2007.12.15

FCWC 3位決定戦 エトワール・サヘル戦プレビュー

いよいよFCWCも最終日。明日は横浜国際総合競技場で3位決定戦、アフリカ王者のエトワール・サヘルと対戦する。

エトワール・サヘルは、初戦は北中米カリブ代表のパチューカと対戦し1-0で勝利。準決勝は南米代表のボカ・ジュニアーズと対戦。相手の退場があり何度かチャンスがあったが、結局0-1で敗れ、3位決定戦にまわることになった。

注目は19歳のFWシェルミティ。ゴールは無いもののチュニジアの新星といわれる注目株の選手である。チームとしては特にサイドからの攻撃が中心となるだけにしっかりとケアしていきたいところだ。

一方のレッズは木曜日に欧州代表のACミランと対戦。終始ゲームを支配され、その内容のほとんどが世界との差を感じた。けれど決して埋まらない差ではない。それが埋まるには時間がかかるのかもしれないが、直接対戦したことによって、その差を肌で感じ取れたのはとても大きな収穫だったのではないか。

そしてレッズにとっては、明日は最後の大仕事が残っている。それは世界で3番目になることだ。過去2回の大会で最高は4位。つまり3位決定戦はまだ勝っていないということ。しかし選手達は月曜日のセパハン戦から中2日が続き、疲労が心配される。それに闘莉王が負傷で欠場が確定している。ACミラン戦では途中からでありながら山田が復帰し、いいところを見せてくれた。堀之内も帯同するようで怪我人がようやく戻ってきただけに期待したいところだ。

最初はFCWCはお祭り的な大会と思っていた。けれどFIFA主催の大会ということで、その価値と雰囲気が徐々に伝わってきた。やはり世界との真剣勝負はそうなかなか経験できるものではない。それだけに最後のチャンスをみすみす逃すにはもったいない。狙うべきものは狙ってほしい。

今シーズンはいろんなプレッシャーの中、日本国内に限らずアジアに舞台を広げ選手達と共に闘ってきた。それも明日で最後。泣いても笑っても全て明日で終わる。

そう、明日は今シーズンの『全ての力』、『全ての情熱』そして『全ての誇り』をぶつけて、最後は有終の美を飾り、選手達と共に喜びたい。

ALL COME TOGETHER!

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2007.12.12

FCWC 準決勝 ACミラン戦プレビュー

いよいよ注目の準決勝。明日は横浜国際総合競技場に乗り込み、欧州王者ACミランと対戦する。

ACミランは過去のTOYOTAカップ出場クラブに比べ異例の1週間前に来日。食材も持ち込み時差をきっちり調整し、まさに“勝ちにきた”という印象だ。主力のカカやピルロを中心に攻撃を組み立ててくる。また守備陣も今シーズンは高齢化で不安視されていたが、徐々に安定感を増してきた。

一方のレッズは、月曜日に豊田スタジアムでACL準優勝のセパハンと今季3度目の対戦。相手の調子の悪さも目立ったが、レッズはここ数試合の疲れが吹っ切れた感じで攻守の切替がうまくいき、永井の先制ゴールを皮切りにワシントン、オウンゴールと3-1で勝利し準決勝へ駒を進めた。

おそらくセパハン戦とメンバーは変わらないと思う。けれど、選手達は以前に比べプレッシャーが少ないのか、それがいい方向に向いている。まさにチャレンジャーの気持ちというところか・・・。

力の差から言えばミランのほうが断然有利だ。けれど今のレッズがどこまでやれるのか、そしてどこまで相手を追い込めるか、それを見るのはいいチャンスだと思う。

欧州王者と真剣勝負で試合に臨むことは、再びACLを勝ち抜かないと実現しない。それだけ大陸王者というのは権威があり誇りでもある。明日はそんな厳粛なキモチで、そして浦和のプライドを持ってACミランに真正面でぶつかって共に闘っていきたい。

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2007.12.09

FCWC 準々決勝 セパハン戦プレビュー

【前回対戦 ACL決勝第2戦(2007.11.14)】
AFCHP)(浦和HP

7日に開幕したFIFAクラブワールドカップ2007(FCWC)。いよいよ明日レッズがアジアの代表として豊田スタジムにのりこみ、初戦を勝ちあがったイランのセパハンと対戦する。

セパハンとはACL決勝に続いて今季3度目の対戦。お互いに手の内を知り合いつつの対戦となる。

セパハンは7日にオセアニア代表のワイタケレ・ユナイテッドと対戦。相手との戦力差もあったが、試合開始早々から相手にプレッシャーをかけ2点を先制した。その後もボールを支配し後半1点を許すも、3-1で勝利した。

キーとなるナビドキアは怪我で欠場との事だったが、レッズ戦を睨んでという事なので要注意だろう。またカリミも早々と交代したことから中2日という日程を考えての事だと思う。

一方のレッズは1日にJリーグ最終節で横浜FCと対戦。優勝まであと一歩だったが、根占のゴールで敗れ優勝もなくなった。精神的肉体的にも辛いところだったろうが、日数が空いた分切り替えができたのではないかと思う。

その間、攻撃の要であるポンテが右ひざ前十字靱帯断裂という重傷を負いブラジルに帰国。攻撃陣が手薄なのが気になるし、それに加えここ数試合の得点力不足がさらに不安を冗長させてしまいがちだ。ただ国際試合に限ってならば得点をあげているので、気持ちの変化とモチベーションが鍵となるだろう。


セパハンはレッズにリベンジするために調子を上げてきた。それゆえACL決勝戦の時とはまた違った状況になるのかもしれないが、前回同様苦しい試合になると予想される。周りはレッズがACミランと対戦できると煽っているが、ここで勝たないと何も意味が無いし、世界への挑戦がわずか90分で終わってしまう。体を張って獲得したアジア王者の称号を堅持するためにも、1つでも多く世界と試合をこなすことが大事だ。

リーグ最終戦からもう8日。選手達にはタイトルを逃した悲しみと苦しみはもうないようだ。それだけに自分達もキモチを切り替えて上を向かなければならない。大陸王者しか闘うことが許されないこの大会。それゆえこの大舞台を経験できるのは日本で自分達だけだ。その貴重な経験を選手達と共に味わうためにも、明日からまた共に闘っていきたい。

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2007.11.30

第34節 横浜FC戦プレビュー

【前回対戦 第1節(2007.4.29)】
JリーグHP)(浦和HP)(横浜FCHP)

いよいよ今年のJリーグもフィナーレを迎える。明日はアウェー日産スタジアムにのりこみ、横浜FCと対戦する。

横浜FCは、3勝4分26敗の勝点13で最下位。第29節で神戸に敗れ、5試合残してという速いペースでJ2に降格が決定した。得点はJ1最下位の18。失点は66と広島に次いで2番目に多い記録だ。

ここまで引き分けを3試合挟むものの、リーグ戦20試合勝利がなく、全く光が差し込んでこない。前節はアウェーで名古屋と対戦。カズこと三浦が孤軍奮闘するもスコアレスドローに終わった。

一方のレッズは、水曜日に未消化だった天皇杯4回戦でJ2の愛媛FCと対戦。立ち上がりこそチャンスがあったものの、後半は終始愛媛のペース。速攻から2点を奪われ、初戦にして天皇杯3連覇の夢が消えた。

モチベーションがなかったとはいえないだろうが、何よりも相手のモチベーションが実力差を上回るぐらい高かったことに尽きる。本来なら週末の試合を見据えて・・・という想いだったろうが、はかなくも自らを苦しめる結果となってしまった。

明日は、DF闘莉王が累積警告で出場停止。おそらく阿部を中央において、ネネ、坪井の3バックで対応するものと思われる。そしてキーとなる両サイドだが、復帰予定の平川がどちらのサイドに入るかが注目される。左に入るのなら右は細貝。右ならば左は相馬だろう。そしてFWワシントンやMFポンテも復帰予定でメンバーが揃う。

ACL決勝以降、ここまでPKでの1得点とあまりにも寂しすぎる。明日は点を奪えないということは、タイトルが獲れないということ。最後まで来たのだからもう恐れるものはない。しっかり前を向いて勝負してほしいし、自信をもってプレーしてほしい。


今シーズンも3月から開幕していよいよ明日で最終節を迎える。早かったのかようやくだったのか・・・。昨年に引き続き、タイトルにリーチをかけここまできた。

昨年も第33節に優勝のチャンスがあったが、スコアレスドローで最後まで持ち越した。やはりすんなりとは決めさせてもらえない。特に今年はACLとの2冠もあるし、昨年に引き続きリーグ2連覇という強大なプレッシャーの中での試合が続いた。

特にここまで勝点3に恵まれず、それでも周りは「ACLの疲労があるだろうから・・・」と選手達をかばい続け、自分達を納得し続けてきた。けれど愛媛FCとの敗戦でその想いは打ち消され、ここまで貯めたであろう厳しいブーイングがスタジアムを包んだ。

選手達も自分達も苦しみながらここまで闘ってきた。それもあと1試合、泣いても笑っても90分ですべてが決まる。もうブーイングはいらないし、水曜日で全て吐き出したじゃないか・・・。そして明日は相手のホームではあるが、奴らの本当のホームは三ツ沢だけに全然関係ない。

あとはキモチ高くそしてココロ赤く、選手達と共に闘っていくだけだ。そして最後にはみんなで笑って浦和に帰ろう。

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2007.11.27

天皇杯4回戦 愛媛戦プレビュー

いよいよJクラブ史上初の天皇杯3連覇へ向けた闘いが始まる。その初戦となる明日は、浦和駒場スタジアムでJ2の愛媛FCと対戦する。本来は11月初旬に日程が組まれていたが、レッズがACL決勝進出に伴いこの日程に変更された。

愛媛FCは現在J2では47試合を消化し、11勝9分27敗の勝点42で第10位。天皇杯では3回戦で沖縄かりゆしFCと対戦し、延長の末1-0と苦しみながらも勝利した。

愛媛といえば、レッズから移籍した選手が多数在籍している。特にDF近藤、MF大山はJ2という厳しい環境でレギュラーを勝ち取り、チームに欠かせない戦力として成長している。

一方のレッズは先週末ホームで鹿島と対戦。勝てば優勝という状況であったが、0-1で敗れた。相手が1人退場してから試合運びが難しくなり、逆に失点を許してしまった。

明日は指揮官は数人の選手の入替を示唆しているが、ベースはリーグ戦同様変わらないようだ。選手達の疲労が心配だが、週末へ向けて「仮想横浜FC」という想定で試合を進めることも可能だろう。とかくここまで得点が少ないだけに、格下のクラブ相手にどのように試合を有利に進めていくかがポイントになると思う。

天皇杯の初戦ほど難しい試合はない。けれどここできっちりと力の差を見せて乗り切ることが大切だ。3度目の元日国立へ向けて、キモチ切り替えて選手達と共に闘っていきたい。

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2007.11.23

第33節 鹿島戦プレビュー

【前回対戦 第8節(2007.4.29)】
JリーグHP)(浦和HP)(鹿島HP

明日はいよいよホーム最終戦。埼玉スタジアムに鹿島アントラーズをむかえ対戦する。

鹿島は現在、20勝6分6敗の勝点66で第2位。前節はホームで柏と対戦。累積警告で小笠原が欠場する中、起用された船山がゴールを決め、それが決勝点となりガンバを抜いて2位に浮上した。

開幕当初は、調子が上がらず中位をさまよっていたが、その後一気に波にのり、現在第26節から7連勝中である。その原動力となるFWマルキーニョスや中盤の要となる若手の野沢、そしてベテランの小笠原、本山など選手が揃っており、決して侮ることはできない。

一方のレッズは前節ホームで清水と対戦。ワシントンが出場停止でかつACL決勝直後ということで選手達の疲労が心配だった。前半早々に啓太が負傷退場して、その想いが一層募ったが、選手達は守り抜き何とかスコアレスドローで切り抜けた。

今節はここまで怪我で戦列を離れていた伸二が復帰の予定。スタメンで起用されるかわからないが、そのパフォーマンスは高いだけに、怪我人が多くなってきた中、最高の切り札が戻ってきたと思う。やはり明日は彼と戻ってくるワシントンに期待したい。


レッズは10日ほど前にアジアの頂点に立った。その後“二兎”を追ってきたが、そのチャンスがいよいよ目の前にやってきた。相手は鹿島、そして場所は埼スタ。もうこれ以上のシチュエーションはない。

鹿島とは近年負けていないが、それ以前は何度も何度も辛酸をなめてきた。奴らの目の前で優勝を決めるチャンスが巡ってきた事は、この上ないチャンスではないだろうかと思う。

きっと相手もモチベーション高くやってくると思う。そう、自分達が今まで何度も“鹿島に勝ちたい”と強く願ってきたように、彼らも“レッズに勝ちたい”と気持ち強くして闘いを挑んでくるだろう。そのキモチに自分達は負けちゃダメだ。心のどこかに“余裕”が見えるならばやられてしまうだろう。

できることなら・・・いや絶対に明日決めたい。自分達ですんなり決められるのならば、一気に明日決めたい。今までそれとなくいろんなプレッシャーが選手達を包み込んでいたと思うが、アジアを獲ってそのプレッシャーが少しは軽減されたのではと思う。でもまだ2試合あるとはいえ、そして優位な立場とはいえ早く決めたい思いは強い。

さあ明日は最高の舞台が整った。「全ての力」、「全ての情熱」、「全ての誇り」。その想いを結集してそしてキモチあげて、選手達と共に闘っていくだけだ。

ALL COME TOGETHER!

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2007.11.17

第32節 清水戦プレビュー

【前回対戦 第17節(2007.6.23)】
JリーグHP)(浦和HP)(清水HP

いよいよJリーグも大詰め。明日はホーム埼玉スタジアムに清水エスパルスをむかえ対戦する。

清水は現在18勝5分8敗の勝点59で第4位。前節はホームで降格争いの渦中にいる広島と対戦。先制されるもすぐに追いつき、後半2得点をあげ3-1と突き放した。

現在4連勝中であり、得点11の失点2で攻守にわたって調子が上がっている。その原動力になっているのが、MFフェルナンジーニョである。ここ2試合連続で得点をあげているが、彼の持ち味は素早いドリブルとパスセンスの高さ。司令塔であるMF藤本と共に気をつけなければいけない存在だろう。

一方のレッズは、水曜日にACL決勝第2戦でイランのセパハンを2-0でやぶり、念願のアジアチャンピオンを獲得した。リーグ戦と平行して厳しい日程をこなし、選手も満身創痍だと思う。その前に行われたリーグ戦ではアウェーで川崎と対戦。イランから帰国してわずか中3日での試合。先制を許すもPKで追いつき、何とか勝点1を上積みした。

今節はFWワシントンが出場停止、またDF堀之内が水曜日での負傷で欠場が濃厚だ。ここにきて負傷者が多くなり選手達の疲労の蓄積が心配だ。ACLを獲った直後で、選手達の今後への試合の燃え尽きが心配だったが、彼等のコメントを伺う限りでは、その心配はなさそうだ。あとは自分達サポーターの意識の問題だろう。


リーグ戦は残り3試合。2位ガンバとの勝点差は5、そして3位鹿島との勝点差は6。自分達がしっかり勝点3を積み上げれば問題はない。しかしここまでくるとそれがかえって難しくなる。自分達もプレッシャーがかかるが、それは相手も同じこと。

そういうプレッシャーは今に始まったことではないし、過去その苦しみを生かし、それを乗り越えて今年はアジアを獲った。だからこそ今は目の前の敵をしっかり倒すことが大切だ。

選手達を信じそして自分達を信じること・・・。明日も彼等と共に闘っていきたい。

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2007.11.13

ACL 決勝第2戦 セパハン戦プレビュー

【前回対戦 決勝第1戦(2007.11.7)】
AFCHP)(浦和HP

いよいよレッズの歴史を変える日がやってくる。明日はホーム埼玉スタジアムに、イランのセパハンをむかえ対戦する。

第1戦では、標高1,600mの高地でかつ極度に乾燥した厳しい環境の中、前半ロスタイムにポンテのゴールで先制。しかし後半開始早々にカリミのゴールで追いつかれた。その後、何度かチャンスはあったものの、選手達の体力があっという間に奪われ防戦一方だった。結果は1-1のドローだったが、貴重なアウェーでのゴールを奪い、無事日本に帰国した。

その後、レッズは日曜日にアウェーで川崎と対戦。ほぼ第1戦と同じメンバーで試合に臨み、1-1のドローに終わった。ここにきて怪我人が多くなり、選手達も極限の状態でプレーしているはずだ。それゆえ川崎戦のドローは致し方なし・・・という雰囲気だった。ただ簡単に負けなくなったのは強くなってきた証なのかもしれない。


3月から始まったACLグループリーグでは6試合で2勝4分、勝点10で突破というまさに薄氷を踏むような闘いだった。そして決勝トーナメントは連続で韓国のクラブとの対戦。いずれも安泰なゲームなどなかったアジアでの試合。

1戦1戦がまさに戦争・・・。それは、ヨーロッパクラブとの親善試合などとは程遠い、アジアのサッカーの奥深さにのめりこんだ9ヶ月間だった。

そんな広いアジアを舞台にした闘いは明日で終わる。満身創痍の選手達は、これ以上の力は発揮できないかもしれない。けれど俺達はもっともっとやれるはずだ。俺達のホームで最大限の力でチームを支える時がきた。

テンパってしまうかもしれないし、緊張感がより一層上がるかもしれない。でもそれでもいいじゃないか。愛するクラブを勝たせるために、明日は選手達と共に悔いのない闘いをしていくだけだ。

それが、2006年1月1日にアジアへの扉を開けてくれた”彼”との約束を果たすことになるのだから。

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2007.11.10

第31節 川崎戦プレビュー

【前回対戦 第7節(2007.4.21)】
JリーグHP)(浦和HP)(川崎HP

いよいよリーグ戦再開。明日はアウェー等々力陸上競技場にのりこみ、川崎フロンターレと対戦する。

川崎は現在、12勝10分8敗の勝点46で第5位。先週はナビスコカップ決勝戦でガンバ大阪と対戦。ジュニーニョを中心に得点を奪えるチャンスもあったが、結局敗れてしまい準優勝に終わった。

また今シーズンはレッズと共にACLに参加し、決勝トーナメント進出を決めたが、準々決勝でセパハンに敗れた。リーグ戦でもACLの影響か、なかなか調子が上がらず、特に23節から5試合勝ち星に見放されていた。しかしその後3連勝と波に乗ってきた。特に前節はFC東京を相手に7得点と快勝している。

今節はチームの司令塔である中村、そして佐原が出場停止。そして攻撃の軸となるマギヌンが怪我で戦列を離れた。そんな中、特に調子を上げている鄭大世に注意が必要だろう。体の強さは半端でないだけに、しっかり相手についていき、決定的な仕事をさせないように気をつけたいところだ。

一方のレッズは、今週水曜日にACL決勝戦でイランに遠征し、セパハンと対戦。前半終了間際にポンテの鮮やかなミドルシュートで先制したが、後半開始早々に同点に追いつかれた。結局1-1で終わったものの、貴重なアウェーゴールをもぎ取ってきた。

今節は怪我で離脱していた闘莉王が復帰するかが難しいところ。しかし今週は水曜日にビックゲームが控えているだけに、闘莉王をはじめ他の選手達の起用どころが難しいところだろう。あとはイランから戻ってきてわずか中2日。川崎が苦しんだようにレッズもコンディション面で難しい試合になるだろう。


いよいよレッズにとって大切な1週間が始まる。特に最初の川崎戦は、前回のホームでの対戦で敗れているだけに、その借りは返したいところであり、また今後を見据える上で重要な試金石となるだろう。それだけに何とか勝点3を奪って、大一番に臨みたい。

ただ懸念されるのが、話の先がACLだけに行ってないか・・・という事。選手達より自分達サポーターの心理が心配だ。もちろんACLも大事だが、まずは目の前の試合に全力で臨むことが大切だ。まだ自分達は何も手にしていないし、ここで騒いでも何も得るものが無い・・・。

まずはすぐ先の試合に集中する事・・・。明日も選手達と共に闘い、そして全てのキモチをつぎ込んでいって、勝点3を奪いに行きたい。

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2007.11.06

ACL 決勝第1戦 セパハン戦プレビュー

いよいよACL決勝の第1戦。明日はアウェー、イラン・イスファハンにのりこみセパハンと対戦する。

セパハンはグループステージでは4勝1分1敗の勝点13で1位通過。ノックアウトステージ準々決勝では川崎と対戦。2戦とも0-0のスコアレスドローだったが、PK戦で準決勝へ駒を進めた。準決勝はUAEのアルワハダと対戦。第1戦はホームで3-1と先勝し、アウェーでスコアレスドローという手堅い試合運びで決勝進出を果たした。

やはり守備が強固という印象があるチームである。しかし守備に手数をかける分攻撃はあまり強いイメージはない。けれど油断は禁物だ。カウンター攻撃に注意したいところだ。

一方のレッズは天皇杯の日程がずれた関係で、3日からUAEのドバイでミニキャンプを行い、調整に努めてきた。しかしながら闘莉王や山田の負傷欠場により、今まで以上に苦しい闘いが予想される。

おそらく闘莉王の代わりに堀之内、山田の代わりに永井が起用されることが予想される。特に右サイドの永井が明日のキーポイントとなるのではないかと思う。

普段FWでの起用が多いが、彼の持ち味はドリブルと最近見られるようになった柔らかいクロス。サイド攻撃は勝負を左右する大事な生命線だけに、永井の活躍に期待したい。

レッズにとって初めてとなる中東での試合。それが決勝戦という大舞台での試合となる。アウェーでの試合運びは、ここまで韓国などでいろいろ学びそして実践してきた。けれど東アジアと西アジアでは勝手が違うかもしれない。代表などで経験してきた選手達はまだしも、おそらく今まで以上に辛いアウェーではないかと思う。

しかし、ここまでグループステージやノックアウトステージを見てきて、選手達は心も体もよりいっそう成長したように思える。厳しい条件下での試合、そして劣悪なピッチレベルでの試合、いずれも選手達はしっかりとこなし結果を出してきた。その積み重ねが自らを決勝へ導いてくれたのだと思う。

明日は厳しい試合が予想されるが、なんとしても有利な条件を持って、日本へ戻ってきてほしいところだ。


俺達は気負うことはない。明日は選手達と共に、そしてイランへ向かった仲間達と共に、そして自分と同様、留守番部隊の仲間達と共に、想いをひとつに闘っていきたい。

来週、俺達のホーム埼スタへ繋げるために・・・。

ALL COME TOGETHER!

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