2008.12.06

【第34節 横浜FM戦】

オフィシャルより

08.12.06
Jリーグ第34節vs横浜F・マリノス
6日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第34節vs横浜F・マリノスの試合結果をお知らせ致します。
2008年12月6日(土)14:31キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-6(前半0-1)横浜F・マリノス
得点者:22分兵藤(横浜)、46・80分河合(横浜)、56分細貝、64・76分小宮山(横浜)、86分大島(横浜)
入場者数:53,583人
試合速報


「栄枯盛衰」

6失点。

最終戦の舞台は、今季を象徴するような、それはそれは見事な負けっぷりだった。

無理もない。出場停止のエジミウソンに加え、高原が直前で離脱となってしまい、その任を他のFW陣が控えているにも関わらず、指揮官はルーキーの高崎に託してしまうのだから・・・。

相変わらず出足は悪く、相手の小気味よいパス回しに翻弄されっぱなしだった。

運良く攻撃に転じても、横に回すばかりで、縦に出るのは苦し紛れ。前後分断は変わらず、これでは前線で体を張ったルーキーも割にあわない。

少しは意地を見せるかと思いきや、ボールを奪われても、すぐには追わず、傍観しているだけでは、何も言いようがない。もう切れてしまったキモチは元に戻らなくなってしまっていた。


第31節で2位につけてからの、重要と位置付けたラスト3試合は、3戦全敗。結果7位まで転げ落ち、シーズン最初に社長がぶちあげた「全タイトル制覇」は、果てしなき遠い夢と消えた。ただこれも、今のレッズのサッカーではわかりきっていたことか・・・。

とにもかくにも2008シーズンは終わった。得るものを失うスピードは速い。この大事な正念場にどう立ち向かうのか・・・。ここからの立て直しを注意深く見守っていくしかない。

Imgp0740Imgp0774Imgp0793

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.29

【第33節 G大阪戦】

オフィシャルより

08.11.29
Jリーグ第33節vsガンバ大阪
29日(土)に万博記念競技場で行なわれました、Jリーグ第33節vsガンバ大阪の試合結果をお知らせ致します。
2008年11月29日(土)14:03キックオフ・万博記念競技場
試合結果
ガンバ大阪1-0(前半0-0)浦和レッズ
得点者:84分遠藤(G大阪)
入場者数:19,605人
試合速報


「糸の切れた凧のように・・・」

相手の退場で数的優位に立っても、攻撃へのアプローチが足りなくなかなかゴールを割ることができない。

そんな中、エジミウソンが相手への乱暴行為で一発退場となり、苛立つイレブン。

10人対10人になってからは、糸の切れた凧のように、もう自らをコントロールする力さえも残っておらず、失点までの時間はさして長くはなかった。

互いの意見をピッチでぶつけるのはいいが、試合後の光景は、感情的になったとはいえ、馬鹿馬鹿しくもあり、情けなくもある・・・。

今季のレッズのサッカーを見られるのも、泣いても笑っても残りはあと90分間だけ。これだけ裏切られたのだから、総括は別にきちんとやってもらうとして、せめて最後こそは勝って笑顔でシーズンを終わらせてほしい。

Imgp0616Imgp0621Imgp0623

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.23

【第32節 清水戦】

オフィシャルより

08.11.23
Jリーグ第32節vs清水エスパルス
23日(日)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第32節vs清水エスパルスの試合結果をお知らせ致します。
2008年11月23日(日)13:01キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-2(前半0-1)清水エスパルス
得点者:21分枝村(清水)、67分闘莉王、82分矢島(清水)
入場者数:54,709人
試合速報


「ウラワの限界」

まだ15時なのに、ひときわ影が長く伸びるスタジアム。

そこに吹き付ける霜月の風は、まるで今シーズンの終わりを告げるような冷たい風であった。

ここ3試合、4-2-3-1のシステムで臨んでいるが、そこに見えてくるのは相手についていけない我が軍の選手達だった。

指揮官の不可解な采配と、それに翻弄された選手達の不慣れなポジション取り。そしてそれに拍車をかける曖昧なボール運び・・・。

一時的にチャンスの時間帯を迎えるものの、大半の時間は傍観し、相手の押し寄せる攻撃の波を凌ぐだけに過ぎなかったが、これは今に始まったことではない。

今のレッズを支える首脳陣や選手達ができる力の限界を、5万人以上集ったホームで改めて曝け出してしまった。まさに万策尽き果てたか・・・。

ここまでじゃないだろう!と思っても、言ったところでやることなすことが結果として出てこないのなら、もういっぱいいっぱいなのだろう。

“次に向けて・・・”と言っても、残された時間はあと180分。意地を見せるには、あまりにも時間が経ちすぎたのかもしれない・・・。

Imgp0523Imgp0528Imgp0534

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.15

【第88回天皇杯5回戦 横浜FM戦】

オフィシャルより

08.11.15
第88回天皇杯5回戦vs横浜F・マリノス
15日(土)に香川県丸亀競技場で行なわれました、第88回天皇杯・全日本サッカー選手権大会、5回戦vs横浜F・マリノスの試合結果をお知らせ致します。
2008年11月15日(土)13:00キックオフ・香川県丸亀競技場
試合結果
浦和レッズ2-2(前後半2-2 延長0-0 PK5-6)横浜F・マリノス
得点者:5分狩野(横浜)、20分田中隼(横浜)、42分エスクデロ、46分堀之内
入場者数:10,303人
試合速報


「運さえも・・・」

PK戦。

6人目となる啓太の放ったシュートが、榎本に阻まれ、夢がまた1つ潰えた。

前節の札幌戦から採用した4バックも、開始からは全くその強みを発揮することなく、相手に面白いように畳み掛けれる。

守備をしようにも誰がいくのか曖昧で、相変わらず相手に合わしてしまう。ただ闇雲に形だけのプレスを掛けるだけでズルズルとラインが下がり、あっという間に2失点を喫してしまった。

後半、同点に追い付けたのも、開始早々に相手の力が落ちるのを見逃さずに決めることができた。ただ、その勢いもそれまでだったか・・・。

数少ないながらもチャンスで点を奪えなかったのは、今の実力。2点のビハインドから追い付いたことは良かったが、望むならそれ以上の力が欲しかった。

“たられば”を言っても仕方ない。首脳陣との温度差を感じるものの、120分間足を攣りながらも選手達は頑張ったと思う。

PK戦は運。それさえも見放されてしまっては、それ以上は何も言えない・・・。

これで残るべきタイトルはリーグ戦のみ。あと3試合。悔いだけは残してほしくない。

Imgp0472Imgp0475Imgp0480

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.08

【第31節 札幌戦】

オフィシャルより

08.11.08
Jリーグ第31節vsコンサドーレ札幌
8日(土)に札幌ドームで行なわれました、Jリーグ第31節vsコンサドーレ札幌の試合結果をお知らせ致します。
2008年11月8日(土)14:04キックオフ・札幌ドーム
試合結果
コンサドーレ札幌1-2(前半1-1)浦和レッズ
得点者:13分ダヴィ(札幌)、27分田中、54分エジミウソン
入場者数:28,901人
◇山田暢久、Jリーグ400試合出場達成
試合速報


「継続と一過性」

この日、指揮官はぶっつけ本番といっていい「4-2-1-3」というシステムを起用してきた。

ぶっつけ本番というところに、泥沼から抜け出そうという意欲と裏腹に、引き出しの数なさとこれまでの危機意識へのなさを再認識した思いだった。

けれど、選手達はピッチでどうにかこのシステムを生かそうと努力していたように思う。特に、この日前線で起用されたセルヒオが、その可能性を見出してくれたのではないか。

走り回ることにより相手を揺さぶり、チームにゴールヘ向かう姿勢を生み出す。それに触発されて周りの選手達も追い越す動きが少しずつながら生まれてきて、攻撃に幅が出てきたようだった。

けれど、これを一過性のものにしてはいけない。相手が札幌だったから・・・というのだけではあまりにも寂しすぎる。

今シーズンは残りわずか。この新たなシステムをレッズの形と位置づけなくても、1つのオプションにできるのならば、とことんやり続けたほうがいいと思う。

彷徨い続けるレッズに光が差し込むのか・・・。これからの闘い方がますます大事になってくるだろう。

Imgp0310Imgp0313Imgp0329

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.03

【第88回天皇杯4回戦 愛媛戦】

オフィシャルより

08.11.03
第88回・天皇杯4回戦vs愛媛FC
3日(月・祝)に浦和駒場スタジアムで行われました、第88回天皇杯全日本サッカー選手権・4回戦vs愛媛FCの試合結果をお知らせします。
2008年11月3日(月・祝)13:01キックオフ・さいたま市浦和駒場スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-0(前後半0-0 延長1-0)愛媛FC
得点者:95分ポンテ(PK)
入場者数:16,724人
試合速報


「ジレンマ」

トーナメントの初戦。勝つには勝った。

もちろん延長までもつれ込んだ試合ゆえ、すっきりはしない。だが、それ以上にモヤモヤとした空気が駒場を包み込んだ。

あえて選手達の立場に立つならば、決して彼らは手を抜いて闘っていたわけではないと思う。だが休養十分にもかかわらずミスも多かったし、何度もため息をついてしまう場面も幾度となくあった。

“動かない”のではなく“動けない”というジレンマが、何度見てももどかしい。明確な約束事が何一つないゆえ、ボールを奪えどカウンターさえも中途半端になってしまう。

そしてスタンドも、1万6千人の観客ゆえ1万6千通りの見方、考え方が存在する。特に延長に入り細貝が退場してからの試合の運び方は、スタジアムの雰囲気が微妙に変化していた。攻めるのか守るのか・・・。これもジレンマ。

1人足りない状況で、残りの時間をどう消化していくのか。サポーターは監督でもないし、解説者でもない。言うのは簡単だが、その言葉1つが選手達の心情を微妙に変化させることもある。

チームが常に強くあってほしいと思うサポーター。現状で懸命に闘っている選手達。明確な戦術を確立できない首脳陣。決断を先送りするフロント。勝ったものの、それぞれのジレンマが渦巻き、進むべきベクトルがそれぞれ別の方向を向いてしまっている。

浦和レッズはどこに向かおうとしているのか・・・。もうこれ以上、各々の悲痛な叫びは聞きたくない。ますます悲しくなるだけだ。

Imgp0023Imgp0029Imgp0031

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.26

【第30節 新潟戦】

オフィシャルより

08.10.26
Jリーグ第30節vsアルビレックス新潟
26日(日)に東北電力ビッグスワンスタジアムにて行なわれました、Jリーグ第30節vsアルビレックス新潟の試合結果をお知らせ致します。
10月26日(日)14:04キックオフ・東北電力ビッグスワンスタジアム
試合結果
アルビレックス新潟0-1(前半0-0)浦和レッズ
得点者:80分細貝
入場者数:40,359人
◇岡野雅行、Jリーグ300試合出場達成
試合速報


「呼び水」

選手、サポーター共に暗中模索しながら、声なき拍手で始まった試合。

勝ったものの、内容はお世辞どころではなく、相変わらず中途半端だった。

だが、後半開始から山田と平川のポジションチェンジを選手自ら進言して実行するなど、何か変えよう、やってみようという動きが見えたことに、わずかながら希望の光が見えたような気がする。

そして懸案だった中盤の押し上げも、細貝がゴールを決めたことがとても大きいと思う。けれど、何れも決して難しくはないこと。根本的な解決には程遠い。あとは、この感覚を次にどう生かすかが重要になってくる。

今まで煮え湯を飲まされた分、今日の勝点3はとても重い。それだけに同じ過ちはもう繰り返してほしくない。

この勝利が、復調への呼び水となってほしいと祈るばかりである。

Imgp3186Imgp3194Imgp3197

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.22

【ACL 準決勝第2戦 G大阪戦】

オフィシャルより

08.10.22
ACL準決勝第2戦vsガンバ大阪
22日(水)に埼玉スタジアムで行なわれました、AFCチャンピオンズリーグ・準決勝、第2戦vsガンバ大阪の試合結果をお知らせ致します。
2008年10月22日(水)19:30キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ1-3(前半1-0)ガンバ大阪
得点者:36分高原、51分山口(G大阪)、72分明神(G大阪)、76分遠藤(G大阪)
入場者数:53,287人
試合速報


「一つの夢の終わり」

セットプレーから逆転を許したわずか4分後に、速い攻撃から遠藤にとどめの3点目を奪われた。

前半に魅せた攻める動きも、後半から相手の戦術の変化に成すすべがなく、影を潜んでしまった。この光景は、今年何度見ただろうか・・・。

ガンバの確固たるブレない戦術にやられたのもそうだが、今季のレッズを象徴したあまりにも呆気すぎる敗戦だった。

選手達が力を出し切ったのなら、これ以上言うことはない。だが、指揮官の動きが後手後手に回ってしまったのが、あえていうなら悔やむところか。


一つの夢が潰えてしまった後、どうすればいいのか・・・。

レッズにとってまたこの舞台へ戻るのならば、残された2つのタイトルへ向けて、またベクトルを向けなければならない。

失意の底から、赤き戦士達は這い上がってこれるのか・・・。だが、残された時間は決して長くはない。

Imgp3136Imgp3143Imgp3150

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.18

【第29節 神戸戦】

オフィシャルより

08.10.18
Jリーグ第29節vsヴィッセル神戸
18日(土)に埼玉スタジアムで行なわれました、Jリーグ第29節vsヴィッセル神戸の試合結果をお知らせ致します。
2008年10月18日(土)15:01キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ0-1(前半0-0)ヴィッセル神戸
得点者:82分レアンドロ(神戸)
入場者数:47,325人
試合速報


「生かすのも殺すのも・・・」

すべてが決勝戦と言い放った初戦での敗戦。4日後にACLを控える中、あまりにも痛い敗戦を喫してしまった。

スタジアムに響くブーイングも心なしか迫力に足らず、挨拶に来る選手たちをただ呆然と見送るしかなかった。

何が悪いというではない。これまで見てわかるように、確固たる戦術が築かれることなく、個の力だけで乗り切ったツケが回ってきただけ。

それゆえ、チームの方向性が見えないまま、今まで積み上げてきた“勝ちきる力”さえも失ってしまったのが現状だ。また、今までの反省があまり次へ生かされていないのが、不思議でたまらない。

そして、残念なのが、今のレッズのサッカーは“つまらない”ということ。それは結果がついてこないゆえなのかもしれない。頑張っているのはわかるのだが、あまりにも攻撃のバリエーションが低すぎて、相手にも読まれすぎている。

迷走が続く中、今のレッズのサッカーに対する想いは人それぞれ。表立って言いたい事もいろいろあるだろうが、まだシーズン中。結果は最後までどう転ぶかわからないし、まだタイトルへのチャンスはある。

今は結果を甘んじて受けて、次への糧にするしかない。この結果を生かすのも殺すのも、キモチひとつ。大事なのはまだ終わったわけではないということだ。

Imgp3112Imgp3117Imgp3126

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.10.08

【ACL 準決勝第1戦 G大阪戦】

オフィシャルより

08.10.08
ACL準決勝第1戦vsガンバ大阪
8日(水)に万博記念競技場にて行なわれました、AFCチャンピオンズリーグ・準決勝、第1戦vsガンバ大阪の試合結果について、お知らせ致します。
2008年10月8日(水)19:00キックオフ・万博記念競技場
試合結果
ガンバ大阪1-1(前半0-1)浦和レッズ
得点者:22分細貝、81分遠藤(PK)(G大阪)
入場者数:17,166人
試合速報


「正念場」

遠藤のPKで追いつかれてからは、まさに防戦一方の展開。次から次へと繰り出されるガンバの波状攻撃に跳ね返すのが精一杯だった。結果は1-1のドローだったが、細貝が奪った貴重なアウェーゴールを守りきった。

わずか3日前にアウェーフクアリで打ち砕かれたキモチは、選手達だけのミーティングで持ち直したようで、試合開始から相手に向かい続け攻撃の芽を次から次へと潰していた。あとは攻撃陣のさらなる結果が欲しいところだろう。

やはりリーグ戦と違う舞台は、選手達も自分達も何かが変わるきっかけになるのだろうか?


2週間後の第2戦は、都築、細貝、相馬の3人が出場停止。まさに正念場を迎える。相手にとって見ればチャンスかもしれないが、レッズにとっては決して絶望的なピンチではないと思う。

控えに甘んじていた選手達にとっては、絶好のアピールとなる。レギュラーの選手達と力量は決して見劣りしない。また、ホーム埼スタという雰囲気が澱んだ空気を一変させるはずだ。


9月から続いた連戦もひとまず終わり。選手達にとって休息できる時間はわずかかもしれないが、しっかりと休んで次への闘いに臨んでほしい。

Imgp3039Imgp3044Imgp3049

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧