2010.12.24

天皇杯準々決勝 G大阪戦プレビュー

元日決勝へ向けて天皇杯が再開。明日は万博記念競技場でガンバ大阪と対戦する。

ガンバはリーグ戦では18勝8分8敗の勝点62の第2位で終了。優勝には届かなかったものの、4年連続でACL出場権を獲得した。しかし未踏である3大会連続での天皇杯制覇へ向け、手綱は一切緩めていない。

戦力ではルーカスの退団が発表されたものの、今季最後の万博での試合という事もあり、モチベーションは高い。もちろん個々の能力しかり戦術ではやはり完成度は高い。それだけに中心となるであろう遠藤がキーポイントなるだけに、彼をどう抑えるかが勝負の分かれ目になるかもしれない。

また、前回埼スタでの対戦時では、ガンバが比較的スロースタートで臨んできて相手の出方を伺っていた。レッズは前半でのチャンスを決め切れずに徐々に体力を奪われ、後半一気に失点を喫した事は痛恨ともいえるだけに、試合の流れの見極めが重要になってくる。

一方のレッズは、リーグ戦は14勝6分14敗の勝点48の第10位で終了。フィンケ監督は契約を更新することなくレッズを去る事が決まった。またロビーの退団は周知の事実であったが、サヌのレンタル終了、そして細貝のレバークーゼンへの移籍が発表され、にわかにチームの雰囲気が変わってきた。

シーズン終了が近づくにつれ、ケガ人が戦列に復帰してきたことは喜ばしいが、その反面メンバー構成に苦慮してしまう。調子がいいが長く戦列から離れた選手を起用するかどうかは、最終的には指揮官の判断に委ねられる。

今シーズンは、結果的にリーグ戦は中位に沈んでしまったゆえ、指揮官は最後のタイトルとなる天皇杯制覇へ向け大きな意欲を口にしている。それだけにこの2年間で積み上げてきた方向性が間違っていなかったか指し示す大きなチャンスでもある。

リーグ戦最終節はホームであまりにも不甲斐ない結果で終わってしまっただけに、このままでは終われない・・・という想いもあるだろう。

それだけに、ガンバという今季2敗を喫した相手と万博で試合をできる事はいろんな意味で大きいと思う。万博では5ヶ月前のリーグ戦で、再開直後から1度もボールを奪えぬまま決勝点を奪われ、スルリと勝点がこぼれてしまったのは鮮明に記憶に残っている。

一発勝負のトーナメント戦ゆえ何が起こってもおかしくない。もう1度キモチ切り替えて、選手等と共に元日へそしてACLへ歩を進めたい。


☆今季対戦
リーグ第13節(万博) G大阪3-2浦和 【G大阪】【浦和
リーグ第31節(埼スタ) 浦和0-2G大阪 【浦和】【G大阪

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第34節 (対神戸 ●0-4)
【G大阪】 Jリーグ第34節 (対清水 ○3-0)

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2010.12.03

第34節 神戸戦プレビュー

3月から始まったリーグ戦もいよいよ最後。明日はホーム埼玉スタジアムに、ヴィッセル神戸をむかえ対戦する。

神戸は現在、8勝11分14敗の勝点35で第16位。前節はホームで清水と対戦。負ければ降格の可能性大という崖っぷちの状況下で試合開始。

前半こそ清水のパワーある攻撃に手を焼いたものの、スコアレスで終えた。後半も押され気味の中、30分に田中が2枚目の警告で退場。土壇場で1人欠いてしまう状況に陥ってしまう。

しかしそれが逆効果になったのか、10人とは思えないぐらい前ががりの展開となり、ついに38分に待望の先制点を挙げた。放ったシュートは24本。最後まで貴重な1点を守りきって勝点3を奪い、最終節まで残留への望みを繋げた。

一方のレッズは、前節はアウェーで川崎と対戦。開始わずか30秒で先制点を許してしまう、幸先の悪い立ち上がりとなった。それ以降も川崎の猛攻に水際で防ぐのがいっぱいいっぱいで、いつ崩壊してもおかしくなかったが何とか1失点のみで前半を終えた。

後半はボランチに細貝が起用されると流れが一変。前への推進力が上がり、ようやく30分にロビーのパスをエスクデロがGK頭上へ鮮やかなシュートを放ち、同点に追いついた。それ以降は次々とチャンスを作るも、ゴールまでには至らず結局1-1のドローに終わった。

今週月曜日にフィンケ監督の退任が発表された。改革を掲げて2年間チームを率いたものの、クラブとの考え方の相違からチームを去ることになった。そして、それ以上に忘れてならないのは、ロブソン・ポンテの退団である。もちろん天皇杯も控えているが、ホーム埼スタでは最後の試合となる。有終の美を飾りたいところではあろうが、やはり相手の状況もある。

もちろん神戸にとっては残留への強い想いがある、他チームの結果如何とはいえ、まずは勝たなければいけない状況において、アウェーでの試合はハードルが高いがそれは関係ない。ここ6試合で3勝3分で追い上げてきたのは決してフロックではないだろう。

レッズにとって、ここ3年間は勝利から見放されている最終節の試合。ただ、明日はいろいろな想いを含ませながらの特別に濃ゆい90分間になると思う。

やはりまずは勝点3。明日も選手達と共に闘ってリーグ戦を締めくくり、その先の天皇杯に勢いをつけたい。


☆今季対戦
ナビスコ予選第2節(ホムスタ) 神戸1-3浦和 【神戸】【浦和
リーグ第17節(ホムスタ) 神戸1-0浦和 【神戸】【浦和

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第33節 (対川崎 △1-1)
【神戸】 Jリーグ第33節 (対清水 ○1-0)

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2010.11.26

第33節 川崎戦プレビュー

リーグ戦もあと2試合。明日はアウェー等々力陸上競技場にのりこみ、川崎フロンターレと対戦する。

川崎は現在15勝7分10敗の勝点52で第6位。前節はホームでセレッソ大阪と対戦。

ACL出場圏内進出へ向け落とせない一戦。共に攻撃的なチームであったが、ラストパスやフィニッシュの精度に欠けゴールが遠い。前半こそスコアレスで折り返すものの、後半は12分にサイドからのクロスに頭で決められ先制を喫してしまう。さらにカウンターで追加点を許すが、35分に1点を返し反撃を試みるも万事休す。結局1-2で敗れ痛恨の黒星を喫してしまった。

一方のレッズはアウェーで横浜F・マリノスと対戦。

相手の主力CBを欠く中、空いたスペースを狙い前線から攻め立てた。それが功を奏し、ロビーの鮮やかな2ゴールが生まれた。前半終了間際に1点を失うも、後半も素早い切り替えからボールを奪いパスを繋げて得点に結び付けた。特に、サイドからの展開が秀逸。右サイドの高橋からの攻めが嵌った。もちろんパスに反応したエジミウソンやサヌ、そして起点となったロビーの動きもマンオブザマッチに値する動きだった。

引いて守る相手に対し攻め手を欠いてしまう事が多い中、前節の横浜のように、ニュートラルに攻守を使い分けるチームに対しては、結果は別としても善戦していると思う。川崎は夏に主力が相次いで移籍しても得点能力は落ちず、これまで高い攻撃力を維持してきた。しかし守備面に対しては不安視する部分があり、勝負所で星を逸してしまうのは未だに変わっていない。

明日は、川崎にとってホーム最終戦であるが、ここ数試合勝ちきれない状況を踏まえるならば、勝機は十分あると思う。

レッズもようやくケガ人が戻ってきて、試合でも攻守に幅が出てきた。この流れを途切れさせない為にも、明日も選手達と共に闘い、勝点3を奪って浦和に持ち帰りたい。


☆今季対戦
リーグ第7節(埼スタ) 浦和3-0川崎 【浦和】【川崎

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第32節 (対横浜 ○4-1)
【川崎】 Jリーグ第32節 (対C大阪 ●1-2)

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2010.11.22

第32節 横浜戦プレビュー

リーグ戦も残り3試合。明日はアウェー日産スタジアムにのりこみ、横浜F・マリノスと対戦する。

横浜が現在、14勝6分11敗の勝点48で第8位。前節はアウェーでC大阪と対戦。前半はマリノスが主導権を握り何度かチャンスがあったが、決めきれず逆にオウンゴールという形で先制点を献上してしまう。後半も選手を入れ替え得点を目指すも、追加点を奪われ万事休す。GK飯倉の奮闘もあったが、結局0-2で敗れた。

一方のレッズは前節はホームでガンバ大阪と対戦。スローな立ち上がりの相手に対し、前半こそチャンスが何度があったが、懸念の決定力不足がここでも露呈してしまい得点が遠い展開となる。後半も攻めの姿勢を見せるも、芸術的なパスしかりセットプレーしかりで2点を奪われ万事休す。結局0-2で敗れ、リーグ戦3位以内という目標が潰えてしまった。

お互い目標設定を失った状況下、かつ前節から中2日と厳しい日程の中で、どうメンタルを立て直してくるかがポイントになるだろう。

ケガ人の状況が深刻なのはレッズも相手も一緒。しかも相手は中澤、栗原のCB、さらに狩野、小椋と主力級が相次ぐ怪我や出場停止で欠き、戦力として計算できないのが痛い限り。前節も急造のCB陣が不慣れな中でもボールをキープするも、ハイボールで応戦されてしまい、まんまと術中に嵌ってしまっていた。

ただ相手守備陣の盲点を突けたとしても、攻撃陣はベテランの山瀬をはじめ、現在売り出し中の小野のスピード、そして中村のセットプレーが随所に発揮されるだけに注意したいところだ。

リーグ戦の後に見据える先には天皇杯が控えている。そしてここにきて離脱していたケガ人も徐々に戻ってくる。だからこそ今一度、キモチを切り替えて勝点3を奪うために、明日も選手達と共に闘っていきたいと思う。


☆今季対戦
リーグ第11節(埼スタ) 浦和2-3横浜 【浦和】【横浜
ナビスコ予選第7節(日産) 横浜0-0浦和 【横浜】【浦和


☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第31節 (対G大阪 ●0-2)
【横浜】 Jリーグ第31節 (対C大阪 ●0-2)

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2010.11.19

第31節 G大阪戦プレビュー

埼スタ3連戦もいよいよ最後。明日はホーム埼玉スタジアムにガンバ大阪をむかえ対戦する。

ガンバは現在、15勝8分7敗の勝点53で第3位。前試合は一昨日の水曜日に天皇杯4回戦でJ2の柏と万博で対戦。

試合の主導権は握っていたものの、前半はゴールまで遠く得点が奪えず、逆に後半5分に先制点を許してしまう。その直後、攻撃の大きな切り札となるルーカス、宇佐美を投入すると流れは一変し、残り10分を切った所でようやく同点に追いついた。延長に入るとPK獲得や相手選手の退場もあり、試合を優位に進め3得点を奪い、結局4-1で勝利し、準々決勝へ駒を進めた。

一方のレッズも、前試合は一昨日の水曜日に天皇杯4回戦で磐田と埼スタで対戦。

これまでレッズの不動のボランチを築いていた柏木が怪我で離脱し、この日は啓太、堀之内でボランチを形成。最初こそぎこちない感じであったが、これまで培ってきた経験が生きたのか、徐々に周りの選手達と絶妙な距離を保ち、潤滑油のように攻守を繋ぐようになった。特に右サイドバックの岡本や、前線で起用されているサヌとの連動は興味深かった。

磐田の前線からのプレスに苦慮していたが、彼らの攻守を繋ぐ動きが功を奏し、前半42分に高橋のグラウンダーのパスからエジミウソンのゴールが生まれ、貴重な先制点を奪う。後半こそ押される展開もあったが、久々に手堅い守備で抑え込み、結局1-0で勝利し2006年以来のベスト8進出を決めた。

共に中2日という厳しい日程の中、レッズは移動なしでホーム埼スタで試合が出来るというのはとても大きいアドバンテージだ。そんな中、難しい試合をこなして連勝を飾りいい形で明日を迎えることができるのは、さらにモチベーションが上がる。

特にガンバとはここ数年は苦汁を飲まされる結果が続き、7月にアウェーで対戦したときはロスタイムに追いつきながらも、直後に勝ち越され敗れてしまった事は、記憶に新しいところだ。

リーグ戦3位以内への目標が厳しいとされる中、現在3位とACL圏に最も近いライバルを引きずり降ろすことができるのか。中2日が続く厳しい日程と照らし合わせるなら、今こそ強い精神力が必要とされるだろう。

明日も難しい試合が予想されるが、勝点3を奪うべく選手達と共に闘っていきたい。


☆今季対戦
リーグ第13節(万博) G大阪3-2浦和 【G大阪】【浦和

☆前試合の結果
【浦和】 天皇杯4回戦 (対磐田 ○1-0)
【G大阪】 天皇杯4回戦 (対柏 ○4-1(延長))

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2010.11.16

天皇杯4回戦 磐田戦プレビュー

リーグ戦が終盤を迎える中、ミッドウィークのカップ戦。明日は埼玉スタジアムでジュビロ磐田と対戦する。

磐田はリーグ戦では、10勝10分10敗の勝点40で第11位。前試合はリーグ戦第30節。アウェーで仙台を対戦。

開始から一進一退の攻防が続いたが、前半36分に右サイドを起点に中原に決められ先制を許す。その後41分にもCKから失点を喫し前半を終える。後半に入り開始から選手を入れ替え反撃を試みるも、引き気味の相手になかなか得点のチャンスが生まれず、逆に前ががりになったところから再び右サイドから失点を喫してしまい万事休す。結局0-3で敗れ久々の敗戦となった。

一方のレッズは、前試合はホームに京都をむかえ対戦。降格危機の相手に対し、何度かチャンスを作るもののゴールが遠かったが、前半にエジミウソンのゴールで先制。後半は相手の勢いに中盤でボールが奪えず苦慮していたが、途中から起用されたポンテが、アディショナルタイムに芸術的なゴールで貴重な追加点をあげ、結局2-0で勝利し、連敗を3で止めた。

磐田とは今季4度目の対戦となるが、1分2敗と全く相性が良くない。つい先月に対戦したエコパでのリーグ戦はレッズが先制するも、その後ミスが相次ぎ逆転負けを喫している。

前節は仙台相手に完敗するも、やはり前田、ジウシーニョの強力FW陣は侮れない。また、前回対戦時での前線からの早いプレスに、レッズはビルドアップがままならず、攻撃の組み立てに苦慮したのは記憶に新しいところだ。

レッズはケガ人が相次いでいるのは毎回の事。しかしこれまで攻撃の起点を担っていた柏木が負傷で明日は欠場との話がある。それゆえポンテの先発起用も予想されるが、メンバー構成からみても厳しい状況には変わらない。

天皇杯はトーナメント一発勝負でありながら、ホーム埼スタで試合が出来るアドバンテージは何よりも大きい。それゆえ、日程が窮屈とはいえケガ人に代わって新たに起用されるであろう選手達がどういうパフォーマンスを魅せてくれるか、期待したいところだ。

「ACL出場」という目的を果たすため、明日も選手達と共に闘っていきたい。


☆今季対戦
ナビスコ予選第1節(埼スタ) 浦和1-1磐田 【浦和】【磐田
リーグ第8節(埼スタ) 浦和0-1磐田 【浦和】【磐田
リーグ第27節(エコパ) 磐田2-1浦和 【磐田】【浦和

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第30節 (対京都 ○2-0)
【磐田】 Jリーグ第30節 (対仙台 ●0-3)

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2010.11.13

第30節 京都戦プレビュー

リーグ戦も残りあと5試合。明日は、ホーム埼玉スタジアムに京都サンガFCをむかえ対戦する。

京都は現在、3勝7分19敗の勝点16で第17位。前節はホームで川崎と対戦。前半16分に先制点を許すも同点に追いつき前半を終えた。

後半は守備が安定していたが、終盤近くになりお互い得点の応酬。再度同点に追いつくも結局3-4で敗れた。シーズン途中から秋田監督に代わるものの、なかなか結果が出ずにもどかしいところであり、いよいよ次節となる明日、敗れてしまうとJ2降格が決定する崖っぷちに追い込まれてしまった。

一方のレッズは前節はアウェーで広島と対戦。前半、なかなか試合の組み立てが難しい中、前線からの激しいプレスからボールを奪い、それが起点となってエジミウソンの先制ゴールが生まれた。

後半に入り、広島が佐藤寿人を切り札で投入してから早々に同点に追いつく。その後も相手が主導権を握る中で、レッズが何度かビックチャンスがあったものの決めきれず、流れを引き寄せることができない。それが後々響いてしまい終了直前のアディショナルタイムに佐藤の技ありのシュートを決められ万事休す。結局1-2で破れ3連敗を喫してしまった。

終了直前の失点も今に始まったことではないが、やはり決めるべきチャンスを決めきれなかった事が全てだったと思う。それがFWならばなおさらの話である。

明日は、降格寸前の京都にとっても、3連敗中のレッズにとっても、お互い大事な大事な一戦になるだろう。レッズとしてはケガ人が多い中でもさらに上位へ進出するため、そして水曜日に行われる天皇杯へ向けて結果を残したいところ。特に今週は天皇杯も含め、埼スタ3連戦というこれ以上ないアドバンテージの元で闘う事ができる。

そのチャンスは絶対に生かさなければならないだろう。


☆今季対戦
リーグ第15節(西京極) 京都0-4浦和 【京都】【浦和

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第29節 (対広島 ●1-2)
【京都】 Jリーグ第29節 (対川崎 ●3-4)

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2010.11.06

第29節 広島戦プレビュー

11月に入りいよいよ残り6試合。明日はアウェー広島ビッグアーチにのりこみ、サンフレッチェ広島と対戦する。

広島は今週水曜日に、ナビスコカップ決勝戦でジュビロ磐田と国立競技場で対戦。前半から磐田の早いプレスに苦しみ本来のサッカーが発揮できないまま前半36分に先制点を許してしまう。しかしミキッチのドリブル突破を起点に同点に追いつき前半を終える。

そして後半開始早々の3分にロングボールから抜け出した山岸が落ち着いて決めて逆転。その後は一進一退の攻防が続き、後は時間が経つのを待つだけだったが、アディショナルタイムに入る直前にCKから前田に決められ土壇場で同点に追いつかれ延長に入った。

延長に入ってからは、開始早々にビックチャンスを迎えるもクロスバーに嫌われてから、徐々に磐田に流れが傾き相次いで失点を許してしまう。前半終了間際にFKから1点返すも、後半に前田に決められ万事休す。結局3-5で敗れ、ステージ優勝以来のタイトル獲得の夢が散ってしまった。

一方のレッズは、前節はホームで山形と対戦。台風が近づき雨が降り続く中、パスを繋いでゴールに迫るも相手の枚数を掛けた守備に手こずり、なかなかゴールが遠い。そんな中、後半36分にセットプレーから田代に決められ先制を許してしまう。シュート22本を放つも攻め急ぐ場面が多々見られ、結局0-1で敗戦を喫し連敗となった。

選手の駒が足りない状況下でやりくりしているものの、今節は宇賀神が出場停止、そしてエスクデロがケガで再び離脱と中盤の選手構成が間々ならない。そんな中、前節ドリブルでスタジアムを沸かせた高橋の動きに期待したいところだ。膠着した状況こそドリブルで勝負できる動きを見てみたい。

広島にとってナビスコカップの敗戦は、試合内容から考えると体の疲労はもちろんだが、精神的な疲労もあるものと思われる。もちろん広島のパスサッカーはレッズが目指しているサッカーのかなり上を行くものとリスペクトしているが、それが中3日で立ち直れるかがポイントになる。

もちろんレッズの一員である柏木の凱旋試合というモチベーションもあるだろうが、試合間隔からいってもレッズは有利な状況下であるのだから、決して走り負けてはいけないだろう。

ACL出場という目標から遠ざかり、外野が勝手に騒々しくなっているようだが、まずは不甲斐ない連敗から脱出し結果を残す事が大事だと思う。そのためにも明日も選手達と共に闘って勝点3を持ち帰りたい。

☆今季対戦
リーグ第14節(埼スタ) 浦和0-1広島 【浦和】【広島

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第28節 (対山形 ●0-1)
【広島】 ナビスコカップ決勝戦 (対磐田 ●3-5)

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2010.10.29

第28節 山形戦プレビュー

明日は10月最後の試合。ホーム埼玉スタジアムに、モンテディオ山形をむかえ対戦する。

山形は現在、9勝5分13敗の勝点32で第12位。前節はホームで清水と対戦。立ち上がりからボールを繋いで試合を優位に進めるも、前半32分に先制点を決められると、流れが変わってしまった。

後半も終始相手のペース。さらに失点を喫した後、相手に退場者が出たが、反撃の一手にはならず後半32分にカウンターを喰らい失点。結局0-3で敗れた。特にここ2試合は無得点ということで、攻撃の核となっていた古橋の離脱が響いている。

一方のレッズは、前節はアウェーで磐田と対戦。前線からの強烈なプレッシャーやエコパ独特の深い芝にパススピードが奪われ試合運びに苦慮していたが、後半にロングボールからパスが繋がり、エジミウソンが貴重な先制点を奪った。

しかし、その直後に不用意なボール処理が起点となり、FW前田の華麗なドリブルから失点を喫し、さらにセットプレーから逆転を許してしまった。

一気呵成にゴールを目指すも、さらなる攻撃を仕掛けるには手駒が少なく、むしろ相手の分厚い守備に成すすべがなく結局1-2で敗れた。

相手はレッズのウィークポイントをしっかり研究しつくした上で試合に臨み、穴と見られていたロングボールとセットプレーから得点を奪った。それだけに今後も対策を図らない限り、そこを衝かれる可能性は十分に考えられる。また不用意なミスからの失点だったゆえ、最後の最後まで集中を切らさないように気をつけない。だからこそ連敗は許されない。

明日は、台風が関東地方に最も近づくことで、荒天の中での試合が予想される。それゆえ体力の消耗もいつもより厳しいかもしれない。それゆえ先制点が重要になってくるだろう。

今季、山形とは1分1敗。前回対戦から5ヶ月経つが、このまま勝ちなしで終わるわけにはいかない。前節の反省をしっかり生かして勝点3を奪うためにも、選手達と共に闘っていきたい。

☆今季対戦
リーグ第3節(NDスタ) 山形1-1浦和 【山形】【浦和
ナビスコ予選第4節(駒場) 浦和0-2山形 【浦和】【山形

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第27節 (対磐田 ●1-2)
【山形】 Jリーグ第27節 (対清水 ●0-3)

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2010.10.22

第27節 磐田戦プレビュー

リーグ戦も残り8試合。明日はアウェーエコパスタジアムにのりこみ、ジュビロ磐田と対戦する。

磐田は現在、9勝8分9敗の勝点35で第11位。前節はナビスコカップ決勝戦の相手となる広島とアウェーで対戦。開始早々に先制点を許してしまい追う展開となったが、相手は中2日という事もあり前線からしっかりプレスを掛けることでチャンスを伺う状況が続いた。

それが功を奏したのか、後半13分に交代で投入されたばかりの菅沼からのパスを前田が決めて同点。その後は一進一退の攻防が続いたが、結局1-1の引き分けに終わった。
 
特に前節はFWジウシーニョが出場停止だったが、何とかドローで切り抜けた。日本代表FWの前田とのコンビはさらなる攻撃力のアップとなるが、それをサポートする西や那須。そしてDF古賀らのベテラン勢のテクニックのあるプレーにも気をつけたい。やはり磐田はカップ戦ファイナルへ向けて順位以上の勢いを感じる。

一方のレッズは、前節はホームでセレッソ大阪と対戦。攻撃力抜群の相手に対し、起点となるボランチのマルチネスの動きを封じることに前線の選手達は奮闘した。また、相手の懐深いところまでボールを追うことで何度かチャンスを作ることができ、それが得点に繋がったと思う。

前半は高橋の執拗な守備からボール奪い、エジミウソンのゴールを生み出した。また後半は柏木が相手を自らに引きつける事で原口のシュートコースを作り出しゴールが決まった。結局2-0で勝利し、これで公式戦10試合負けなしとなった。

共に春先から結果が出ずに苦しみながら、ここに来て調子を上げてきている。今季2度磐田と対戦した頃は、まさにそんな状況下だった。あれから半年近く経ち、レッズを取り巻くサッカースタイルは試合を重ねるごとに成長を感じる。やはりケガ人が多い事は気になるが、それを埋めようとする原口や高橋らの若い世代の選手達の活躍が目覚しいのが大きい。

明日は、昨年から2分1敗と3戦未勝利のエコパでの試合。しっかりと勝点3を持ち帰るためにも、選手達と共に闘っていきたい。

☆今季対戦
ナビスコ予選第1節(埼スタ) 浦和1-1磐田 【浦和】【磐田
リーグ第8節(埼スタ) 浦和0-1磐田 【浦和】【磐田

☆前試合の結果
【浦和】 Jリーグ第26節 (対C大阪 ○2-0)
【磐田】 Jリーグ第26節 (対広島 △1-1)

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