第34節 横浜FM戦プレビュー
【前回対戦 第1節(2008.3.8)】
(JリーグHP)(浦和HP)(横浜FMHP)
3月に開幕してから早9ヶ月。いよいよ最終節となる。明日はホーム埼玉スタジアムに横浜F・マリノスをむかえ対戦する。
マリノスは現在、12勝9分12敗の勝点45で第10位。前節は、ホームで東京Vと対戦。前半こそ0-0だったが、後半にベテラン松田のロングシュートで先制。そして終了間際にも相手のミスを衝いて、長谷川がJリーグ初ゴールを決め、2-0で勝利した。
マリノスの前線は、金根煥、狩野、兵藤の3人で組んでいるが、明日はキッカーも努める狩野が累積警告で出場停止。攻撃のキーマンが不在となるが、清水や坂田も控えているだけに決して侮れない。また、守備の要として前節から中澤が復帰。中断後の天皇杯制覇を見据え、1つでも順位を上げるために、全力で挑んでくるだろう。
一方のレッズは、前節はアウェーでG大阪と対戦。4-2-3-1のシステムで、始めて闘莉王をDFに配置した。以前に比べ守備は安定し、攻撃もサイドを使ってそこそこ良かったが、肝心のフィニッシュが決まらず時間が過ぎていった。
チャンスが多かれど、1つゴールが決められなければ勝つことができない。前半終了間際に相手が退場になり、後半から数的優位だったものの攻めきれず、エジミウソンも退場になり、自らそのチャンスを手放してしまった感があった。
結局、パスミスから遠藤にしては珍しいヘディングで決められ、0-1で敗戦。試合後はお粗末な喧嘩なども見させられ、チームとしてはバラバラで、ベクトルが違う方向に向かっているような感じがした。
明日は、そのエジミウソンと闘莉王の2人が出場停止。また怪我で数人の選手の出場が危ぶまれている。他の選手の起用が予想されるが、単にシステムに当てはめるだけの采配は、これまでも指摘されているが、とても危険であり、選手のモチベーションを下げかねない。けれど、適材適所に配置したとしても、選手達があと1歩前へ進まない限り、ボールを奪えないし回せないのだから困りものである。
今シーズンは、指揮官にしても選手にしても、あまりにも「中途半端」や「甘え」が目立った。誰かがやってくれるのではなく、自分で動かないと何も始まらない。けれど、それに気づくまでには、あまりにも遅かったように思える。
泣いても笑っても、叫んでも応援してもあと90分。もう今年のレッズを見られるのは、あとわずかだ。
選手達は「サポーターのために・・・」と一同に言っているが、決してそうは思わない。
彼等はチームのため、レッズのため、ウラワのために闘ってほしい。そんな熱く闘う選手達を勝たせるためにサポートしたいから、自分はスタジアムに行っている。
今シーズンは、あまりにも裏切られた想いが強い。ただ、それはあくまで結果論。自分達は決して強くなかったわけだ。
ラスト1試合。その想いは人それぞれだろう。けれど、最後ぐらいは勝って終わって、笑顔でスタジアムをあとにしたい。
だからこそ、明日も最後の最後まで選手達と共に闘っていきたい。
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