝負のトーナメント戦ゆえ内容と結果が乖離しているのは致し方ない・・・という想いもあろうが、やはりわずか4日前の札幌戦とほぼ同様な試合展開だったゆえ、“歯痒かった”というのが正直なところである。

【テレビ観戦】

Cimg9758 Cimg9761 Cimg9762

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.10.06

【第28節 札幌戦】

Jリーグ第28節 vsコンサドーレ札幌(レッズオフィシャル)

10月6日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第28節 vsコンサドーレ札幌の試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第28節
2012年10月6日(土)19:04キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-2(前半0-0)コンサドーレ札幌
得点者:50分・74分 古田寛幸(札幌)、86分 梅崎 司
入場者数:30,692人
試合速報


「浦和の現在地」

前後半何度か訪れたビックチャンスを決めきれず、逆に速攻から相手に決められ万事休す・・・という典型的な負けパターンに陥った手痛い敗戦。

上位定着を狙う上で、特に下位との対戦での取りこぼしは許されない中で、試合の入りこそ悪くはなかった。ただし若手主体に切り替えた札幌に対し、自分達のサッカーを貫き徹底的にプレッシャーを掛けられたのか・・・というと自らのミスも目立ったせいかそこまではいかず、逆にカウンターという武器を与えてしまったように見えた。

また、河合と山本の両ボランチはガッツリとレッズのDFラインにプレッシャーをかけ、ビルドアップのチャンスをことごとく潰してミスを誘発。それを起点にカウンターの餌食になることがしばしばあり、攻撃の組み立てをしっかり研究されてしまった。ただ今のレッズにはそれを打ち破る術が足りず、この日の攻めは後手後手にならざろう得なかったように感じた。

つまりそれが今の浦和の現在地であり、一つタスクをこなせたとしても、必ずといっていいほど相手は研究し、次の一手を打ってくるのである。その術を身につけてこそ初めて上への挑戦権を得ることになるのだと思う。

指揮官は試合後「我々は敗戦の後、必ず強く帰ってきた」と話す。そう、レッズは足踏みしてもしっかり修正し連敗を喫することなくここまで勝点を積み上げてきた。大事なのは敗戦した次の試合。もちろん次のリーグ戦は2位仙台戦であるが、それ以前に4日後に控えている天皇杯讃岐戦も大事だということである。

Cimg9729 Cimg9741 Cimg9745

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.09.29

【第27節 柏戦】

Jリーグ第27節 vs柏レイソル(レッズオフィシャル)

9月29日(土)に国立競技場にて行なわれました、Jリーグ第27節 vs柏レイソルの試合結果をお知らせいたします。
2012Jリーグ DIVISION1 第27節
2012年9月29日(土) 19:04キックオフ・国立競技場
試合結果
柏レイソル1-2(前半1-1)浦和レッズ
得点者:15分 オウンゴール(柏)、39分 梅崎 司、90+3分 ポポ
入場者数:26,106人
試合速報


「偶然という名の必然」

時間はすでにアディショナルタイムに突入。そして手元の時計はすでに2分半を過ぎていた。

ゴール裏から見ていて、加藤の手から放ったとてつもない超ロングフィードに矢島が競り、そのこぼれ玉をポポが猛然と相手DFとGKの間に突っ込んできたまでは記憶にあったが、気がついたら無人のゴールに向かってまるでスローモーションのようにボールが転がり、それが勝点1から3に積み上がった瞬間だった。

内容こそCKから自らのミスというか不運も重なって先制点を許してしまったが、その後は左右にサイドチェンジを仕掛けたり、DF陣が自らドリブルを仕掛けたりと徐々に攻勢を強めて、結果的に39分の同点ゴールに結びつけた。

後半に入ると対レッズの常套手段ともいえる6バックで応戦されチャンスも数少なかったが、最後の最後で生まれたポポの逆転弾は、時間が限られた中で唯一といってもいい相手の守備枚数が少ない中で、あきらめずに競って攻めきった結果が勝点3に結びついたのだと思う。

見る人によってはそれは“国立の奇跡”という偶然の出来事だったのかもしれない。しかし選手達は前節の大敗を糧に再び自らのサッカーをしっかり組み立てる中で、数少ないチャンスから勝点3を呼び込んだのだから、それは必然の結果だったいう見方も悪くはないだろう。

Cimg9687 Cimg9699 Cimg9717

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧