FCWC 3位決定戦 エトワール・サヘル戦プレビュー
いよいよFCWCも最終日。明日は横浜国際総合競技場で3位決定戦、アフリカ王者のエトワール・サヘルと対戦する。
エトワール・サヘルは、初戦は北中米カリブ代表のパチューカと対戦し1-0で勝利。準決勝は南米代表のボカ・ジュニアーズと対戦。相手の退場があり何度かチャンスがあったが、結局0-1で敗れ、3位決定戦にまわることになった。
注目は19歳のFWシェルミティ。ゴールは無いもののチュニジアの新星といわれる注目株の選手である。チームとしては特にサイドからの攻撃が中心となるだけにしっかりとケアしていきたいところだ。
一方のレッズは木曜日に欧州代表のACミランと対戦。終始ゲームを支配され、その内容のほとんどが世界との差を感じた。けれど決して埋まらない差ではない。それが埋まるには時間がかかるのかもしれないが、直接対戦したことによって、その差を肌で感じ取れたのはとても大きな収穫だったのではないか。
そしてレッズにとっては、明日は最後の大仕事が残っている。それは世界で3番目になることだ。過去2回の大会で最高は4位。つまり3位決定戦はまだ勝っていないということ。しかし選手達は月曜日のセパハン戦から中2日が続き、疲労が心配される。それに闘莉王が負傷で欠場が確定している。ACミラン戦では途中からでありながら山田が復帰し、いいところを見せてくれた。堀之内も帯同するようで怪我人がようやく戻ってきただけに期待したいところだ。
最初はFCWCはお祭り的な大会と思っていた。けれどFIFA主催の大会ということで、その価値と雰囲気が徐々に伝わってきた。やはり世界との真剣勝負はそうなかなか経験できるものではない。それだけに最後のチャンスをみすみす逃すにはもったいない。狙うべきものは狙ってほしい。
今シーズンはいろんなプレッシャーの中、日本国内に限らずアジアに舞台を広げ選手達と共に闘ってきた。それも明日で最後。泣いても笑っても全て明日で終わる。
そう、明日は今シーズンの『全ての力』、『全ての情熱』そして『全ての誇り』をぶつけて、最後は有終の美を飾り、選手達と共に喜びたい。
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