2017.12.13

【FCWC 5位決定戦 ウィダード・カサブランカ戦】

オフィシャルより

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 5位決定戦 vsウィダード・カサブランカ 試合結果

12日(火)、ハッザ・ビン・ザイード・スタジアムにて行われました『FIFAクラブワールドカップUAE 2017 5位決定戦 vsウィダード・カサブランカ』の試合結果をお知らせいたします。

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 5位決定戦
2017年12月12日(火) 18:00/現地時間(23:00/日本時間)・ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム
ウィダード・カサブランカ(モロッコ) 2-3(前半1-2) 浦和レッズ
得点者 18分 マウリシオ、21分 イスマイル エルハダッド(ウィダード・カサブランカ)、26分 柏木陽介、60分 マウリシオ、90+4分 レダ ハジュージ(ウィダード・カサブランカ)
入場者数 4,281人
この結果、FIFAクラブワールドカップUAE 2017での浦和レッズの成績は、5位となりました。
試合速報
Jリーグ
FIFA


「意地と誇り」

初戦から選手を入れ替え長澤、マウリシオを起用。動きの鈍いチームのもどかしさをベンチから見てた2人であったが、この試合では共に期待に応え勝利の原動力となった。特に光ったのがマウリシオで2得点の活躍。これまでのモヤモヤを吹き飛ばすような印象だった。

最後こそVAR判定によるPKで1点を失うという後味が悪い終わり方であったが、アフリカ王者に勝利。今シーズン最終戦を勝利で締めくくり2度目のCWCは5位という成績で終えた。

わずか3日前に負った傷は選手や関係者にとっては深い傷であっただろう。やはり甘えなり隙があったのは間違いない。そこからの切り替えこそ難しかっただろうが、選手達は目の前の相手にしっかり対峙していた。

カサブランカもアフリカ王者ゆえ、一筋縄ではない相手。スピードに翻弄される場面も見られたが最後まで踏ん張ったと思う。

これで今シーズンが終了。監督交代という劇薬を経て10年ぶりのアジア王者という栄冠を勝ち取った。CWCこそ難しい結果となってしまったが、その輝きは色褪せる事はない。浦和の意地と誇りを胸に闘った選手達に感謝しながらも、来シーズンはアジアで闘えないというもどかしさを覚えつつ、わずかとなるオフを過ごしてほしい。

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<FIFATV>

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2017.12.12

FCWC 5位決定戦 ウィダード・カサブランカ戦プレビュー

会場:ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム@UAE
キックオフ 23:00(日本時間)

【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:槙野、マウリシオ、阿部、森脇
MF:青木、ラファエルシルバ、長澤、柏木、梅崎
FW:ズラタン

【展望】
初戦が終わってから中2日。場所をアブダビからアルアインに移し、日本時間の今夜にアフリカ王者モロッコのウィダード・カサブランカと5位を懸けて対戦する。

カサブランカは初戦は北中米王者のパチューカと対戦。

終始試合を優位に進めるもののゴールを決めきれない。後半24分に退場者を出したものの、なんとか前後半90分間凌ぎきり延長戦に突入する。しかし延長後半7分、パチューカのグスマンにゴールを決められ万事休す。結局0-1で敗れ5位決定戦に回る事となった。

一方のレッズは、開催国王者UAEのアルジャジーラと対戦。

序盤からボールを支配し、得点のチャンスを探るも、相手の5バックとカウンターを恐れ、なかなかボールを縦へ入れる事ができず時間だけが過ぎ前半をスコアレスで折り返す。後半に入ってもその流れは変わらなかったが、後半7分にパスミスからカウンターを浴び、最後はマブフートに決められ先制を許してしまう。

窮地に陥ったレッズは後半22分から立て続けに高木、森脇、ズラタンを投入するも、先制後さらに守備に人数を増やし応戦する相手を打ち破れず疲労も重なりパスも繋がらず結局0-1で敗戦を喫し、アジア王者のさらなる夢は初戦で消えてしまった。

敗戦についてはいろいろ要因があろうが、終わってしまった事ゆえ悔やんでも何も戻らない。むしろ今シーズンラストゲームとなるカサブランカ戦に切り替える事が大切だ。

中2日、さらにUAE国内での長距離移動とそのハンデは大きいがそれは相手も同じ。むしろ初めての対戦となる大陸王者に打ち勝ってその権威とプライドを少しでも取り戻してほしい。

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2017.12.10

【FCWC Match3 アルジャジーラ戦】

オフィシャルより

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 準々決勝 vsアルジャジーラ 試合結果

9日(土)、ザイード・スポーツシティ・スタジアムにて行われました『FIFAクラブワールドカップUAE 2017 準々決勝 vsアルジャジーラ』の試合結果をお知らせいたします。

FIFAクラブワールドカップUAE 2017 準々決勝
2017年12月9日(土) 20:30/現地時間(25:30/日本時間)・ザイード・スポーツシティ・スタジアム
アルジャジーラ(UAE) 1-0(前半0-0) 浦和レッズ
得点者 52分 アリ マブフート(アルジャジーラ)
入場者数 15,593人
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Jリーグ
FIFA


「拙さ」

攻めあぐねているうちに中盤でボールを奪われ、そこからカウンター。気がつけば失点…と、これまで見慣れたシーンがアブダビの地でフラッシュバックのように繰り返されるとは…。

指揮官曰く、「サイドから攻撃をするという意図を持った」とのコメントであったが、残念ながらこの試合に限っては意に沿った形でチャンスが作られたのはわずか。もちろんCKに持ち込むこともあったが、いかんせんセットプレーからの得点力は全指揮官時代から乏しく、むしろ「自分達のサッカー」という言葉に対し、動きが空回りし相手の守備網を崩せず、パスはPAの外郭を周るばかり。まるでリーグ戦での手詰まり感を彷彿とさせた。

「過信」とまではいかずも、試合序盤の展開からしてどこかに「余裕」が生まれてしまっていたのだろう思ってしまう選手達の動き。相手がキープしている時間が長く、保持率こそ高かったものの、相手の懐に入り連携を駆使して崩すという展開が見られなかったのは、相手のマネジメントを褒める以上に劣勢に立たされた時の自分達の拙さを改めて知った事であろう。

アジア王者がアジアのクラブの敗れるという波乱を演じてしまった訳で、もちろん短期間に2度の中東遠征という長時間移動の負担などエクスキューズはあるにせよ、わずか数週間前にアジアを席巻した闘い方と異なる手法で臨んだのが悔やまれる。

広い目で見ると、これでウノゼロでの3連敗。守備力こそ向上したとは言えど、やはり点を奪わなければ勝つことはできないし、シュートを打たなければ奇跡も起こらないのだ。

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<FIFATV>

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2017.12.09

FCWC Match3 アルジャジーラ戦プレビュー

会場:ザイード・スポーツシティ・スタジアム@UAE
キックオフ 01:15(日本時間)

【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:槙野、マウリシオ、阿部、遠藤
MF:青木、武藤、長澤、柏木、ラファエルシルバ
FW:興梠

【展望】
アジア王者として10年ぶりにクラブワールドカップに挑むことになったレッズ。舞台を再び中東に移し、日本時間の明日未明初戦に開催国王者のアルジャジーラと対戦する。

アルジャジーラは現地時間6日に開幕戦でオセアニア王者のオークランドシティと対戦。前半38分に先制するも、終始相手に押される展開。GKハセイフの好セーブもあり1-0で勝利し勝ち上がった。

一方のレッズは先週土曜日にリーグ戦終戦で埼スタで横浜F・マリノスをむかえて対戦。

前半こそ優位に試合を進めゴール前でチャンスを作るも決めきれず、逆に後半にバイタルを空けてしまった所に前田に決められてしまう。以降は相手の守備力が発揮され、ゴールを奪えず結局0-1で敗戦。ACLの優勝こそあったものの、リーグ戦3連敗で終えた。

チームは5日からUAEへ移動。1ヶ月で2度も中東遠征という厳しい日程であるものの、そのプレシャーたるものACLのときは異なりリラックスして現地入りした様子である。

試合の舞台はアブダビ。なおかつ今回の会場となるスタジアムはアルジャジーラのホーム。アジア王者といえどレッズにとっては、アルヒラル戦に続いての厳しいアウェーでの試合となる。戦力としてはアルヒラルには劣るものの、彼等の独特のプレーセンスは実戦で分かっているだけに決して侮ることはできない。

この試合に勝てばもちろんレアルと試合ができるというのもあるが、あと2試合世界最高峰の舞台で試合ができる。アジア王者のプライド以上に浦和のプライドを胸にまずはしっかり集中して初戦を闘ってほしい。

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2017.12.05

Jリーグアウォーズ

毎年恒例のJリーグアウォーズが横浜アリーナで開催。

レッズはCWC出場のため欠席となりましたが、その中で興梠がベストイレブン、さらにドイツへ移籍した関根が最優秀ゴール賞をそれぞれ受賞しました。

受賞したゴールは7月のホーム広島戦でのATに決めたゴールなんですよね。この試合は打ち合いで2-0でリードしたにもかかわらず逆転されて、85分に追いついてからの場面でしたから、決まった時は何が何だか…っていう感じでしたね~(笑)

『2017 Jリーグアウォーズ』で興梠がベストイレブン、関根が最優秀ゴール賞を受賞(レッズオフィシャル)

<Jリーグ公式チャンネル>

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2017.12.04

プレーオフ決勝とJ3

J1昇格プレーオフ決勝は「名古屋-福岡」のカード。今シーズンは1勝1敗と五分。名古屋は引き分けでもいいという中、双方攻めに重きをおいて試合を展開していましたが、終わてみれば0-0のスコアレスドロー。成績上位のアドバンテージを生かし名古屋が1年でのJ1復帰を決めました。

一方のJ3は「沼津-栃木」が1-1のドロー。「鳥取-秋田」は秋田が3-0と快勝し、その結果秋田が逆転でのJ3リーグ優勝。栃木は優勝こそ逃したものの2位に留まり、J2昇格の要件を満たし、3シーズンぶりの復帰となりました。

【J1昇格プレーオフ決勝】
名古屋-福岡

J3順位表(いずれもJリーグオフィシャル)

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2017.12.03

初戴冠

J1リーグは最終節で順位が入れ替わり川崎Fが逆転優勝。クラブ創設以来の初タイトルがリーグチャンピオンという事になりました。

特に川崎は今年の元日の天皇杯決勝、ルヴァンカップ決勝もいずれも敗れて準優勝。タイトルを目の前にしながら苦汁をなめ続けてきましたが、ようやくの初戴冠となりました。

やはりホーム等々力では圧倒的な力を発揮し、レッズもそうですが他チームにとって大きな脅威でしたね…。

選手、関係者、サポーターの皆様、おめでとうございます。

J1順位表(Jリーグオフィシャル)

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2017.12.02

【第34節 横浜FM戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第34節 vs横浜F・マリノス 試合結果

12月2日(土)、埼玉スタジアムにて行われました『明治安田生命J1リーグ 第34節 vs横浜F・マリノス』の試合結果をお知らせいたします。

明治安田生命J1リーグ 第34節
2017年12月2日(土) 14:04キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 0-1(前半0-0) 横浜F・マリノス
得点者 53分 前田直輝(横浜FM)
入場者数 41,618人

この試合の結果、浦和レッズの明治安田生命J1リーグの最終成績は以下の通りとなります。
14勝7分13敗 勝ち点49 7位
試合速報
Jリーグ


「PRIDE OF URAWA」

前半こそサイドを起点にゴール前を脅かすチャンスは何度もあったが、なかなか決めきれずスコアレスで折り返すと、後半に入った53分にバイタルエリアをノーマークで抜け出した前田に鮮やかにミドルシュートを決められ先制を許してしまう。

この日は興梠に得点を…という意思の下、2列目の選手達が連動して興梠に預けるも相手の守備が一層堅くなり、ボールが動かせない状況。63分以降武藤、長澤、ズラタンと攻撃的な選手を投入するも、ゴールを割れず結局0-1で敗れてしまった。

ACL優勝という華々しい結果を残していても、ふと足元を見つめたらリーグ戦3連敗での終焉。しかもいずれもウノゼロという結果でメンバーを入れ替えたというエクスキューズがあったにしても、攻撃への不安を抱えた状況でCWCへ望むこととなった。

試合後、夕陽が差し込む埼スタ。代表の挨拶に続き、場内一周する選手達に、苦虫を噛みしめながらも彼等をCWCへ送り出すゴール裏から「PRIDE OF URAWA」のコレオが現れた。

今シーズンは監督交代という劇薬を処方し、国内では二兎三兎得るには難しい闘いが続いていた。特にミシャサッカーのウィークポイントを徹底的にマークされ、嵌る時と嵌らない時の差が大きく、また個々のミスも目立つ事もしばしばあり、特に失点数が半端なく増えてしまった。それと同様にリーグ戦での完封数はわずか4試合とあまりにも情けない結果を残してしまった。

しかしACLなど国外での対戦ではそういうミスが少なく、むしろ力と力のガチンコ勝負が嵌った感もあり、ACLのタイトルを奪えたという恩恵もある。

それだけ波の激しいシーズンだったという事で、後任の堀監督も難しい舵取りであったがなんとか乗り越えた。

来シーズンはACLに参戦できない事もあり、より一層国内での闘いが重要視される。もちろんミシャサッカーのベースが残っているゆえ、ウィークポイントもまだまだ散見された。

まずはしっかりと反省点を洗い出し、来シーズンへの礎を築くことへ期待すると同時に、CWCへ向けてはイベント的要素もあろうが、アジア王者として席巻したその力を存分に発揮してほしいと願うばかりである。

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<Jリーグ公式ハイライト>

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2017.12.01

第34節 横浜FM戦プレビュー

ホーム:埼玉スタジアム2○○2
キックオフ 14:00

【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:槙野、マウリシオ、阿部、遠藤
MF:青木、高木、矢島、武藤、ズラタン
FW:興梠

【展望】
いよいよリーグ戦最終節。明日はホーム埼玉スタジアムに横浜F・マリノスをむかえ対戦する。

横浜は、現在16勝8分9敗の第6位。前節はアウェーで仙台と対戦。

開始早々の5分に天野のFKからゴールで先制点を奪うも、19分にCKから失点。さらに28分にFKから決められ逆転を許してしまう。後半に入り一進一退の攻防が続くも、終了間際の88分。CKからの相手のオウンゴールを誘い同点。土壇場で追いつき勝点1を奪ったものの、ACL争いから後退。4位さえも厳しい結果となった。

そしてこの試合、天野、喜田が警告を受け、明日はマルティノスと共に出場停止。厳しい台所事情のまま最終戦を迎える。しかい攻撃の軸となるウーゴオリヴェイラやバブンスキーなど多彩な能力を持つ選手が控えており、油断は禁物だ。さらに敵将モンバエルツ監督が契約満了という事もあり、この先の天皇杯を見据え、1つの区切りとして有終の美を飾りたいところであろう。

一方のレッズは前節はACLの影響で水曜日に開催。川崎を埼スタにむかえ対戦した。

勝たなければいけないというプレッシャーの中、川崎の選手達は動きが硬かったように見えたが、14分に自分達のミスを起点に小林に決められてしまい、逆に優位に進められてしまう。

レッズも疲労を考慮してかスタメンを半分変えて臨み、菊池や遠藤は初めてのポジションに戸惑いも見られたが、試合勘に慣れてくるとチャンスも生まれてきたものの、ズラタンを中心とした前線がなかなか機能せず、パス回しも単調でなかなかフィニッシュに繋げる事ができなかった。

最後は槙野や柏木を投入し打開を図るもゴールが遠く、結局0-1で敗戦。ACL躍進の陰で再び連敗を喫し勝点を積み上げられなかった。

レッズもリーグ戦のあとはクラブワールドカップが控えているが、日程が十分なため怪我人を除いてはベストメンバーで臨めるはずだ。ただその中でも控え選手達にとっては、アピールできる貴重な場だけに、しっかり結果を残したいところであろう。

今シーズンは中東の地が最終戦となるゆえ、明日が選手達を直に観られる最後の機会だ。最高の雰囲気でサポートして勝点3を手土産にUAEへ送り出したい。

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2017.11.29

【第33節 川崎F戦】

オフィシャルより

明治安田生命J1リーグ 第33節 vs川崎フロンターレ 試合結果

29日(水)、埼玉スタジアムにて行われました『明治安田生命J1リーグ 第33節 vs川崎フロンターレ』の試合結果をお知らせいたします。

明治安田生命J1リーグ 第33節
2017年11月29日(水) 19:33キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 0-1(前半0-1) 川崎フロンターレ
得点者 14分 小林悠(川崎)
入場者数 24,605人
試合速報
Jリーグ


「モチベーション」

ACL決勝の激闘から中3日。レッズは先発メンバーを6人入れ替え試合に臨むことになった。

川崎は優勝するためには引き分けさえ許されない状況で、序盤から猛然とプレスをかけ、ボールを奪いに来る。しかしミスが目立ち、レッズもACLで培った守備力で応戦する中で、傍から見ても動きが硬かったように見えた。

しかし、前半14分、軽率と思われてもおかしくないミスから家長の突破を許し、そのまま対角線上に放たれたパスに反応した小林に飛びこまれ失点。それまで試合の入りが良かっただけに、これまで繰り返されてきた安易なミスからもったいない失点を喫してしまった。

攻撃もボール保持率が高かったことからも、バックラインからの縦パスは入るものの、そこからペナルティエリアへ脅かすものは少なく、単にボールを失う事を恐れてか、安全に横へ横へボールを回すも、逆にそれをカットされてカウンターを浴びる場面も見受けられ、攻撃に一貫性がなかった。

この試合に懸けるモチベーションは圧倒的に川崎の方が上だった。しかしそれに対峙する控え選手達の想いに期待するものもあったが、諸手を挙げるには正直程遠く、やはり主力に頼らざろうない感触もあった。

菊池のサイドバックや遠藤のアンカーなど、初めての経験で負担になった部分はあったと思う。しかしそれをこなすことで収穫もある。大事なのはそれを次の機会にいかせるかどうかだろう。

日程のアドバンテージはあるにしても、決して川崎も本調子ではなかった。それだけに安易なミスからの失点と消極的な姿勢は、単に中3日だからと受け流せるものでもない…。最終節はさらに厳しい中2日となる。回復期間は短いがしっかり切り替えて臨んでほしい。

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<Jリーグ公式ハイライト>

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2017.11.28

第33節 川崎F戦プレビュー

ホーム:埼玉スタジアム2○○2
キックオフ 19:30

【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:宇賀神、マウリシオ、那須、森脇
MF:遠藤、高木、矢島、武藤、梅崎
FW:ズラタン

【展望】
ACL決勝戦進出の影響でミッドウィーク開催となる第33節。明日はホーム埼玉スタジアムに川崎フロンターレを迎えて対戦する。

川崎は、現在19勝9分4敗の勝点66で第2位。前節は18日にホームにG大阪をむかえ対戦。相手の粘り強い守備、特にGK東口の好セーブになかなかゴールを割れずに苦慮していたが、82分にCKからの流れでエウシーニョがゴールを決めて先制。この1点を守りきり勝点3を積み上げた。

優勝争いは鹿島と川崎の2チームのみ。すでに首位鹿島は33節を消化し勝点71まで伸ばした。勝点5差で明日を迎える事となる。

一方のレッズは、土曜日はACL決勝の第2戦。アルヒラルを相手になかなかパスが繋がらず難しい試合であったが、終了間際のラファエルシルバのゴールが決勝点となり、10年ぶりのアジア制覇となった。

歓喜の日から中3日で、まだその余韻が残っている状況。横浜FM戦、CWCを見据えどういう選手起用をしてくるか気になる所。もちろん激戦を闘い抜いた後であろうから控え選手達の出場も十分考えらえるが、得点王を狙う興梠の出場も疲労回復次第で可能性もある。

モチベーションの面からいえば、やはり川崎の方が上。彼等は引き分けでも優勝が鹿島に決まってしまうゆえ、勝つことで鹿島にプレッシャーを与えなければならず、おそらく開始から波状のごとく攻めてくると思われる。

レッズとしてはその勢いをしっかり見定め自分達のペースに持ち込めるかが鍵になる。アジアに対して素晴らしい守備を見せたとしても、Jではなかなか通用しないというのは選手達が一番分かっている事。むしろ相手が勝ちにこだわり過ぎて、時間の経過とともに焦りを見せ始めたら勝負所となるだろう。

厳しい日程が続いている今こそ控え選手達のはチャンスになる。CWCや来シーズンを見据えて、起用された選手達はしっかりアピールし結果を残してほしい。

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2017.11.27

プレーオフ準決勝とJ3

J1開催と同じく日曜日に行われたのがJ1昇格プレーオフとJ3リーグ。

プレーオフは「福岡-東京V」と「名古屋-千葉」という対戦。福岡は開催地が熊本とビハインドの状況ながらも山瀬のゴールを守りきり勝利。名古屋は先制を許すも、疑わしき同点ゴールもありましたが、その後シモビッチのハットトリックもあり、終わってみれば4-2の圧勝でした。

決勝戦は12月3日(日)16:00から福岡を迎えての名古屋ホーム戦となりますが、彼等にとっては鬼門と言われる豊田スタジアムでの開催となります。

今シーズンの対戦成績は1勝1敗と五分。どちらが勝っても1年でのJ1復帰となります。

そしてJ3はまさに混戦模様。未だ優勝、昇格クラブが決まっていないという状況の中、唯一条件を満たしている栃木SCがあと1試合を残して首位に立ち、J2昇格へ王手をかけています。

しかし最終節は2位沼津とアウェーでの対戦。さらに3位秋田も勝点1差で、栃木にとって最終節は敗れると秋田の結果如何で昇格圏外に陥るというまさに正念場の90分となります。

【J1昇格プレーオフ準決勝】
福岡1-0東京V
名古屋4-2千葉

J3順位表<第33節終了時>(いずれもJリーグオフィシャル)

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2017.11.26

降格争い

この日行われたJ1リーグ第33節の結果を受けて、17位大宮が降格決定。

2014年に初めて降格した後、翌シーズンはJ2優勝を果たし、1年で復帰したものの、わずか2シーズンで再びJ2に戻ることになりました。

また「清水-新潟」は清水が前半から2点を奪うも、すでに降格が決まっている新潟の強さが発揮。後半に入り一気に逆転し、3-2で勝利しました。

その結果、清水は一気に15位へ転落。大宮と引き分けた16位甲府と最終節で生き残りを懸ける事になりました。

15位 清水 勝点31 得失点差-20 得点33 VS神戸(神戸ユ)
16位 甲府 勝点29 得失点差-17 得点22 VS仙台(中銀スタ)

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2017.11.25

【ACL決勝第2戦 アルヒラル戦】

オフィシャルより

ACL 決勝第2戦 vsアルヒラル 試合結果

25日(土)、埼玉スタジアムにて行われました『AFCチャンピオンズリーグ2017 決勝第2戦 vsアルヒラル』の試合結果をお知らせいたします。

AFCチャンピオンズリーグ2017 決勝第2戦
2017年11月25日(土) 19:15キックオフ・埼玉スタジアム
浦和レッズ 1-0(前半0-0) アルヒラル
得点者 88分 ラファエル シルバ
入場者数 57,727人
この結果、2戦合計2-1となり、AFCチャンピオンズリーグ2017は浦和レッズの10年ぶり2度目の優勝となりました。
試合速報
Jリーグ
AFC


「掴んだ星」

ついに掴んだACLのタイトル。苦しんで耐え忍ぶ時間が長かったが、ラファエルシルバのゴールというワンチャンスをモノにして、1-0で勝利。GSから埼スタ無敗というホームの圧倒的な力を味方にしてアジアのトップに立った。

指揮官は第1戦と同じ選手起用。やられた左サイドではなくその前段階での処置を選手達に求めた。よりアグレッシブに相手ボールに喰らい付き、まさしく肉弾戦の様相。個の能力は相手が数枚も上だったが、局面での対峙にはギリギリまで相手との間合いを見定めゴールを割らせることはなかった。

そして何よりもスタジアムの雰囲気が流れを相手に渡さなかった。あの圧迫感は観ている自分達でさえ驚いてしまうのだから、アルヒラルの選手達はいくらサウジ代表として埼スタを経験していたとは言っても、あんなのとは比較にならない。それだけ赤い力は出来うる限りのサポートを展開した。

初制覇から10年。年々アジアの壁、とかく中韓の壁を打ち破れなかったレッズにとって、ことごとく難敵を打ち破り勝ち進むチームは誇りだった。もちろん国内タイトルから見放されたのは悔しい限りだが、その分最高の結果を得た喜びはとてつもなく大きい。

しかしサクセスストーリーは終わらない。再び中東の地へ赴きクラブワールドカップが待っている。アジア王者としてふさわしい闘いをする前こそ国内もおろそかにはできない。

今はその喜びをじっくりかみしめて、残り試合に気持ちを切り替えてほしい。

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<Jリーグ公式ハイライト>

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2017.11.24

ACL 決勝第2戦 アルヒラル戦プレビュー

ホーム:埼玉スタジアム2○○2
キックオフ 19:15

【浦和予想スタメン】
GK:西川
DF:槙野、マウリシオ、阿部、遠藤
MF:青木、武藤、柏木、長澤、ラファエルシルバ
FW:興梠

【展望】
来たるべき日。明日はホーム埼玉スタジアムにアルヒラルを迎えての決勝第2戦となる。

第1戦では開始早々の7分にラファエルシルバがゴールを奪うも、37分に相手エースのハルビンに決められ同点。その後は相手に押し込まれる時間帯が続くも、なんとか踏ん張りアウェーの地で1-1のドロー。貴重なアウェーゴールを奪い帰国した。

アルヒラルは前半負傷交代したカルロスエドゥワルドが欠場。攻撃の軸を失うも個に長けた選手が多く控えており油断は禁物だ。その一方レッズは、自陣左サイドが穴と見られ執拗に攻め込まれたことを鑑み、マウリシオの復帰とあわせ槙野を本来の左サイドに戻し、守備の立て直しを図る。

相手の脅威もあるが、それは準決勝と同様の形。おそらくギアを抑えつつも、攻撃的に仕掛けてくるものと思われる。その中で長澤と柏木、さらに青木の3人のトライアングルでボールを回せるかどうかが、相手の守備を崩すポイントになってくると思われる。

組織的とは言われながらも、焦るとラフプレーやシミュレーションに走りがちなアルヒラルに対し、執拗な接触プレーは場合によっては命取りになる。相手は点を奪わないと優位に立てないことから、ガツガツと当たってくるだろう。選手間の間合いをしっかり確認し、軽率なプレーやボールロストは避けたいところである。

昨シーズン、同様なシチュエーションでタイトルを奪われてから早1年。大会は違えど再びその舞台が埼スタに戻ってきた。悔し涙と共にチームは苦しみそして仲間を失い、もがきながらもここまで這い上がってきた。

第1戦同様、苦しい時間帯が続くだろう。もうそれは重々承知。しかし埼スタにはそれを凌駕するだけの勢いとクラブを支える自分達が付いている。共に信じて最後の試合を思いっきり楽しんで最高の結果を得たい。

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