2008.12.05

第34節 横浜FM戦プレビュー

【前回対戦 第1節(2008.3.8)】
JリーグHP)(浦和HP)(横浜FMHP

3月に開幕してから早9ヶ月。いよいよ最終節となる。明日はホーム埼玉スタジアムに横浜F・マリノスをむかえ対戦する。

マリノスは現在、12勝9分12敗の勝点45で第10位。前節は、ホームで東京Vと対戦。前半こそ0-0だったが、後半にベテラン松田のロングシュートで先制。そして終了間際にも相手のミスを衝いて、長谷川がJリーグ初ゴールを決め、2-0で勝利した。

マリノスの前線は、金根煥、狩野、兵藤の3人で組んでいるが、明日はキッカーも努める狩野が累積警告で出場停止。攻撃のキーマンが不在となるが、清水や坂田も控えているだけに決して侮れない。また、守備の要として前節から中澤が復帰。中断後の天皇杯制覇を見据え、1つでも順位を上げるために、全力で挑んでくるだろう。

一方のレッズは、前節はアウェーでG大阪と対戦。4-2-3-1のシステムで、始めて闘莉王をDFに配置した。以前に比べ守備は安定し、攻撃もサイドを使ってそこそこ良かったが、肝心のフィニッシュが決まらず時間が過ぎていった。

チャンスが多かれど、1つゴールが決められなければ勝つことができない。前半終了間際に相手が退場になり、後半から数的優位だったものの攻めきれず、エジミウソンも退場になり、自らそのチャンスを手放してしまった感があった。

結局、パスミスから遠藤にしては珍しいヘディングで決められ、0-1で敗戦。試合後はお粗末な喧嘩なども見させられ、チームとしてはバラバラで、ベクトルが違う方向に向かっているような感じがした。


明日は、そのエジミウソンと闘莉王の2人が出場停止。また怪我で数人の選手の出場が危ぶまれている。他の選手の起用が予想されるが、単にシステムに当てはめるだけの采配は、これまでも指摘されているが、とても危険であり、選手のモチベーションを下げかねない。けれど、適材適所に配置したとしても、選手達があと1歩前へ進まない限り、ボールを奪えないし回せないのだから困りものである。

今シーズンは、指揮官にしても選手にしても、あまりにも「中途半端」や「甘え」が目立った。誰かがやってくれるのではなく、自分で動かないと何も始まらない。けれど、それに気づくまでには、あまりにも遅かったように思える。

泣いても笑っても、叫んでも応援してもあと90分。もう今年のレッズを見られるのは、あとわずかだ。

選手達は「サポーターのために・・・」と一同に言っているが、決してそうは思わない。

彼等はチームのため、レッズのため、ウラワのために闘ってほしい。そんな熱く闘う選手達を勝たせるためにサポートしたいから、自分はスタジアムに行っている。

今シーズンは、あまりにも裏切られた想いが強い。ただ、それはあくまで結果論。自分達は決して強くなかったわけだ。

ラスト1試合。その想いは人それぞれだろう。けれど、最後ぐらいは勝って終わって、笑顔でスタジアムをあとにしたい。

だからこそ、明日も最後の最後まで選手達と共に闘っていきたい。

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2008.11.28

第33節 G大阪戦プレビュー

【前回対戦 第13節(2008.5.17)】
JリーグHP)(浦和HP)(G大阪HP

リーグ戦も残り2試合。明日はアウェー万博記念競技場にのりこみ、ガンバ大阪と対戦する。

ガンバは現在、13勝8分11敗の勝点47で第9位。前節はアウェーで川崎と対戦。遠藤、二川を怪我で欠きながら臨んだものの、攻撃力のある相手に前半こそ1失点で済んだものの、後半立て続け3点を失い、結局0-4と完敗を喫し、ACL出場権の懸かるリーグ3位以内を確保できなくなった。

そして水曜日は中2日で天皇杯5回戦に臨み、ジュビロ磐田と対戦。開始早々に失点を許すも、成長著しい佐々木のゴールで同点に追いつくと、後半に入っても相手の隙をついて得点を重ね3-1で勝利し、準々決勝に駒を進めた。

ガンバは、今季リーグ戦では不調だったものの、ACLで見事に優勝を飾り、アジア代表としてCWCに参加する。さらに来季ACLの出場権を得るため、天皇杯優勝へ向け邁進しているが、逆にさらなる過密日程が不安視される。

ただ、チームとしてのコンセプトがしっかりしているゆえ、代わりの選手が入っても機能するのが、今季のガンバの強みでもある。その証拠に佐々木や山崎が活躍し結果を出している。

一方のレッズは、前節はホームで清水と対戦。札幌戦からの4-2-3-1のシステムを継続するも、指揮官は達也を1トップに据え、相馬を2列目の左に、そして細貝を右のサイドバックに起用するという“奇策”を図った。

だが、良かったのは始めの10分間だけ。ボールが思うように繋がらず、かつ相手のマークもはっきりせず失点を許してしまう。以後は闘莉王を中心にした戦術に切り替え同点に追いつくものの、最後はパスミスから矢島に決められ万事休す。結局1-2で敗れ、あまりにも痛すぎる敗戦を喫した。

今週は、ピッチとは違うところで何かと騒動が続いた。次期監督と思われる人物の視察。主力選手の契約満了通告。そして監督の解任通告・・・。

こういう事態が、選手達に全く影響を及ぼさないといえば、決してそうではないだろう。

けれど、そういう中でも彼等はプロなのだから結果を出さなければいけないと思う。そして、まだ優勝の可能性もわずかながら残っているし、来季ACL出場への3位以内の可能性も十分残っている。それゆえ、この試合に懸ける想いは相手より上ではないだろうか。あとはそれに選手達のキモチがどう乗っていけるかだろう。

今シーズンのレッズに残された時間は、あと180分。それが長いのか短いのかはわからない。けれど最後まで悔いなき闘いをして欲しいし、浦和レッズの選手としてのプライドを見せて欲しい。

今はただ、そう強く願うばかりである。

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2008.11.22

第32節 清水戦プレビュー

【前回対戦 第4節(2008.4.2)】
JリーグHP)(浦和HP)(清水HP

一週挟んで、リーグ戦もいよいよ佳境を向かえる。明日はホーム埼玉スタジアムに清水エスパルスをむかえ対戦する。

清水は現在、13勝7分11敗の勝点46で第9位。

前節はアウェーで磐田との静岡ダービー。ナビスコカップ決勝戦、天皇杯4回戦と連戦が続いていた中、なかなか試合の主導権を握ることができず、前半を0-0で終えた。しかし、後半開始直後に青山のボール処理のミスを衝かれ、前田にゴールを決められた。その後も攻撃を仕掛けるも追いつけず、0-1で敗れた。

先週は天皇杯5回戦。カシマスタジアムで鹿島と対戦。前半17分に兵働のゴールで先制するも、後半開始直後に逆転を許した。しかし後半35分に同点に追いつき延長戦に入った。延長前半のロスタイムにゴールをあげるも、後半に再び追いつかれ、そのままPK戦にもつれ込む直前の延長後半14分に原のゴールで再度勝ち越し、そのまま逃げ切り準々決勝進出を決めた。

清水は現在怪我人が多く、満身創痍の状況であるが、2列目に若手の原や兵働など動き回れる選手を配置しており飛び出しに注意したい。

一方のレッズは前節はアウェーで札幌と対戦。この日から4バックに変え、4-2-3-1のシステムを採用。中盤にエスクデロを起用し、活性化を図った。

しかしその思いとは裏腹にクライトンのロングパスからダヴィに決められ先制を許した。けれど、前半で同点に追いつき、後半も相手のミスを衝いて、エジミウソンのゴールで逆転し、2-1で逃げ切った。

先週は天皇杯5回戦。香川県の丸亀で横浜F・マリノスと対戦。札幌戦と同じシステムで臨んだものの、立ち上がりが今季一番といえるほど悪く、システムに選手がついていけず混乱し、相手を全く捕まえ切れなかった。その中で相次いで2点を奪われ、窮地に立たされた。

前半終了間際にエスクデロが1点を返し、後半開始直後にも堀之内のゴールで振り出しに戻した。その後は一進一退が続く中、ビックチャンスもあったものの決められず、120分が過ぎPK戦までもつれ込んだが、結局敗れてしまった。

明日は代表勢の他、2試合出場停止だった細貝が復帰する。アグレッシブな守備をする彼が戻ってくるのは心強い。4バックに移行している中で、どう輝けるか注目したい。また闘莉王の状態も気になるが、起用位置もボランチなのかDFなのか、どこになるのかわからない。システムに選手をはめても、一歩間違えるとマリノス戦のように全く機能しなくなる可能性もあるだけに、何とも難しい。

まずは選手達の高い意識、意欲がなければこの難局は乗り越えなれない。微妙な空気が流れる中、自分達のホームでどう打開していけるのか注目したい。


自分達の足元が定まらない中、他のチームの躓きが相次ぎ、ふと見上げると大きなチャンスが目の前に広がっている。それをモノにできるかどうか、残り3試合に懸かっている。

ここまできたのならば、中途半端なサッカーと言われつつも、もうなりふり構わずピッチで闘ってほしいというのが自分の中の本音かもしれない。こんな内容で頂点まで上がるのはおこがましいと思っても、狙うべきものは狙って欲しい。

今シーズンも残り270分。最後まで選手達と共に闘っていきたい。

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2008.11.14

天皇杯5回戦 横浜FM戦プレビュー

明日は、天皇杯の5回戦。2大会ぶりの元日国立を目指すべく、香川県の県立丸亀競技場で横浜F・マリノスと対戦する。

横浜は現在、リーグ戦は10勝9分12敗の勝点39で第12位。前節はホームで京都と対戦。試合開始早々に河合のゴールで先制するも、柳沢のトリッキーなゴールで同点。後半も一進一退の状況だったが、終了間際に再び柳沢、佐藤勇人に決められ、1-3で敗れた。

また、4回戦は札幌とJ1同士の対戦。終始ペースをつかむものの、前半は無得点だったが、後半兵藤のゴールで先制し1-0で勝利した。

マリノスはシーズン途中に監督が交代し、世代交代を進めつつ試行錯誤している状態。いまだJ1残留がなかなか確定せずに足踏み状態が続いている。

一方のレッズは、リーグ戦前節はアウェーで札幌と対戦。この日から4バックを採用し、「4-2-3-1」のシステムで臨んだ。俊足のダヴィに先制を許すものの、達也のゴールで同点。後半もエジミウソンの技ありのゴールで逆転し2-1で勝利をおさめた。

明日は細貝が出場停止。代表で達也、阿部、闘莉王、都築が抜け、さらに堤が怪我で離脱という緊急事態に陥っている。それゆえ他の選手達の奮起に期待したいところ。

おそらく札幌戦と同じシステムで臨んでくると思われるが、その穴をどの選手が埋めるかがポイントになると思う。やはり前節で活躍したセルヒオに再び期待がかかる。

不安があるとすれば、システムが変わることでの守備の対応はもちろんだが、それ以上に選手達自らが仕掛ける動きが欲しいのは今まで同様変わらない。気持ちがリフレッシュしただけでは何も変わらない。あとは意識の問題だ。

リーグ戦では、他のチームのつまづきもあり、計らずも2位に浮上した。けれど、ACLへ向けて何も保証はない。今はただ狙えるタイトルへ向けて邁進していくだけだ。それだけに明日も大事な試合。

レッズにとって自分にとって、10年ぶりの丸亀での天皇杯は思い出が深い。

明日も一戦必勝のキモチで選手達と共に闘っていきたい。

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2008.11.07

第31節 札幌戦プレビュー

【前回対戦 第9節(2008.4.29)】
JリーグHP)(浦和HP)(札幌HP

リーグ戦もいよいよ大詰め。明日はアウェー札幌ドームにのりこみ、コンサドーレ札幌と対戦する。

札幌は現在、4勝5分21敗の勝点17で最下位。前々節の柏戦で無念のJ2降格が決定した。

前節はアウェーで川崎と対戦。中盤でボールを失う事が多く、川崎の猛攻にさらされ1-3で敗戦。復帰したダヴィが1点返すのがやっとだった。また先週は天皇杯4回戦で横浜FMと対戦。流れが札幌に向いてはいたもののゴールは遠く0-1で敗戦。これで、公式戦8連敗、7月のリーグ戦以来14試合勝ちなしの状態が続いている。

要注意なのは、やはりスピードに乗ると怖いダヴィではないか。また前回対戦時はセットプレーで失点を喫しているだけに、集中したいところ。いくら下位との対戦であっても、今のレッズには安泰という文字は存在しない。

一方のレッズは、前節はアウェーで新潟と対戦。前半こそ自信なきプレーで新潟DFを崩しきれず、相手の拙攻にも助けられた。しかし後半達也が投入されると、彼が動くことで前線が活性化し、その流れから細貝のゴールが生まれ、1-0で久々の勝点3を奪った。

また先週は天皇杯4回戦でJ2の愛媛FCと対戦。こちらは、終始ペースを握っていたものの、フィニッシュがなかなか決まらず、結局延長までもつれ込み、ようやく闘莉王が得たPKをポンテが決め、1-0で辛勝し5回戦に駒を進めた。

常々戦術なき戦い方が、選手自らを苦しめていると思っているが、相手が格下であっても、堂々とした試合運びができず毎試合綱渡りのような、ハラハラする試合をしている。

ただ、ここ2試合結果としては勝っており、それをどう自信に結び付けていくかが大事だと思う。一戦玉砕の札幌を相手にアウェーながらどう立ち向かうのかが明日のポイントになると思う。細貝が不在なのは大きいが、怪我から復帰する相馬にも期待したい。まずは試合のペースを握り、中盤を制圧することが重要だ。


現在のレッズは、大きな目標を1つ失い、迷走状態に陥っており、ある意味泥沼だ。また先日の天皇杯終了後も再び不穏な空気が渦巻いた。けれど、今は勝ち続けることで何とかキモチを繋いでいる。

まずは前を向いて自信を持ってプレーすることが大切だ。北の大地へ集う自分達もそんな彼らの復調を願うばかりだ。ここでこそしっかりと結果を出し、勝点3を奪って浦和へ帰りたい。

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2008.11.02

天皇杯4回戦 愛媛戦プレビュー

明日からいよいよ第88回天皇杯の初戦。明日は、浦和駒場スタジアムでJ2の愛媛FCと対戦。奇しくも昨年と同じカードとなった。

愛媛FCは現在J2で38試合を消化し、9勝9分20敗の勝点36で第14位。天皇杯では3回戦で佐川印刷SCと対戦。先制点を許すも逆転し、4回戦へ駒を進めた。今季は得点力がなかなか上がらず、得点が34とリーグ最少得点で1試合平均1点以下という状況である。

一方のレッズは、前節はアウェーで新潟と対戦。またも左に暢久を起用するという不可思議な采配であったが、後半は選手間で修正し、開始から右サイドに戻った。その中で細貝が値千金のゴールを決め、1-0で逃げ切り公式戦7試合ぶりの勝点3を奪った。

内容が乏しい状況なのは相変わらず。指揮官の焦る采配がチームを機能不全に陥れてしまった。ただ前節は選手達が自ずから流れを変える行動を起したことで、勝利を呼び寄せることができた。それだけに今は選手達の頑張りに託すしかない状況になっている。

明日は一発勝負のトーナメント。まずは結果もそうだが運も必要になってくる。相手は昨年に続き大金星を狙うべく積極的にくるだろう。そこをどう往なして自分達のサッカーができるかがポイントなってくるだろう。

サッカーに絶対はない。それだけに点を獲らないと始まらない。前節新潟戦の勝利のイメージを繋いで前を向くことが大切だ。それが今後のリーグ戦残り4試合+天皇杯に繋がっていければいいと思う。

まずは「初戦突破」。ここから始めよう。

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2008.10.25

第30節 新潟戦プレビュー

【前回対戦 第3節(2008.3.30)】
JリーグHP)(浦和HP)(新潟HP

Jリーグもいよいよ終盤を迎える。明日はアウェー東北電力ビックスワンスタジアムにのりこみ、アルビレックス新潟と対戦する。

新潟は現在、10勝7分12敗の勝点37で第11位。前節はアウェーで千葉と対戦。アレッサンドロを中心に攻撃を組み立てるものの、シュート16本を放ちながらゴールに結びつかず、0-0のスコアレスドローに終わった。

今節も前節に引き続き、マルシオ・リシャルデスが出場停止。またDFの松尾が、前節での負傷で離脱を余儀なくされている。しかしホームビックスワンでは、今シーズン8勝3分3敗とホームの勝率が異常に高く、全く油断できない。昨年も2-0から終了間際に立て続けに奪われ、追いつかれるという悲劇を味わっているだけに注意したい。

一方のレッズは、前節はホームで神戸と対戦。すべてが決勝戦と指揮官が言い放ち、勝利を目指したものの、攻撃への組み立てが相変わらず悪く、相手へ容易くボールが渡っていた。セットプレーでチャンスを得るものの、逆に終了間際にカウンターからレアンドロに決められ万事休す。0-1で敗れ、優勝争いから遠ざかった。

また水曜日には、ACL第2戦でホームにガンバ大阪をむかえ対戦。前半こそ高原のゴールで先制するも、後半相手のシステム変更に全くついてゆけず、早々に同点ゴールを許した後、後半27分に再びCKから決められ逆転を許した。慌てて達也や永井を投入するも、終始意図がはっきりしない采配で自滅。結局1-3で完敗を喫し、2大会連続の決勝進出を逃した。


ここ数試合結果がついてこず、かつ試合内容が淡白すぎて魅力に欠いている。チームとしての戦術がないまま、指揮官の行き当たりばったりの采配がそれに拍車をかけている。

だが、ピッチで闘っているのは選手であり、自分達はサポートすることしかできない。彼等の周りからは不穏な報道が流れているが、全てはシーズンが終わってから。今はしっかりと目の前に試合に集中してほしい。

リーグ戦での勝点3からしばらく遠ざかり飢えている選手達。今まで悔いが残る試合ばかりで、決して楽しいサッカーはしていないはずだろう。それだけに今はただ結果が欲しい。

期待と不安が入り混じるが、明日はしっかりと勝点3を奪い、笑顔で浦和に帰ってきたい。

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2008.10.21

ACL 準決勝第2戦 G大阪戦プレビュー

【前回対戦 準決勝第1戦(2008.10.8)】
AFCHP(PDF))(浦和HP)(G大阪HP

いよいよファイナルへ向けて、最後の決戦。明日はホーム埼玉スタジアムに、ガンバ大阪をむかえ対戦する。

ガンバは直前のリーグ戦は、ホームに磐田をむかえ対戦。FWルーカスが久々に戦列に復帰したが、前半13分に失点。しかし直後に明神のゴールで同点。後半も一進一退の状況だったが、終了間際に山崎のゴールで逆転し、2-1で勝利した。

ここ6試合の公式戦が4勝2分と一時期の不調から脱し、調子を上げてきた。ケガ人も戻ってきており、ここ一番の強さは自分達が十分にわかっているだけにアウェーとはいえど、決して侮ってはいけない。

一方のレッズは、直前のリーグ戦は土曜日にホームに神戸をむかえ対戦。前半こそは流れが悪いながらも、シュートまで持っていっていたが、後半は神戸の組織的な守備に何もできず、逆に防戦一方の展開。そして大久保のロングパスからレアンドロに決められ、0-1で敗戦。優勝争いからやや後退した。

ACL準々決勝第2戦以降の公式戦は、5試合で3分2敗と全く結果が出ていない。攻撃の形が全く見えず、自らの首を絞めてしまっているような、悶々とした状況が続いている。

また、明日は累積警告で都築、相馬、細貝の3選手が出場停止という事態に陥っている。こういうときこそ、他の選手達の奮起に期待を懸けたいところだ。その中でも、GK山岸とDFの連携に注目したい。


現在チームが置かれている状況や戦力を鑑みるならば、ガンバの方が優位かもしれない。けれど、明日はホーム埼スタでの試合。簡単に奴らには負けたくないし、こういう状況ゆえ、今こそ一つにならなきゃいけないのかもしれない。

いろいろ言いたいことはあるにせよ、まずはレッズが勝つこと、勝たせることが大事。選手達が懸命に頑張っているのはよくわかるので、あとは自分達が明日、ピッチで闘う選手達に向けて何ができるのか、もう1度考えた方がいいだろう・・・。

彼等への強い想いこそが、レッズへの最大の愛情となり、そして勝たせるための声になるはずだ。
 
再びファイナルの舞台へ・・・。明日も選手達と共に闘っていきたい。

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2008.10.17

第29節 神戸戦プレビュー

【前回対戦 第10節(2008.5.3)】
JリーグHP)(浦和HP)(神戸HP

2週間ぶりにリーグ戦が再開。明日はホーム埼玉スタジアムに、ヴィッセル神戸をむかえ対戦する。

神戸は現在、9勝10分9敗の勝点37で第9位。前節はホームで京都と対戦。開始早々に大久保がゴールを奪い先制。後半追い上げられ、さらに小林の退場で窮地に追い込まれるも、後半32分、33分と立て続けにゴールを奪い、4-1で圧勝し、久々の連勝を飾った。

一方のレッズは前節はアウェーで千葉と対戦。開始30秒もたたないうちに先制点を許し、大きなハンデを負った。すぐに闘莉王のゴールで同点に追いつくも、後半に深井、ミシェウと決められ万事休す。2-3で敗れ、順位も5位に落とした。

その後は舞台をACLに移し、アウェーでガンバ大阪と対戦。前半細貝が先制ゴールをあげるものの、後半終了間際に遠藤にPKを決められ1-1で引き分けたものの、千葉戦に比べ選手達の動きが良かったように思えた。

明日は左サイドの相馬が怪我で欠場の予定。また、ACLを見据え久々に山岸がゴールマウスを守ることになりそうだ。闘莉王をはじめ怪我人を抱える状況で、今季最大の大きな山場を迎えている。

一方の神戸は、大久保をはじめ攻撃陣の調子が上向いており、気をつけたいところだが、それ以上に順位とは裏腹に失点数が31と決して多くない。それゆえ組織的に守ってくる守備網にどう対応できるかが鍵になると思う。

ここまで選手の個の力でやってきたレッズも、積み重なる疲労と指揮官の一貫しない揺らぐ戦術で迷走気味というかむしろ下降線になりつつあった。ただACLでは選手達は、自らのミーティングでこの厳しい難局を乗り越えようとしている。

おそらく選手達も苦しんでいるのかもしれない。あとは結果だけだ。それゆえ明日は着実にそして地道に勝点3を奪うことが重要だ。

リーグ戦は残り6試合。そしてACLは頂点まであと3試合。共に大詰めを迎えている。選手達も自分達も総力戦の想いで、共に闘い最後まで駆け抜けていきたい。

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2008.10.07

ACL 準決勝第1戦 G大阪戦プレビュー

ACLも準決勝をむかえ、いよいよ佳境に入ってきた。明日はアウェー万博記念競技場にのりこみ、ガンバ大阪と対戦する。

ガンバは、グループリーグは、土壇場で決着を付ける試合が多かったが、4勝2分の負けなしで、ノックアウトステージに進出。準々決勝はシリアのアル・カラマと対戦。第1戦は早い時間に先制を許すものの、鮮やかに逆転勝ちを演じ、2-1で勝利。第2戦も2-0でしっかりと勝利をし、順調に準決勝に駒を進めた。

リーグ戦は、前節はホームで鹿島と対戦。前半にGK藤ヶ谷が負傷で交代を余儀なくされたものの、鹿島の波状攻撃を押さえた。しかし攻撃はチャンスは何度かあったものの決められず、0-0のスコアレスドローに終わった。

再び上位に進出できるチャンスを失ったガンバは、このACLに賭ける想いは強いはずだろう。

一方のレッズは、リーグ戦は前節はアウェーで千葉と対戦。開始30秒も経たないうちに先制点を奪われ、苦しい立ち上がりとなった。前半8分に闘莉王の同点ゴールで追いつくも、疲労困憊の選手達には、なかなか千葉の攻撃の波を抑えることができず。後半に深井、ミシェウに決められた。

ラスト5分で永井→エジミウソンから1点を返すも、万事休す。闘莉王を先発出場させた賭けも敗れてしまい、まだ首位とは勝点3差あるものの、精神的にも肉体的にも大きなダメージを負った。

中2日しかない日程の中、指揮官はどういう布陣で臨むのであろうか。Jリーグ同士の対戦ゆえ、お互いの手の内はわかっているはずだ。またH&Aだから無理に勝ちに行く必要はないが、やはり点を奪うことはアウェーゴールを見据える上で重要になってくる。

しかし闘莉王の状態は尋常ではない。満身創痍以上の状況である。もちろん他の選手達も疲労はピークに達している。

本来の力を発揮できないのならば、試合に使わないのも1つの戦術でもあると思う。もちろん他の選手との能力の差があるかもしれないが、試合に飢えている選手がいることも忘れてはならない。

例え指揮官の戦術、やり方がおかしいと思えど、自分達は応援することしかできない。それゆえ歯痒い思いが募るばかりだが、今はキモチ切り替えて、というより思いっきり吹っ切って前へ進んでほしい。

明日も選手達と共に最後まで闘い、再来週の埼スタへ繋いでいきたい。

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